今夜は、少し秋めいてきました。
外からしきりと、コオロギや鈴虫、蛙、虫達の鳴き声が聞こえています。
朝には雀や小鳥に起こされ、虫の鳴き声で季節の移り変わりを感じる夜。
一茶や西行法師、あるいは詩人のボキャブラリーと感性が私にあったら、この場面をもっと豊かに表現できるだろうに‥‥。
時々、そうそう!! 巧い表現をするなぁ‥という人に出合うことがあり、共感と羨望とをおぼえる時があります。
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先日、地元で民話を語る会の代表をされている大先輩をお訪ねしたおり、
「 一日中、民話語りをする会があるから、よかったら聞きに来て 」と、プログラムをいただきました。
主催は、〈 佐渡民話の会 〉 会場を毎年変えて、続けてきている民話の会です。
語り部として活躍されている方々が一堂に会し、16もの民話を聞くことが出来る一日。
第19回 全佐渡民話 語りフェスティバル in 赤泊
9月9日 ( 火 ) 開場は 9時30分
午前の部 10時 ~ 12時
?? ?午後の部 1時30分 ~ 3時30分
? 赤泊文化会館 2階 大広間
入場は無料です (^O^)
民話を楽しんでもらい、民話の島として郷土愛を育み、民話の普及に努めることをねらいとしているそうです。
新潟の魅力を紹介する、TV番組〈 大好き!? にいがた!? 〉でも、?9月12日 午後 7時
?民話を語るところが紹介される予定とか。
ゆったりとした語り口で、聞く人を静かに惹きつけてゆく不思議な魅力の民話。
「むか~し、むかし。 ある深~い山奥に‥爺さんと婆さんが‥…。」
佐渡に棲む、ムジナ・龍・大蛇・お坊さん・お地蔵さんなど登場する主人公は多数。
語り部の声によっても、お話の印象がちがってくるようです。
民話の世界にイメージを広げ、素朴なお語を楽しむ一日に。
どうぞ、赤泊へお出かけください。
8/22 ( 金 ) 旧西三川小学校:学校蔵にて
とても大きなタイトルの勉強会に参加しました。
「学校蔵の1day特別授業」「藻谷浩介さんと考える佐渡の未来、日本の未来」
と、題したトークセッション。
藻谷浩介さんは、ベストセラーとなった「里山資本主義」の著者。
この「里山資本主義」で、2014年 新書大賞を受賞されています。
お金の循環がすべてを決するという前提で構築された「マネー資本主義」の経済システムと、お金に依存しないサブシステムも再構築しておこうという考え方。
何かの問題でお金の循環が滞っても、水と食料と燃料が手に入る、お金をかけないでも暮らせる安心安全のネットワークを予め用意しておくこと。そして、リスクを分けた生活の二刀流を実践していこうという思い…..。そう理解しました。
佐渡に住む私達には、とてもわかりやすい考え方です。
一時限目・・・
藻谷浩介さんはじめ、地域の振興や活性化を実践されている三人の方々がトークセッション。
日直さんの「 起立~ッ!!? ?礼? ?着席? 」の号令で、生徒達はパキッと立ち上がり、礼(^v^)
日本で一番夕陽がきれいな小学校と謳われた、旧・西三川小学校が、学校蔵として生き返えり、大勢の生徒が1day? 特別授業に集まりました。
二時限目・・・ 会場をファミリーオ佐渡相川に移して
尾畑酒造の尾畑るみ子さんと藻谷浩介さんのお話を肴に、お酒の試飲会。
?今、沈もうとする夕日とともに、とても優雅に、格調高いお酒をいただくことに。
三時限目・・・ 試飲会の流れで懇親会。
さすが蔵元主催の懇親会。 新酒がふんだんに振舞われて、和やかな会となりました。
次々とテーブルに運ばれてくるお料理は、地元食材にこだわったメニューの “ 佐渡飯 ?”
人口減少や過疎化が進む佐渡は、日本の未来と重なります。
どのようにしたら幸せな暮らし方ができるのか、かなり具体的に語り合った数時間。
初めてお会いした方々と、「 学校蔵の1day 特別授業 」。とても楽しくて勉強になりました。
豊かな里山の島、佐渡を元気にしましょう。
今日お会いしたみなさんから、いいろいろな考え方のエキスを,お腹いっぱいいただきました。ありがとうございました。
佐渡市泉地区、正法寺(しょうぼうじ)で開催された、蝋燭の明かりの下で舞われる「ろうそく能」を鑑賞して来ました。
参道の両側が、竹の波、波、波。 一面の海原。
夕方には、足元に蝋燭の明かりが灯され、いっそう幻想的な空間に。
表千家流 友の会による、世阿弥を懐かしむ、呈茶席「配所の月」のサービスがありました。
「 げにや罪なくて配所の月を見る事は故人の望みなるものを身にも心のあるやらん 」 「 金島書 」 … 配所 … より
本堂では、まず、壇徒の方々によりリン( 鈴 )を鳴らしながらの梅花講が唱えられました。
続いて、正法寺( 曹洞宗 )のお坊さんたちによって、能舞台となる本堂を清めるためのお経が唱えられました(浄道場)
その後、能楽研究家の増田正造さん、正法寺住職 谷地田老師により、佐渡に配流された世阿弥についての考察や、瀬戸内寂聴の小説「秘花」に書かれている世阿弥についてのエピソードなどについて対談講演が行われました。
… いよいよ、ろうそく能の始まり。
暗い舞台に次々とろうそくが灯されていき、厳粛な雰囲気に。
約200人の観客は固唾を飲んで・・。( 公演中は撮影できません )
ワキの漁師の白龍が登場、松の枝に美しい衣(天女の羽衣)を見つける。ついで、シテの天の乙女が、「それは天の羽衣と言って、人間に与えるものではないので返してほしい」と頼む・・・・。
白龍は天人の舞を見せてくれるならば、衣を返そうと約束。こうして、天人の舞楽が舞われる・・・、という筋書き。
「羽衣」は、素人でもわかり易く、よく演じられ馴染みのある演目。
シテの観世流 松木千俊さんは、国の重要無形文化財(人間国宝)に指定されている方。
さすが、さすが。 佐渡に来て、能を観る機会が幾度もありましたが、初めての驚きかな? とても楽しい演出と、素晴らしい能舞台でした。
終演後は、正法寺の寺宝で世阿弥が使用したと伝えられる、県内最古の面である
「 雨乞いの面:神事面べしみ 」を見せていただきました。
神事面べしみの解説。
迎え入れの演出はとても華やかでわくわく感いっぱいでしたが、終演後の境内はとても暗くなっていて、駐車場までの僅かな距離が不安でした。
運営の方にお願いできるなら、足元を照らす配慮をいただけると嬉しいのに…と感じました。
佐渡の田舎で能楽ライブ (^_^)v 薪能やろうそく能と、いろいろな趣向で楽しめます。
5月4日以来、すっかりご無沙汰いたしました。
どうしたの? というお声も伺ってはいたのでしたが・・・。
実は、じつは、我が柿餅本舗、開店以来の出来ごと・・・かの有名な東急百貨店・吉祥寺支店の催事に参加したのでありました。
慣れないことと、1週間の催事用の品物作りのために、いやあ、忙しい、ほんとに忙しいのなんのって・・・。
「 佐渡の潮風 楽しそう? あの海越えて? 東京へ 」
柿餅本舗のシールの絵を描いてくださっている方が、応援にと、さらさらと筆を持ってくださいました。商品よりも、この絵を褒めていただいたほどです。
吉祥寺のお客様には、柿もちは初のお目見得。「これってなあに?」って聞かれるみなさんに、ご説明しながら試食をしていただくと、「あらっ、自然の味わい、美味しいね」と大好評でした。
佐渡のおけさ柿干し柿は、ほとんど知られていませんでしたが、試食いただくと、「こんなにおいしい干し柿は初めて・・・。」と言う声をたくさんいただき、早々に予定数完売となりました。
柿餅本舗特製の「福くる巻き」は1本1000円と、少々お高いのでありますが、次から次へとお声がかかり、佐渡での生産が追いつかない状態でありました。
それだけでなく、5月から、ときの森公園の販売所にも柿餅を置いていただくことになりまして・・・・。
まずは、ご報告まで。
また、頑張りますので、宜しくお願い致します。
佐渡の春にお雛さまが公開され、めぐって歩くお祭りが定着してきています。
両津・小木・相川などの地区で、家に伝えられてきた由緒あるお雛さまたちを拝見できます。
丁寧な地図つきの案内を見ながら、思い思いの家を訪ねてみました。 ( 3/23 )
その前に、まずは楽しみなランチを。
クラムチャウダー入りのパン。たっぷりのサラダ付き
昼食は相川やまきホテルで。おかみが焼いてくれた柿もち粉入りパンをいただきました。
わが柿餅本舗の柿もちの粉を使っていただいています。
ほんのりやさしい柿の甘さが、後口にやんわりと伝わってきます。 絶品です (^_^)v
さりげなく、お店の一角に置かれていました。
昔むかし、金山と北前船で栄えた時代の雅なお雛さまたちが、わたしたちの目を楽しませてくれます。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。