ようやく、冬らしい寒さが到来。
明け方には、霰( あられ ) 混じりの雨音が聞こえていました。


寒さは苦手ではありますが
季節らしい温度にならないと、困ることが次々と起こっています。


佐渡の初冬の風物詩、寒ブリ漁が振るいません。

冬の代表的な味覚、鰤(ブリ)を味わい
沖合で獲れたばかりのブリを、市価よりも安く求められるのが

年末恒例の《鷲崎 寒ブリ大漁祭り》

‥なのですが、
今回は、ヒラマサや他県産のブリで対応。

海温に大きな変化がみられ、海流が蛇行しているのだとか。

ともあれ
ブリ祭りは、賑やかに開催されたそうです。

☆。。。。。。☆。。。。。。☆

年末近くになると
準備したり、頂いたりするのがカレンダー
今年のカレンダーの表紙
制作・発行 は、佐渡生きもの語り研究所
写真 環境省佐渡自然保護官事務所

「佐渡 Kids 生きもの調査隊」という佐渡市の事業で
佐渡生きもの語り研究所が企画・運営を担い

島内の小学校3~6年生を対象に
自然栽培 ( 無農薬・無肥料 ) の
お米づくりや生きもの調査と

田んぼの生きものや、人との繋がりについて
一年を通じて活動し

子ども達は、田んぼに入り
田んぼで暮らす生きものを調べたり
田植えをしたり、稲刈りを体験しています。


カレンダーには
水をたたえた稲田の風景 
雲や光の自然の色と暮らしや

佐渡の田んぼ風景を変えてきた
『朱鷺と暮らす里山』が、多く収められています。

表紙に写っている、稲穂に登った蟻さんの大冒険のかわいい姿から
新年初めての話題にしようと、楽しみにしていたのですが‥


のんびり気分で、今からゆっくり
元旦のお酒を楽しもうと座った・・
夕方 4 時過ぎ頃 でした。

恐怖を覚えるほどの、大地震が発生。

後に名付けられたのが《 能登半島地震 》

海抜5mの地域に住む私達は
津波にそなえて
高台にある市の施設に、緊急避難。

近隣のみなさんも
とても素速く避難行動をされていました。

福島県の東日本大震災での、津波の威力を知り
海岸沿いに住むことのリスクを感じながら
暮らしているが故の行動でした。

能登のみなさんは
続いて繰り返される、大きな余震に
どれほどに、不安な思いをされたでしょう‥

寒かったでしょう 暗かったでしょう‥
道が寸断し 断水 生活の基本が失われた状態に。

輪島地区に暮らす、友人家族の安否を知れたのは
ご自身が発信した、フェースブックからでした。

ようやく安堵。


避難所暮らしが続くなかで
何が足りないのか‥
何処へお送りすればいいのか‥

仕事の場を失い
地域の連携が絶たれ‥
たくさんのものを失われた

厳しすぎる日常を過ごされた一年でした。

これは 2025年 佐渡田んぼのカレンダー

田植えを終えたばかりの平野に
朝日の温かな光の色が照って
静かな一日の幕開けの風景が、新年の表紙を飾っています

 1月 睦月
1日  元旦
5日  小寒 芹之栄 せりすなわちさかう
10日 水泉動 みずあたたかをふくむ
11日 鏡開き かがみひらき
13日 成人の日 
15日 小正月 雉始鳴 きじはじめてなく
21日 大寒 款冬華 ふきのはなさく
25日 水沢腹堅 さわみずこおりつめる
30日 鶏始乳 にわとりはじめてやにつく

 2月 如月
2日 節分
3日 立春 東風解凍 はるかぜこおりをとく
13日 魚上水 うおこおりをいずる 
18日 雨水 
28日 草木萌動 そうもくめばえいずる  
 ・
 ・   
一枚一枚をめくっていくと
自然界の動きや、動物たち営みが古語で表されて
楽しい歳時記になっているカレンダーです。


来年こそは
《佐渡の田んぼのカレンダー》の風景のように

おだやかな年でありますようにと願っています。



☆。。。。。。☆。。。。。。☆


清水寺の前 黄金色の絨毯
大銀杏の落ち葉が屋根にも、あぜ道にも
雀の鈴なり
元気なさえずりが、賑やかにぎやか。
白鳥が田んぼに集合
田んぼの落ち穂をついばんでいるのだそう
先輩の家の裏山の紅葉が、青空に映えて
さわやかな、明るい散歩道。
紅葉の大きなドームを、通り抜けてきました。

☆。。。。。。☆。。。。。。☆

羽茂の苺ハウスにて《越後姫》
クリスマスの頃には、赤い苺がケーキを飾ります
羽茂産 洋梨 ル レクチエ
なめらかなで、上品な甘みが魅力です
羽茂の親戚の蜜柑を、コンテナ一杯もらったので
ジュースを絞り、ゼラチンでゼリーに。

お茶の時間の、さっぱりとした酸味と甘さ。
作り置きし、手軽なおやつとしていただいています。
昨夜は大嵐でした。

夜半から、風の音の中に
「ヒュ~Uu~」「ゴぉ~ぅ」が混じって聞こえました。

船は大波とうねりで、たいへんな揺れだったそうです。

佐渡にいよいよ、冬が到来したなと感じる話題。

地場の売り場には、青いレモンが並んでいて目を引きます。

このグリーンが美しいレモンを活かして
何か作れないかなと、考えて‥みました。
香りの爽やかな皮をすり、果汁を加えて
レモンの塩に。
レモン果汁 皮 佐渡の塩

レモンの美しい緑色が残るといいな 、と思ったのですが‥
熱を加えると
いつものレモン色になってしまいました。

塩の味は (^O^)
酸味と香りがさわやかな、素敵なレモン塩が完成。

天ぷらのつけ塩 白身魚の寿司 焼き魚 肉に
美味しい塩を活かしての、料理を楽しめそうです。

☆。。。。。。☆。。。。。。☆

次に 柚子塩を 
柚子の色も、香りもしっかりした柚子塩です。

天ぷらに添える塩としては
抹茶塩や藻塩が、よく使われていますが

佐渡のくだものを使って
彩りと香りがアクセントになる
美味しい塩を作れないだろうか?

いろいろな塩を作ってみよう‥と、
試してみました。

レモン塩を作っている時も、柚子塩を作っている時にも
台所の中は、大好きな香りがいっぱいに広がりました。

作ることは楽し。


今までも、柚子を蜂蜜に漬けたり
ポン酢を作って柚子を楽しんできましたが
柚子塩も、魅力があります。

料理に合わせて《おいしい塩》が
オリジナルな調味料として、活かせるといいなと思います。


畑のブルーベリーの 紅葉 は
長く畑の隅で、明るい色を保っています。


雨の数日が、続いています。

こんな日は、ゆっくり休みの日となり
のんびり過ごします。
以前に 山の蕎麦畑 | 佐渡の柿餅本舗 で訪ねた
畑の新蕎麦をいただきました。

蕎麦粉を、石臼でゆっくり挽いた
なめらかな生地で、香り豊かな蕎麦は
初冬の楽しみの味わい。

毎年、先輩が打ちたてをご馳走してくれて

私達は、薬味を準備して
ありがたく、うれしく
アッと言う間に、すすってしまうのです。

畑に咲いていた、蕎麦の花を見ていますので
蕎麦の粉にする迄の手数のことも
感謝しながら、いただきます。

我が家の小さな大根は、辛味たっぷりなので
福井県流に、薬味としていただきました。

福井では、辛味大根にかつお節を添えて
かけ蕎麦スタイルで食べる《おろし蕎麦》が主流です。
ポテトサラダ の人参は、畑から取ってきたもので
人参嫌いの人には苦手な、人参臭い人参です。
友人から頂いたのは、丸ぁるい椎茸とブロッコリー。

椎茸は
「茶碗蒸しに入れると、丁度いいサイズだよ」とニコニコでした。
ツルリ食感になりそうです。
季節は “小雪” へ移り
金北山に、薄く初雪が見えています。

冬の準備として
車のタイヤを、冬仕様に替えました。


くだもの直売所に、緑色の林檎グラニースミスが並んでいます。

酸味がしっかりし、歯ごたえのある🍏で
生で食べるよりも、加工向きの林檎です。
今年の林檎は、大玉の傾向。
紅玉 秋映 に続けて、ジャムにします。

いずれ、アップルパイを焼きたいので
冷凍保存しておきます(^^)v
ここ数年、佐渡で栽培され
よく見かけるようになった
グリーンレモンの香りをプラスして
あっさり味のジャムにしました。

使い分けると楽しい 柑橘トリオ

チャイナリトルレモンは、
焼き魚に添えたり、サラダの彩りと香りづけにぴったりの量。


柿餅本舗では、季節の味を楽しんでいただけるように

柚子の、さわやかな香りの
“ゆず餅” を作っております。
11 月半ば頃からは
柚子の皮を刻み、たっぷりの果汁が入った
香りのお餅をお楽しみいただけます。
柚子ジャム  シフォンケーキ  柚子味噌に

ポン酢 ゆず塩 乾燥して保存 \(^^)/
美味しく楽しい季節の仕事です。

カボス グリーンレモン ゆら早生みかん
我が家の完熟カボスは、果汁たっぷりで
晩酌のお供に、出番多し(^O^)

☆。。。。。。☆。。。。。。☆

地場野菜コーナーに、大根が並んでいます。

やわらかい大根が、おいしい季節になりました。

先ず、
ピリ辛イカ大根 大根漬け から。
今年はイカの漁獲が少なく、値段も高くて
食卓に、出番が少なかった夏。
ですが、
美味しい大根もイカも食べたい‥

やっぱり、イカ大根から。

次には
大根の酢漬けも、初冬の味。

簡単で、直ぐに漬かる酢漬けは
漬け物上手なお母さん達が、工夫を凝らし楽しんで作る「漬物」

その後に、ゆっくり天日に干した大根で
“たくわん” 漬けに、とりかかります。


今年の 6 月から、漬け物の販売には
保健所の営業許可が必要となりました。

自分で作って、自分で楽しむなら OK ですが

法の改正によって、
「おばあちゃんの漬け物」の行き交うことが減ることになったようです。

素朴な
塩漬け 味噌漬け 酒粕漬け 塩麹漬け 糠漬け
塩漬けした後の、自然発酵した漬け物の扱いはどうなるのでしょう?

今までのように気楽に、差し上げることも
食中毒の防止のため‥と言われると‥お互いが遠慮することに。


近い将来には、本来の野菜とは異なる
食品添加物入りの、不自然な味 、不自然な食感 の
「漬物」ばかりに‥なるのかなあ。

昔からの食文化を、大切に味わいたい。

たかが、大根漬けからですが
そんなことを思う今日でした。

黒いダイヤモンドとも呼ばれている、黒イチジク

ねっとりとした、食感で
ケーキやサラダの彩りとして、魅力を発揮しています。

夜中の強い風に、枯葉がカラカラと
妙に耳に障る音をたてて、転がっていました。

おけさ柿の吊るし干しは、初冬の風景
佐渡一周線の海沿いで、日なたに干し柿のすだれが
あちらこちらの家の軒先に(^O^)
柿の名前は、わからないですが渋柿とか
甘いものが豊富な時代となり
干し柿にすることもなくなりました。
松葉の紅葉は 黄金色

樹の下は、黄金色のジュータンに
これも初冬の風景です。
たわわの実 白い南天 
早生品種の “ゆら早生” で、蜜柑の皮でママレードを。
冬の楽しみです

季節の味は少しホロ苦。
長谷寺へ 明日は雨の予報ですので
最後の紅葉を見に出かけました。
山道で、ヤマナシの高い大きな木を見つけました。
実は小さくてピンポン玉ほど。

小鳥たちの、冬のご馳走になるのかな。
大きな甘柿 「五百目柿」と言う種だそうです。

よく似た、百目柿は渋柿ですが、
この甘柿は大きいサイズで、400gを越えています。

甘さは、おだやかでほのかでした。
そろそろ里芋の季節 赤目芋

里芋には色々ありますが、ヌメリが少なめで
ホクホク美味しい品種。

地元のお母さんお薦めの里芋です。
煮物やお味噌汁で、いただきます。
福井の兄から、セイコ蟹が届きました。

佐渡からは、コシヒカリの新米をお届けして、
お互いに「元気に過ごしているよ」のエール交換。

初冬の風景を、並べてみました。

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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