暖かくなったり、冷えをくり返しながら、
春が、佐渡に渡ってきました。
春の味、海藻をいただきました。
ツルツルぬめりと、シャキシャキ感。
ピリ辛の酢味噌味にしようと思います。
湯通しし、小分けして冷凍保存します。
お味噌を溶いた後に入れれば、即席ながら本格ワカメ汁に。
歯ごたえも緑の色も、生の美味しさそのまま。
とても、重宝しています。
イカやタコと、酢の物にすればコリコリ食感。
佃煮にすれば、干し椎茸やしめじ、生姜と相性よし。
友達の漁師さんが、一番おいしい今と言う時に、届けて下さった若布。
魅力は、磯の豊かな香り。
素朴なご飯のお供に、春の旬を味わう幸せです。
いつもの、土手にも春が。
ツン、ツ~ン。さわやか~。
柿畑の片隅に、葉っぱのギザギザが生えてきました。
定番は天ぷら、ふき味噌・蕗の酢味噌などで。
ほろ苦と香りを楽しみます。
どれも、
お店で買うことなく、畑の縁や土手で摘める野生の菜っ葉。
庭の片隅に。
田んぼの畦に。
彼岸を過ぎたので、玄関から鉢を外に出しました。
花束にはならない、そこらへんの小さな花たち。
作り始めて、7回目の仕込みをする日。
大豆と小麦、醤油麹を合わせた出麹に
仕込みを、完成しました。
これから、
3日毎に天地返しをして一ヶ月。
一週間毎に、一ヶ月。
毎月、一年間
注意深く、手入れと観察をしながら管理していく予定です。
先週、搾った醤油のオリが沈み落ち着いてきました。
今日は、瓶詰め作業をします。
火入れ前の、搾りたての醤油です。
甘み成分や添加物が無い、昔ながらの醤油は、
我が家の楚々とした食卓にある、手作りの贅沢な一品です。
産膜酵母が発生しないように、冷蔵庫で大切に保存しています。
今日は、令和 4 年の醤油しぼり。
晴天で無風に恵まれ、
早朝 8 : 30 分より、作業を開始しました。
一年前に大豆・小麦・塩・水で仕込みました。
以降、定期的に大豆を潰さないように、
天地返しを重ねてきた、醤油の醪(もろみ)です。
おだやかに発酵し、豊かに醤油の香りを醸しています。
前日には、羽黒神社の山門の清水を汲み準備。
先ず、鍋にお湯を沸かすことから始めます。
最終の天地返しを、ゆっくり丁寧にしました。
箱根清水を沸かし、加えます。
佐渡で醤油造りを広げてくれたのは、絞り師の斎藤さん。
今年は 12 のグループが、醤油造り活動をしているそうです。
我が家は、6回目の醤油造りです。
お醤油の香りが豊かにただよってきます。
火入れの温度は、88 ℃に。
アクをすくい、完成です(^O^)
醤油の温度が冷めるのを待ち、持ち帰りました。
さっそく、生の絞りたて醤油を味わってみると、
塩味の奥から、小麦と大豆の甘さを感じます。
おいしい(^^)v
搾りの全ての工程を、担ってくれている斎藤さん。
醤油造りの仕込み~絞りまでを、佐渡で完結できるようになりました。
澱が沈むのを、一週間ほど待ち
瓶詰め作業を予定しています。
20年3月の醤油しぼりの様子
醤油仕込み~搾り | 佐渡の柿餅本舗 (sado-biyori.com)
作業の間中、餌を探してクルクルと側で遊び、
人懐っこいニワトリ達との、のどかな一日でした。
コロナ禍の為、自粛が続いていた鮎出汁蕎麦の会。
二年ぶりに、公民館に集まりました。
朝、9 時に集合。
思い思いに、食材を持ち寄ります。
食感と香りが楽しい、早春の沢水から摘んだセリ。
春を、見つけた(^^)v
ホロ苦を味わう蕗の薹。
昨年の夏に、清流で釣り上げた鮎を、
冷凍し保存しておいたもの。
やっと、出番の時を迎えられました。
玄関前の炭火で焼いた、鮎。
男達は、大きなすり鉢で、
自然薯を根気よく擦ります。
手前には、焼き鮎出汁の鍋がスタンバイ。
自宅の野菜を持ち寄り、かき揚げに。
出来上がった料理を、テーブルに並べていきます。
会員が初めて作ったという、メープルシロップを味わうため
ワッフルも焼くことにしました。
味見をさせてもらうと、
香りも甘みも上品な
《佐渡産メープルシロップ》(^O^)
久しぶりの“鮎の会”メンバーと、「変わりなかったかや~」。
各々が料理の支度をしながら、おしゃべり。
私たちの出番は、今日はここまで。
会食には参加を遠慮して、
鮎の天ぷらとお蕎麦を、お土産にいただいて早めに帰宅しました。
久ぶりの鮎の会ですので、もっとゆっくりできたら‥いいのですが。
たいそう心残りではありましたが、
みなさんにお会いできただけで、十分に幸せな会になりました(^O^)
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。