1. 佐渡の田舎暮らし日記
先日、先輩をお訪ねしました。


私達が作る《古代餅》の原料となる
「黒米」を、使わせていただきたいので
「予約をさせて下さい」と、お願いに伺いました。

快く了解をいただけたので、ひと安心。
来年も《古代餅》が搗けます。

「よかったら、ウチの蕎麦畑を見て行って。花の盛りの頃だよ」

道順をお聞きした通りに、山道を上って行くと
蕎麦畑にたどり着きました。
白い小さな花 花 花
この花がすべて蕎麦の実になるのか~
うれしい予感 (^^)/
大空の下
見えている景色の、数倍もの広さの明るい蕎麦畑は
気持ちが軽ろやかに、晴れやかになる風景です。


☆。。。。。。☆。。。。。。☆


帰りの山道で見つけた 小さな秋
ガマズミの赤
いち面ワラビの原  やさしいピンクの花

よく見かける草ですが、雑草と決めつけていて
名前を知ろうともしなかった‥花でした。

検索してみたら <イヌタデ> らしい。

山からのお土産は
ガマズミ ススキ イヌタデ 赤紫蘇の穂 栃の実


稲の苗起こしハウスの中で育てた、シャインマスカットは
贅沢で爽やかな青葡萄。

お味見に計ってみると、糖度17 。 
もう少し甘さがのるのを待つそうです。


別の日には
ぴかぴかに光るしば栗と、完熟のシャインマスカットをいただきました。
        
ひと粒ずつを、丁寧に選んで下さったものばかり。

いただいた、季節の美味しいものは
誰かと「半分こしましょう」と、友人と分けあっていただきました。


先輩の自慢の作、出汁巻き卵

飲みの集まりの時には、女性たちの為にと
優しい味の卵焼きをを、いつも差し入れてくださいます。

実は男たちも大好きな卵焼き(^O^)

ゆっくりと時間をかけてしか、きれいに焼けないことを知っているが故に
みんなから、歓声があがる出汁巻きの卵です。

お気持ちを、いつも嬉しくご馳走になっています。

今日は、さわやかな秋晴れ。

家族の人手が揃う、3連休の( 21/22/23 )に
稲刈りを進めたいと

農家さん達は、予定を立てていたのですが‥
警報が出されるほどの、大雨になってしまいました。

雨にはかないません。

段取りが~ すっかり狂ってしまいました。

稲が倒伏してしまったり
田んぼがぬかるんで、稲刈り作業に
余分な労力がかかりそうで心配です。

無事に稲刈りが進み、美味しいお米が収穫できますようにと
願っています。


☆。。。。。。☆。。。。。。☆


秋の陽だまりに、ひらひら ~
飛び回る蝶の姿が目を引きました。
紫苑(シオン)の花
ツマグロヒョウモン かな?
風にゆれて、ゆらゆら。
蝶々もミツバチと一緒に、花のゆりかごで仲よく揺れていました。

☆。。。。。。☆。。。。。。☆


桃は終盤になってきました。
大粒で美しいこの “ 黄貴妃 ” は、追熟することで香りが増すそうです。


去年はこの桃で、コンポートを初めて作ってみました。

しっかりとした硬めの食感が、残ります。

とても、好評でしたので
秋が来るのが待ち遠しく思っていました。
黄色い果肉 食感は硬め
甘さ控えめに煮て、小分けして保存。
くだものの持つ自然な甘さや香りが、魅力です。

フルーツの素朴なデザートがあるだけで
食事が豊かに感じられます。

美味しい秋の果物が、次々と登場しています。

秋の収穫を感謝して、
9月15日には多くの地域で
秋祭りが行われています。

八幡地区でも早朝から
太鼓の音が聞こえてきています。

大雨の警報が出されているなか
雨に濡れながら、鬼さんたちはさぞや寒かろうと心配です。


太鼓の音が近づいたり、遠ざかったり
家々を門付けしながら、移動しているようです。

雨に備えて
トラックの荷台には、屋根を付けて対応。
車の流れを止めないように、丁寧に誘導中
赤鬼 青鬼 マメ
青年会の若手が、我が家の玄関に来てくれました。
八幡地区は、豆まき型と呼ばれる鬼太鼓。

人にとりついた邪気を食べ、
無病息災を叶えてくれると言われているので
獅子に頭を噛んで貰いました。

家内安全のお札もいただきました。

いよいよ、秋の収穫作業が本格的になります。

厳しかった労働の実りと、神への感謝を祝う秋祭り。


最後に、爆竹を鳴らして終了するのは八幡地区だけだそうです。


蕎麦の白い花が咲き揃っています。
赤みを帯びた茎の色との、取り合わせが美しい。
空気が秋へと移ってきたようです
あちこちで
家族総出の稲刈り作業中
畦道には、籾を運ぶトラックがスタンバイ
稲刈りの終わったばかりの田んぼは
おだやかで、静かな気配がしています。
友人を訪ねたおり、大きな栗の木には
栗のイガイガが、たっぷりたわわ。

実がハゼて、落ちてくるのは数日後かな
栗拾いが、楽しみ(^O^)

数日前に
雨の予報が出たので、大根を播きました。

昔からある、苗や種を扱うお店で求めた時
大根の種類がたくさんあって、
どれがいいのか迷ってしまいました。

店主に相談すると、
「ここらあたりの土には、昔からコレを薦めているよ」

小さなカップに計ってくれ、「300円也」でした。

間引き菜も食べようとの魂胆もあって、種の間隔が密です。


☆。。。。。。☆。。。。。。☆


帰る途中の、佐渡カントリーエレベーター前には
軽トラックの長い列ができていました。

何やら、受け入れチェックがあるようで
係りの人が忙しそう。

マイクからは、案内や指示が聞こえてきます。


佐渡の米蔵へ、新米が次々と運び込まれています。

収獲の秋ならではの風景です。


そろそろ終盤かな‥と思う夏野菜ですが
まだ、茄子 ししとう が取れています。

ありがたい (^O^)


☆。。。。。。☆。。。。。。☆


上弦の月
とても、明るい月明りの夜。

薄く雲がかかっていて
スマホでは、これで精一杯でした。


☆。。。。。。☆。。。。。。☆


ある日、山道を走っていると
テンが駆け抜けて行くのが見えました。

<落ち栗色>と言う色があるそうで
艶のある毛色が元気に、ジャンプステップしていました。


別の日には、道の中央に
なかなか動かないトンビを見かけました。

どうしたことかと
スピードを落として近づくと、急に飛びたちました。

なんと
空飛ぶ長~い蛇に遭遇。

初めてのことで、ビックリでした。


逞しくもあり、厳しくもある野生の世界。

動物たちも、なにやら秋は忙しそうな様子です。


おや?
これは、何?
勝手口の横に初めて見つけた、巣は?
黒っぽい蜂のようなヤツが、出入りしています。


大きな巣になる前に、
シュ~と蜂用のスプレーを吹きかけ撤収。

小さな青虫が、八匹も巣の中に運び込まれていて
内部は複雑な設計でした。

かなり堅い土に加工する、蜂の凄い技術力。

オレガノの葉っぱの上の、大きなカマキリ
あしなが蜂のようです

危険ですので、
花の咲いている間は近づかないようにします。
アスパラガスの側を通ったら、急に動いてビックリ。

人参の葉っぱには、シマシマの青虫。

ホントにどこから来たの?
いつも不思議です。
子どもの頃の、昆虫の観察のように眺めています。

咲いた花にも 草にも
植物と虫は、相性があって共存し

ちょっと迷惑をかけたり、手助けをし合ったり(^O^)


☆。。。。。。☆。。。。。。☆


素朴な一日だけの花、つゆ草の青に惹かれます。
邪魔にならないので、どの家にも咲いていますが
野生化して、増殖中です。
鷹の爪の、艶のある深紅
干して、料理に使っています。
球根を土に埋めて、2 年目の蕾
開花はもう少し先のようなので、待つことにします。
赤紫蘇の穂
和の色あい、和の香りが好きなので畑の隅に残してあります。
とりとめのない、畑の小さな虫たちと
花とも言えない、トウのたった野菜の花たち。

それぞれの、可愛さが見えてくる秋になりました。

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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