鮎の石焼き会 令和元年

佐渡国際トライアスロン大会の日は、

(今年は、9月1日でした)

島の人はノーカーdayが定着しています。

 

その日は、

羽茂川の鮎を、石焼きで味わう日として会員が集まります。

会場の看板

会場の看板

朝9時に、お地蔵さま前の広場に集まり、準備を始めます。

先ず、会場を清め、テントを張るところから。

 

一番に大切な準備、石を焼きます。

石を焼いて

石を焼いています

石を焼いています

炎が熱い

お地蔵さま

お地蔵さま

見守る、お地蔵さま。

会員の多くは、幼い頃ここで遊んだ思い出がある広場。

鮎の石焼 

鮎の石焼き

幾つもの石に、味噌と茄子で土手を作り、

うるか(鮎の内臓)を焼きます。

石焼き うるか

石焼き うるか

炭焼き

炭で串焼き

囲ってゆっくり焼いています

囲って焼いています

いつも串焼きを担当している方が、

今年は、周りを囲むパネルを作ってくれました。

骨までムラなく、とても香ばしい焼き上がり(^^)/

会員の熱意で、焼きのシステムも年々進化中です。

 

焼き鮎

焼き鮎 完成

こんがり、みごとな焼き目がつきました。

この石焼き 担当

この石焼きの 担当者

 

竹のコップ

竹のコップ 大 小あり

竹のコップ、竹串の作品。

丁寧に、呑み口が滑らかに削られていました(^^♪

お赤飯 ポテトサラダ

お赤飯 ポテトサラダ

山形県の “だし”

だし

持ち寄った夏野菜で一品。

山形県では、“だし”と呼ばれる郷土料理だそうです。

 

茄子ときゅうりを、小さく“さいの目”に切ったものに、

茗荷・生姜・青紫蘇・オクラ・白ごまの煎ったものを加えてさわやかに。

醤油・味醂・酢・砂糖で味付け、馴染ませます。

(本場では、ガゴメ昆布を刻んだものを入れる)

薬味が、それぞれの香りや食感を主張し、楽しめます。

 

我が家でも真似できる、

夏野菜のおかずメニューを、教えていただきました。

ご飯にたっぷりのせたり・素麺のつけ汁・冷奴などに相性がいいそうです。

 

だし かぼちゃの煮たもの

だし かぼちゃの煮たもの どぶろく

 

天ぷら 鮎味噌

天ぷら 鮎味噌

 

会長の挨拶

会長の挨拶 で 呑み開始

さて、ようやく、お料理が並びました。

だし 紫蘇巻き

紫蘇巻き 大根の漬け物 サラダ

てんでの者が、何かの役割を担当して完成。

さあ、乾杯 (^-^)

一年ぶりの鮎を楽しみながら、おしゃべりしましょう。

 

鮎の会では会費を出し合って、羽茂川に鮎の稚魚を放流しています。

(イワナとヤマメの稚魚も、日を変えて同じ頃に放流)

 

昔は、羽茂川の鮎をヤスで突いたり、投網で漁をしたものだそうです。

それを、河原で石焼きで食べた文化がありましたが、

今では、そうして食べることはほとんどなくなりました。

 

鮎を食べることは、守らなければ続かない

懐かしい食文化となっているそうです。

 

石を川から拾って焼くこと3時間、から始めて、

竹で串を削り、漬けものやお酒を持ち寄ります。

賑やかに楽しんだろう、昔の人たちの笑顔が思い浮かびます。

 

座っていれば、ご馳走が次々と並び、出てくるというような、

どこぞの料亭の鮎料理とは、一線を画した意味を持っています。

 

せっかく、炭がたっぷりあるのだから‥と、

味噌を付けて、茗荷を焼いてみました。

茗荷 味噌

茗荷 味噌で ホロ苦味

 

辛い神楽南蛮も、焼いてみました(>_<)

超~辛かったようですが、楽しそう。

 

あじさい 椿 松の葉

あじさい 椿 松の葉 もみじ

空き缶に入れて、炭の中に埋めてみました。

炭焼き 

炭焼き

形を残して、キレイな炭が焼き上がりました(^^)/

 

お客さま

お客さま

鮎の石焼きを体験したいと、帰省して参加したお二人。

東京浅草で、佐渡の食材たっぷりの料理を提供している『だっちゃ』さん。

そうなんです。 店名の『だっちゃは佐渡弁です。

「〇〇だっちゃ」「◎◎だっちゃねぇ」

 

オーナーのさやかさんは、酒匠でもあります。

帰省する毎に、地元の酒蔵をまわり、

蔵元さんと会って、今のお酒の情報を熱心に集めて回ります。

佐渡で活動されている話題の人・観光の現場にも出向き体験もしています。

 

東京・浅草の「だっちゃ」には、

佐渡にゆかりのある人が多く集まり、

佐渡からの地酒と食材を楽しめる、拠点となっているお店。

 

先日、佐渡の全部の蔵元のロゴをプリントした

見覚えのある、ポロシャツを着た人にお会いました。

「いいですね。佐渡の酒蔵めぐりをされたのですか?」

お聞きすると、

「あ、わかるんだ。これ、だっちゃのよ」

 

“だっちゃ”で佐渡のファンになった方が、

観光で佐渡に来て下さったのです!(^^)!

 

さやかさんのように、足で廻った佐渡情報は新鮮。

 

一日を一緒に過ごしてみれば、

東京で「佐渡の食や文化を発信中」の

元気で率直なさやかさんの人柄が分かってきます。

 

頑張っている人には、無条件で応援したい。

佐渡の小父さん達は、いつの間にかさやかさんのファンになったよう。

微笑ましかった ^^)

 

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佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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