夜半から、静かな雨が降り始めました。
田んぼの水不足が心配されており、やさしい雨だれの音をホッとした思いで聞いていました。
さて、
月に一度の読書会に誘っていただき、参加しております。
私たちが初めて参加した回は、鴨長明著 方丈記 から。
「 なつかしい~。古文の授業の時間に戻ったようね」と、言いながら。
流れるような旋律の文を楽しみながら、自分の人生に重ね合わせてみたり。
続いて、白い航跡
徹底した資料と時代考証で知られる、吉村昭の著。
あらすじを書き始めると、長くなりますので省略しますが‥。
トップの判断のベクトルがずれてしまい、己のメンツにばかり固執すると
如何に多くの弊害を生ずるか‥。
昔も今も、繰り返される、権力者の愚かさ。
一般に知らされていないところで、その判断がなされていることの恐ろしさを感じました。
この本を読んで楽しいとか・為になるとかではないけれど、知れてよかった事実。
掘川恵子著 教誨師 (きょうかいし)
この本を選んで、みんなで読むことを提案された方は、
「 ○○師 」と言う、職業やタイトルの本をいろいろと読んでいるのだとか。
そういう、楽しみ方、読み方もあるのですね(^-^)
本棚から手に取って、自分ではたぶん選ぶことはないだろう作者への興味・感性の方向性。
余りにも重いテーマが、何回か続いたので、
「 軽い読み物もいいね」と言うことで、新刊のエッセイを。
作者の生き方や言葉も自由、読み手の感じ方もそれぞれ。
新刊書は、まだ評価が定まっていないから、10 年経って残った本を読むと言う方もいて(*^_^*)
はぁ。 そうなんだぁ。
自分は乱読派で、いろいろ読んでみて、
別の視点を持った人の、人生感や文章表現に出合うと楽しいですけれど‥。
共感したり、納得したり、ソコは違うぞ、と思ってみたり。
病院の待ち時間や、美容院のカットの合間の軽い読み物として、最近読んだ本。
家では、短歌を
最近の愛読書として
佐渡で活躍されている、石塚多恵子さんの歌集「 篝火 」を読み始めています。
どういう状況や心情なのかしら‥、
一首ごとに、思いをめぐらしますので時間がかかっています。
佐渡・羽茂出身の藤川忠治さんが創刊・主宰した、短歌結社「歌と評論」
表現を錬成し、個性を尊重した、歌づくりを続けて 90 年を迎えるそうです。
中学生の頃から会員として、投稿を続けている先輩からいただいた一冊。
柿の餅・お菓子を作り、柚子で加工品、味噌造り、醤油造りを楽しむようになって、
農家さんが実践し教えてくれることは、要の部分に無駄がない大切なテキスト。
文学作品を鑑賞するという読書からは、離れてしまいますが、
TUTAYAで立ち寄る本のコーナーも、佐渡暮らしで変わってきました。
生活に沿った実用書も楽しい\(^o^)/
佐渡にUターンして来る時に、泣く泣く、多くの本を断捨離しました。
ですが、どうしても傍に置いておきたい本が数冊。
読み返すわけでもないのですが、本棚のあそこにあると思うだけで安心の本があります。
読書会に加えていただくことで、より深く読み込むことや文法を学ぶことの大切さも知り、
改めて、本の持つ魅力と
温かさと精神性の豊かさに、気づくようになりました。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。
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