14日の日曜日、第2回 南佐渡芸能サミットが、羽茂で開かれました。
小木、羽茂、赤泊の3つの町が合同で伝統芸能を披露する会です。
珍しい芸能が次々と登場し、お祭りの賑やかさがあふれ、会場はなごやかムードに。
やっとこせ~と、合いの手を入れながらの労働歌。
一年の農作業を丁寧に紹介しながら、田起こし、田植え、草取り、稲刈り、脱穀。
そして、俵を積んだ周りで、みんなで収穫の喜びを高らかに唄いあげました。
会場のお年寄りからは、「 なつかしいのぅ。てえすかったもんだ 。」( 昔は、労働が厳しくて、辛かったものだ ) の意?。
「 つぶろさし 」 は、おおらかに、立派なモノを振り回し、子孫繁栄を願う、とてもユーモラスな踊り。
御神酒をいただき、お面を付けていないと‥‥ 、素面では、トテモ出来ない芸だそうです。
春駒・・・みんなの幸せを呼び込むめでたい言葉や、健康を願う言葉を方言で楽しく、いななく馬の頭と太鼓で賑やかに。
そして、御番所太鼓・・・太鼓の音の厚みが、心地よいリズムでドンドンと、聞く観客にぶつかってきます。
羽茂大崎の「ちょぼくり」は、まな板の演台を、囲炉裏の火箸で叩きながらリズムを取り、面白おかしくトントン・・・。
「古語で、意味がよくわからないところもありますが、伝えられたままに、語っています。」(‥とは、語りの御前さん )
動きは軽やか。80+ン歳。
湯のみ茶碗に小銭を入れ、手ぬぐいで包み、調子を取りながらの舞いです。
南佐渡の地区ごとに伝えられてきた、伝統芸能の小獅子舞。
身近なところに、初めて観る芸能がこんなにあったなんて !!
佐渡の芸能は、佐渡おけさや相川音頭だけではないぞ・・・と言わんばかりに・・・。
つぶろさし、ちょぼくり、春駒、小獅子舞は、お隣の地区なのに全く別の演芸でした。両方を見られるのも、この会の楽しさです。
演ずる人は陽気に舞台に立ち、観客も知り合いが大勢の気楽な会。昼ごはんを挟んで、まる一日。 豊かな芸能の数々でした。
来年は、会場を赤泊に移して、公演を予定しているそうです。
佐渡の大切な文化資源を、色々な場面で、色々な方々に観賞していただき、もっと注目してもらえたらいいな (^O^)
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。
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