金木犀の香りが、どこからか漂ってきています。
秋晴れの日が続き、佐渡は稲刈りが進んでいます。
ススキの穂が青空に輝く今日は、稲刈り手伝いに実家へ。
外の作業が、とても心地よいこと!(^^)!
風に、稲穂がサワサワと音をたてて揺れ
藁の甘い香りが、あたり一面に漂っています。
黄金色の、佐渡産コシヒカリです(^-^)
酷暑の夏の影響が、お米の出来に心配されているそうですが‥
田んぼは固くて、順調に刈り取りが進んでいます。
米粒の育つ時に高温が続き、結果として米粒が小さ目の傾向とか。
四回に分けて、稲刈りと乾燥。
農薬を減らし、草刈りを繰り返して育てた、佐渡産コシヒカリ。
八十八の手数をかけて、清い山の水で育ったお米の収穫。
今日が最終日。
安堵と感謝の日です。
男達が稲刈り作業の間に、私は榧(カヤ)の実を拾いました。
稲刈りの頃には、ちょうど榧の実が拾い頃。
アッと思う間に、箱に一杯になりました。
緑色の外皮からは、
爽やかなすっきりした香りがたってきます。
緑色のカヤの実を土に埋めて、乾かないように腐らしてから
実を洗い、乾かして、保存します。
冬場のおやつとして、お婆さんがホウロクで炒ってくれたのを思い出します。
香ばしい、和製のナッツです。
榧の木は、300年経ってやっと成木と言われるほど、
ゆっくり、永い時間をかけて成長するそうです。
佐渡の南部は、敷地の片隅に榧の木がある家が多く残る地域です。
ちなみに、600年を超える老木を有する、徳和地区の大椋(おおくら)神社は
佐渡市指定の記念物として、大切にされています。
春の田植えと、よもぎ摘み。
秋の稲刈りと、榧の実拾い。
田舎暮らしの素朴な楽しみです( ^^)
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。
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