佐渡の食品加工業者を対象に、農商工連携と地域活性の現状と課題などを、東京農大のオホーツク校での実践を事例に、セミナーが開催されました。
佐渡の農水産物を生かして、それを加工・食品製造し、販売・流通にのせ、付加価値=所得を創り出すまでの流れを作るにはどうしたらいいのか。
理論はよく解かるし、その為に日々の努力を重ねている、佐渡の実践者の方々ばかりでした。
素材が豊富で品質も高く、佐渡の伝統的な食品加工技術で、美味しくて安全な製品を作るところまでは出来ています。
‥が、販売のルート開発をどうしたらいいのか‥‥
地方には地方ならではの、魅力や特産物があります。
規模の小さな業者は、自分の製品をどのように知っていただくか。ここでいつも壁に当たってしまいます。 地元の製品にこだわったお店に置いていただいたり、“ 市 ” に出店し、試食をしていただいたり。認知されるようコツコツと努力を続けてきて、成果も少しずつ見えてはきましたが‥‥。
地元のおけさ柿・こがね餅米・塩を使って地産地消・六次産業化したものが “ 佐渡の柿餅 ”。
Uターンして来た “ ばかもの ” が取り組んで、 IT の力も借りながら、佐渡の良さを発信しようとしているのですが‥‥。
努力しているから‥そのうちになんとか成るかも‥などと、淡い希望を持つ自分を戒めながらも、この製品の良さに早く気づいて‥、と願っている自分もいます。
製品の開発は実に楽しいもの。 あ~したらいい? こ~したらどうなる?
製品を買っていただくことは、実に難しい。 自分も買う立場であれば、注文をつけていますし‥
デビューしたての “ 佐渡の柿餅本舗 ” が、大手の生産者にまぎれ込んで勉強会に参加出来るのも 、佐渡ならではのこと。
実績のある企業さんも苦労されているのですから、新参者が存在を知ってもらう迄の道は、まだまだ遠いのが現実。
丁寧に “ ものづくり ” をし、地元の消費者の応援を得て、コツコツ仕事を続けること‥‥
結局のところ、基本に戻るようです。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。
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