その昔、農家の主婦はどれほど忙しかったのでしょう。
畑に野菜を作り、毎日水やり、草取り、収穫、加工し保存。
大家族の食卓を賑やかにしようと、工夫を重ねた漬けものを毎日並べてくれていました。
「ウチの婆さんの漬けものは美味い。」
この言葉は、家族からの最大の褒め言葉。お婆ちゃんへの感謝だったのでしょうね。
田舎に戻り、漬けものを自分で作る楽しみを覚えました。
先生は、母であり、隣のお婆ちゃん達です。パソコンで検索すれば大勢の知恵が集まってもいます。(便利な世の中。全国の婆ちゃんというか先輩方が教えて下さいます)
色々な漬け方があるようですが、まずは昔からの基本のやり方で。
後はよ~く熟成するのを待つだけ。 素材の出回る時期を逃さないことがコツ。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。
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