佐渡おとなの遠足 外海府 真更川を歩く

いよいよ、GWに入りました。

 

陽ざしの明るさの中、田植えの準備が進んでいます。

水を湛えた田んぼには、人やトラクターが出て賑やかに忙しそうになってきました。

 

田んぼ

田起こし と あぜの草刈り

 

フル回転 の 忙しさ

フル回転 の 忙しさ

佐渡は急に、活気が出てきました。

 

朝には小鳥のさえずりで起こされ、夕方にはカエルの大合唱が聞こえる季節(^u^)

田舎暮らしはのどかだよ~。解放的な気分になれますよ~。

 

ですが‥

まだ寒さが残る日が続き、苗の育ちが充分でないとかで、

3 日に予定していた実家の田植えは、一週間先に延ばすことにしたそうです (>_<)

 

☆。。。。。。。。。。。。。☆。。。。。。。。。。。。。☆

 

佐渡おとなの遠足  外海府 と 真更川を歩く 

 

ふり返りになりますが、4 月 23 日 ( 火 )

快晴の遠足日和

佐渡の北部に近い真更川を目指して、両津・北小浦地区から出発。

 

ドライブ距離が長くなりますので、体力のある男性が運転を担当して下さいました。

行程表

行程表

 

九品堂は、木食行道上人が住んで修行した跡地。

九品堂

九品堂

 

銘さえない 丸い石が墓碑として

銘さえ刻まれていない 丸い石が墓碑

 

木食は、火を通したもの ( 穀物 米・小麦・粟・稗ひえ・黍きび) などを食さず、

果物・山菜・木の実などのみで修行されたという。

車に乗って間もなく、また、止まれ止まれの合図。

佐渡のキツネ

佐渡の白キツネ

佐渡は、猿 熊 鹿 猪 などは棲んでいない、平和の地です。

 

ですが、春さなかのいっときだけ

白いキツネが、現れます ‥‥。

金北山の雪渓に、くっきり。

雪溶けが進み、( スリムな狐‥尻尾が大きめ )

 

旧北小浦小学校

旧北小浦小学校

ここは、沖の水中の岩場に棲むコブダイがよく知られています。

 

コブダイ見学のダイビングポイントまで、船が出される拠点となっている北小浦港。

永く君臨した弁慶からヤマトへ。 岩場のボスが交代したそうです。

 

いよいよ山へ入ります。

与六郎桜

与六郎桜

佐渡随一と言われる与六郎桜は、推定樹齢 400 年とも、堂々とした山の主です。

今回の遠足の記念に、斜面に足を取られながらも写真を、

笑顔で一枚\(^o^)/

 

更に山の中の、光明仏寺へ。

南無阿弥陀仏

南無阿弥陀仏

 

文字の先が尖った独特な彫りは、悪の因縁を絶つという≪刀剣名号(とうけんみょうごう)≫

奥深い山中で、穀物を摂らないで暮らすなんて、

木食弾誓上人の修業は、どれほど厳しいことだったろうと想像します。

その他にも、木食浄厳上人の名も教えていただいたのですが、詳しい関係はまだ不勉強です(>_<)

 

南無阿弥陀仏

この書体も、説明していただいたのですが‥(>_<)

 

山居の池

山居の池 さんきょのいけ

山の中の、澄んだ水が豊かな大きい池。

山居の池 入り口

山居の池 入り口

ここにも、刀剣名号の碑

 

池を一周し散策する予定でしたが、足元の道が細くてもろく、倒木もあり半周ほどで終了。

自然はゆったり穏やかに見えますが、無理はしないこと。 用心用心。

 

傍には、珍らしい草花がたくさん咲いていました。

白いすみれ

白い?

薄葉細辛

薄葉細辛

「足元に気をつけてね」と、注意されて見ると、

葵の紋の形の葉っぱ、濃紫色の貴重な花が咲いていました。

「大岩かがみ」かな ?

 

長い山道を辿り、ようやく真更川の民宿「はやし」に到着。

さざえ あわび

さざえ あわび

海の宿らしいお料理がたっぷり並び、海藻いろいろ。

ワカメ ブリ しゃぶしゃぶ

ワカメ ブリ しゃぶしゃぶで

ながも サラダ 煮つけ

ながも サラダ 煮つけ 卵焼き

 

さあ、また元気を出して。 午後の部出発。

車田植え の 田んぼ

車田植え の 田んぼ

ここは、車田植えの田んぼ。

今年は、5 月 18 日に古式にのっとって、三人の早乙女さんが丸く苗を植えていくのだそうです。

車 田

田んぼは、前方後円墳の形をしていて、北村さん個人の所有地。

 

持ち主の北村さんから、説明していただきました。

車田植えは、国の重要無形民俗文化財に指定されていて、

わずかに岐阜県高山と二ヶ所でのみ行われている、田植え習俗とか。

伝統を守ること、続けることに責任を感じていらっしゃるそうです。

毎年、テレビで紹介される行事。

 

ず~と、移動して

かなり急な山道を登ること 20 分くらい、下って 20 分。

関の大滝

関の大滝

鮮烈な山水が滔々と、滝壺に流れ落ちています。

木々も芽吹き始めていて、山はやさしい色。

 

今日は、 12,500 歩の遠足。

 

私にとっては、上り坂ありのかなり厳しい道のりでしたが、

それゆえに、満足度も十二分な遠足。

 

目で新緑を、沢音や滝に落ちる音を耳で。 贅沢な海の幸を、遠足のお仲間と。

 

昇り下りの坂を、頑張って歩いてくれた筋肉君達とともに

程よい疲労感を楽しんだ一日となりました。

 

後日

( 5 月 22 日 新潟日報 佐渡版 より )

車田植え

車田植え

車田植えの紹介記事

田植えシーズンの終わりの吉日に、行われます。

 

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佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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