初冬の楽しみは、自然薯。
濃厚な粘りと、滋養に富んだ “ 山の芋 ”
自然薯をのばすには、“あぶらめ” や “アゴ ” や “ カマス” が合うと言われています。
自然薯の味付けの味噌の出汁には、家庭ごとにコダワリを持っています。
夏に獲れた飛び魚を、炭火で焼き、乾燥したのが “アゴ出汁”
‥‥ですが、今年はどこの魚屋さんにも、売られていないのです。
トビウオは、臭みがない上品な味わいが好まれ、
夏の楽しみとして、親しまれている魚。
そういえば、この夏は、生のトビウオを見かけなかったような‥。
自然薯の季節になり、いざ “ アゴ ”を探してみて、無いことに気づきました。
年末年始の、お煮付けなどのご馳走の出汁としても、
是非とも欲しい、 アゴ の出汁。
お祝いの日や、特別な日の料理には欠かせないのです。
アゴ出汁の主役は自然薯。
曲がっていたり、形は不揃いですが、羽茂の自然薯を、自家用として分けていただきました。
ナカミが本物ならば、姿は何の問題ない貴重な自然薯。
アゴ出汁と香りの柚子を添えて、
毎年、叔父に送ることにしています。
叔父も、《自分で作る、食べる》を楽しんでくれているようです。
山椒のすりこ木で、なめらかにふんわりとなるように、ゆっくりスリスリ。
以前に送った、山芋セット
その昔、
すり鉢を押さえて、お手伝いするのは、子供の役目でした。
とろろ汁が仕上がるまでの、全ての手順が楽しかった‥(^O^)
自然薯すりの、なつかしい思い出です。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。
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