三日見ぬ間の桜かな‥。
花の見ごろはその年によって定まらず、難しいもの。
冬の間には葉を落とし、山の中の木々に埋もれていた桜が、
今日はあそこに、ここにも花を咲かせて、存在に気づかされます。
明日はきっと観に行こうと、思いながらも見逃してしまうのも桜 (>_<)
‥ですので、早め早めに出かけることにしています。
桜の名所は数々あれど、大好きな桜が見ごろを迎えようとしています。
羽茂・大崎集落の羽茂川沿いにある、江戸彼岸桜の一本桜。
地元の人は ≪ 法乗坊の種蒔き桜 ≫と、親しみを込めて呼んでいます。
樹齢は 300 年とも 350 年とも‥。
種を蒔く頃、農作業の目安とされてきたそうです。
大きな古木の下に立つと、幹のゴツゴツと太くて荒々しいこと !!
遠目には、華やかで軽やかな桜ですが、
傍に寄れば、平穏ではなかったろう長い歴史を木肌に感じます。
夜にはライトアップされて、静かな中に妖艶に、幻想的な姿を見せてくれます。
この数年は、この構図を求めて、多くのカメラマンが集まる名所。
東京から来たと言う、二人のカメラマンにお会いしました。
「この鳴き声は、朱鷺ですよ」と、話している時、
タイミングよく、朱鷺が頭上に現れて、
青空に浮かぶ白い月と、羽ばたく朱鷺とを、下から見事に写し取りました。
佐渡ならではのショットが、ここで(^-^)
遠くの田んぼで、餌を啄ばむ姿を見かけることの多くなった朱鷺。
羽の色も鮮やかな飛んでいる朱鷺を見上げての、この一枚に興奮されていました(^。^)
桜の傍の畑では、お母さんが二人。
暖かな陽ざしの中で、何かの植え付けの準備をされていました。
これからは、畑の作業も忙しくなってきます。
次は
姉の家の門口に咲く桜。
名前も無い、ふつうの桜ですが、
やわらかい傘をさしかけられたようで、花の下を通るたびに気持ちが軽く浮き立ちます。
桜より心持ち早めに咲くのは、白いコブシ。
コブシも普段は木々の中で、冬場は目立たず葉を落とし、
花の季節を過ぎてしまえば、また新緑の雑木の中に紛れ姿を隠してしまうでしょう。
今だけは、おだやかに存在をアピールしています。
林の木々の中で、普段は目立たない桜やコブシのように生きる。
個性や実力を備えながらも、力を発揮するチャンスがまだ巡ってこなかったり、
気づいて貰えず、苦しい思いをしている人はいないだろうか‥。
日めくりカレンダーに見つけた、今日の言葉。
「 桜は花に顕る 」 さくらは はなに あらわる
人の評価なんて気にすることはない‥と、思う一方で、
真面目に仕事をしていれば、そのうち誰かがキット‥と、淡い期待した覚えはないだろうか。
自分に気づいて欲しい、と願うのと同じように、
埋もれた人の才能を見つけ出し、探し当て、認めていくことが大切だな~。
いつになく、心に響き、考えさせられ、共感するものがあった
朝の、カレンダーの言葉(^u^)
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。
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