三月の半ばとなり、陽ざしがやわらかな日。
いつも、柿餅屋を応援してくださっている先輩をお訪ねしました。
佐渡に暮らし始めて、柿餅を造り始めてからのことを見守っていてくれるご夫婦です。
やっと咲きそろった庭の枝垂れ梅を眺めながら、
< 新潟県のうまいものセレクション >に、選んでいただいたことをご報告できました。
「 よく、続けてきたね 」
「 こつこつ、シナシナと、これからもね 」(^O^)
その後には、奥さんが畑から取ったばかりの野菜をあれこれと、
「 大根はあるかや。白菜を食べるなら持って帰ってね 」
畑で冬越しをした大根は、甘さが強くて水分がたっぷりです。
包丁を入れると、バリッと割れてくるほどの瑞々しさ。
これを切干大根にすると、更に甘さが増して食感ポリポリになります。
美味しくするには、スライサーを使わず手で刻むこと、天日で干すことがコツ。
多少の大小や、厚みの色々などが‥旨いと感じる手作業のよさにつながるのだとか。
ご好意に素直に甘えて、たくさんの野菜をいただき
庭木を楽しみ、おしゃべりができました。
こぶしはまだ蕾ですが、わずかに膨らみかけ、
やぶ椿は、咲き始め。濃い目のピンクが見えています。
いつもは、ドーム型に咲き揃うのですが、冬場に雀たちが新芽をついばんだせいで、
「 テッペンに花が咲かなくてね~ 」
のんびりお話されて、アハハハ~。
佐渡の中学校は、高校受験の発表がされたりする頃。
卒業式や公務員の移動が新聞に載って、年度の区切りを迎えた日でした。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。
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