~人と自然の共生を目指して~
10月16~18日の日程で、「島人」と出会い、「島人」の暮らしを実際に体験をしようというもの。
大人の社会見学とか、工場見学などが人気だそうですが、佐渡だからこそ体験出来る事を
7つのコースが準備されました。
私たちのところでは、柿餅作りを選んで参加して下さった方達に、半日のコースで体験していただきました。
家庭用の餅搗き器を使って、実際に家で搗く要領で。
お餅は、祭りの時・冠婚葬祭・誕生日など家族の祝いや記念日・農作業の区切り毎に搗いて楽しむ行事食。 お餅を搗く日は、家族みんなで賑やかに・・・。
いつもは使わない大きな鍋で湯を沸かし、父親が杵を振るい、母やお婆さんがかいがいしく準備する・・・・・そんな風景とともにあったもの。
非日常の忙しさが、お祝い気分をさらに、盛りたててくれたものです。
干し柿ができ上がる2月頃、寒に作る “ 柿餅 ” 。 その他にも豆餅、ごま餅なども。
変わったところでは、梅漬けに入れた紫蘇で味を付けた紫蘇餅や、少し酸っぱい地ミカンを入れてみかん餅などで “ かきもち ” を作ります。
いわゆる “ 寒餅 ” を乾かして保存し、子どものおやつとなったり、農作業の “ 小昼 ” となったりします。 ( 小昼‥こびる‥おやつの意 。お茶飲み休憩 のこと。) 格別の美味しさでした。
素朴な干し柿を入れての「柿餅」は、佐渡ならではの味です。
参加された方の多くは、お餅が大好きで詳しい方ばかり。熱心な質問がとびかいました。
会場となった “ 潮津の里 ” は、そば打ち、団子作り、キャンプなどの体験もできる宿泊施設で、餅搗きもできる機械も備えています。そこでオマケに、梅紫蘇を入れた “ ゆかり餅 ” も作りました。
参加されたみなさんに楽しんでいただきたい‥。 思いはあれど‥不慣れな為に説明が足りないところばかりでしたが、みなさんが、明るくカバーして下さいました。
ようこそ佐渡へ、ようこそ佐渡の柿餅本舗へ。皆さんありがとうございました。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。
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