数日ぶりに雨が上がって、作業日和。
どの田んぼのあぜ道にも、草苅作業の人たちを見かけます。
稲株がサワサワと音をたてて、風になびいているのが見えます。
海が近いとはいえ、よく見ればカモメたち。
朱鷺もサギも時にはトンビの集団も、
同じ田んぼに集まって餌を探していることも。
生き物に優しい農業が、鳥たちにもやさしい環境を作っているようです。
久しぶりの青空のもと、心のなごむ穏やかな風景。
青空と田んぼの緑色が広がり、逞しい植物の生命力を感じます。
ここにもそこにもある、ごく普通の一コマでした。
そろそろ、梅が熟す頃。
いつもは、姉から貰った梅で漬けるのですが、
今年の梅は、傷付いているものが多くて‥。
JA佐渡の地場コーナー《よらんか舎》で、“藤五郎梅”を求めてきました。
更に一晩、追熟。
梅の重量と同じくらいの重しで、梅酢の上がるのを待ちます。
減塩で漬ける人が多くなりましたが、我が家では昔ながらの 20 % の塩で。
紫蘇を塩でもみ込むこと、3 回。
アクを抜きます。
土用干しができるまで、カンカン照りの日を待ちます。
仕込んだ梅干しも、梅酢も、調味料として重宝しています。
☆。。。。。☆。。。。。☆
紫蘇で、ジュースを作ってみました。
氷をたっぷり入れて、さっぱりとした夏の飲み物に。
炭酸で割ったり、ヨーグルトにかけて(^O^)
2リットルの水を煮立て、 5 分程煮出し、搾ります。
搾り汁に氷砂糖を溶かし、クエン酸を加えるとみごとに発色(^_^)/
これが楽しくて、子どものように毎年作っています。
今年も、無事に梅仕事ができました。
まだ梅雨明けにはなりませんが、あとは、梅を土用干しして完成。
紫蘇もよ~く天日干し、ゆかりに。
地元の畑から、丁度いい時に素材が手に入るのも、佐渡暮らしの楽しいところ(^-^)
毎日のおかず作りは、何にしようかなと迷います。
我が家の好物だからと言えば、聞こえのいい言い訳ですが、
ワンパターンのローテーションでくるくる回っています。
旬の素材に出合えたので、
箸休めを、いくつか作ってみました。
実山椒を茹で、アク抜き。
ちりめんじゃこを醤油で味つけ。
佃煮風の濃い味も、あっさり煮もピリッとさわやか。
☆
料理番組で紹介されていたのが、コロコロ生姜の甘酢漬け。
薄く切った甘酢のガリは、お寿司屋さんの定番ですが
コロコロ食感が、箸休めにコレいいな(^-^)
☆ ☆
少しのぬめりとシャキシャキした水フキも、季節の味。
キンピラにしたり、竹の子やさつま揚げと煮つけたり。
☆ ☆ ☆
野フキは、キャラブキに(^-^)
☆ ☆ ☆ ☆
やわらかいハチク。
孟宗・ハチク・に続いて、いよいよ終盤の真竹の季節に。
ゆっくり、たっぷりの汁で煮〆ていきます
名前もない料理。煮物が完成です。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
テーブルの真ん中に座る主役級の“おかず”ではありませんが、
癖のある名脇役たち。
山に入って、旬を逃さずに採って食卓へ。
「竹の子が出たからね、玄関に置いとくよ」
届けて下さった好意を大切に、佐渡暮らしのご馳走をいただきました。
ひと皿で、なんか嬉しくなってくる山の幸(^.^)
ステイホームが習慣になって、外での食事がほとんど無くなり、
家で季節の変化を、味わうことが多くなったこの頃です。
新型コロナの問題が起きてから、およそ半年。
自粛生活が、続いています。
いろいろな会の仲間との、定例の集まりもまだ休止中のままです。
そこで
集まらなくても、楽しめる季節の花を見に(*^^)v
あじさいの花は、色づいてきました。
羽茂まつり・大膳神社・牛尾神社宵宮奉納の薪能・草苅神社の能
女たちのこころみ(文弥人形公演)・正法寺ろうそく能など。
観客を入れないで、神事のみを行なったり、
六月のイベントやお祭りも多くが中止、延期となったそうです。
地域の住人が総出で参加する小学校の運動会も、今年はありませんでした。
祭りのない、さびしい季節をすごしています。
☆。。。。。☆。。。。。☆
梅仕事の季節‥。
昨日に引き続き、カリカリ梅の仕込みをしました。
青梅と、佐渡産にがりと塩を用意。
梅の重量の 10 % の塩で、漬け込み。
卵の殻を熱湯消毒し、卵殻膜を取り除いて加えます。
カリカリに仕込むには、冷蔵庫で保存し、
赤紫蘇が出回るのを待ち、梅の汁に合わせると、
香りがよく、色も鮮やかになります。
カリカリ梅は、おむすびや巻き寿司などに(*^。^*)
食感と酸っぱさが、夏場の食欲が落ちた時などにピッタリ。
イケます(^-^) ✌
佐渡には、梅雨の季節はほとんどないようです。
さらり、からりとした天気が続いています。
家から外にでると、畑にも、庭にも青いカエルがピョンぴょん。
茗荷の葉っぱの上で、ソーシャルディスタンス。
きゅうりの葉っぱや、畑の草の間からも飛び出して来ます。
小さなカエル達を踏みつけないように、そろりそろり歩いています。
今年も、羽茂から電話がありました。
「そろそろ、梅がいい頃よ~。いつでも取りに来てね」
今年も、青梅でシロップを作ってみました。
身近に置いて、コロコロ転がしエキスを抽出。
一週間ほどで完成しました。
さっぱり、酸っぱい梅ジュース。
夏の飲み物として、我が家には欠かせません(^_^)/
次には、傷のある梅で。
梅肉エキスの制作(*^^)v
もったいないので、
傷の部分を切り取って、ぜ~んぶ加工し、いただきます。
絞り汁を集めて、煮詰めます。
アクをすくいながら、火にかけます。
強烈な酸っぱさです。
気持ちいい直球ストレート(>_<)
耳かきに一杯ほどを、お湯に溶かして飲んだり、
ドレッシングに混ぜて、調味料として使っています。
血液がサラサラになる効果があって、疲れを取ってくれる梅肉エキスだそうです。
青梅の季節は、今だけ。
たくさんの梅の実で、青梅のシロップと梅肉エキスができました(^^♪
田舎暮らしならではの楽しみです。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。