佐渡の秋、収穫祭が続いています。
名産の新米コシヒカリ、種類豊富なりんご、赤・青・黒の葡萄、そして、おけさ柿。
羽茂の姉の畑の片隅に、ミニおけさ柿の若木があります。
平種無柿 ( おけさ柿 ) が、突然変異でミニサイズのものが誕生した枝を
接ぎ木して、大切に育てている柿です。

ミニおけさ柿
親木となる柿の木は、赤泊の方が育てていますが、
義兄が柿農家の友人として、数年前に枝を分けてもらったそうです。
今は、わずかな収量ですが、アルコールで渋抜きすると
食べておいしく、色よく、季節感があって楽しい柿です。
東京で和食の料理修業をされ、佐渡にUターンして来られた若い夫婦にお預けしました。
丁寧で美味しい料理を提供して下さる、人気の割烹です。
チョットした添え物ですが、お客様に喜んでいただけたら\(^o^)/

ミニ柿の枝
早生のおけさ柿の出荷も、最盛期を迎えてきました。

早生の柿 出荷所
共同の出荷ステーションに並んだ、JA羽茂のロゴのコンテナ。

JA羽茂 小泊支所

しままるしぇ
柿餅本舗の原材料は、羽茂産のおけさ柿とこがね餅。
どうぞ、無事に収穫が進みますように (^u^)

しままるしぇ にて
おけさ柿の干し柿がたっぷり搗きこまれた
佐渡の柿餅を味わいに、しままるしぇにお立ち寄りくださいませ (^_^)v
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柿の葉寿司

柿の葉寿司
これは、半月ほど前に上京したおり、東京駅で新幹線の中でのお楽しみとして
柿にちなんで、お昼に選んだ駅弁。
柿の実だけでなく、柿の葉も魅力のある料理の素材になります。
程よい酢飯で、おいしくいただきました。
朝と夕には少し冷えてくるようになり、秋が深まってきました。
雨が続き田んぼがぬかるみ、稲刈りに難儀しているところも見かけました。
稲の刈り取りは、ほぼ無事に終えたようです。
黄金色に稲穂がなびく風景がなくなると少しさびしいですが、
農家の人にとっては何よりも安堵の季節です。

稲刈り手伝い
パパと同じ帽子をかぶって、コンバインに乗ってお手伝い中の兄と孫。
男達は、みんな暢気に見つめています。

稲刈り 手伝い中
実家へは、田植えに始まり、稲刈り、籾摺りと、体力部門で
何度も手伝いに行っておりましたので
今日は籾すりが終わったばかりの新米を、分けてもらいました\(^o^)/

コシヒカリを籾すりして 玄米に
友人や親戚に、佐渡から一番のプレゼントである新米をお送りしようと準備しています。
新米を荷造りする時は、腰の痛みも忘れて楽しい作業。
「 美味しく実りました 」 みんなで食べて下さいの思いで送りだします。
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あれやこれや出歩くことが続き、ブログの更新もポツポツ‥となりがちです。
我が家の小さな話題を見つけて、書き込んでみたいと思っております。
先日、羽茂で製作意欲をそそる材料に出合えましたので、柚子胡椒を作ってみました。

青い柚子 と 唐辛子
材料は、青い柚子と唐辛子、塩のみ。

種をとり、フードプロセッサーで
唐辛子と柚子の皮の重量の、13%くらいの塩を準備します。
唐辛子を刻む時に塩を加え一晩置くと、柚子との辛みのバランスがいいそうです。
“ 現代農業 ” の本に作り方が載っていましたので、参考にしました。

柚子の皮をむく
柚子は、翌日に皮を剥いて加えます。

粒が残る位に細かく刻む

柚子と唐辛子を合わせる
辛みの香りがイイ感じに仕込みができました。きれい (^_^)v

青い柚子胡椒、完成
一か月ほどすると、程よく塩が馴染み
水炊き、湯豆腐、ネギの代わりに蕎麦の薬味など、重宝するそうです。
柚子の粒々が残るくらいが、溶けやすいコツだとか。
赤い唐辛子と黄色く色づいた柚子で仕込めば、赤い柚子胡椒となり、
料理によって使い分けると、色と味のアクセントになります (^O^)
我が家は、冬場は簡単な鍋料理の出番が多くなりますので
この柚子胡椒が活躍してくれそうです。

レシピ付き
残った柚子の汁は、絞ってレモンのようにサラダに入れたり、ポン酢にしてみたり。
ぜ~んぶ佐渡産、柚子胡椒。
とことん、味わい尽くします\(^o^)/
つやつやで元気が湧いてくる色をしている、神楽南蛮。

神楽南蛮
ピリッとさわやかな辛さが持ち味の神楽南蛮を、料理上手な先輩からもらいました。
旧山古志村に伝わる野菜だそうで、
キュッと真ん中に集まった神楽のお面のようなビジュアルの辛南蛮。

野菜を刻んで
神楽南蛮を刻む時は必ず手袋をし、目元などには決して触れたりしないように‥。
‥との、厳重注意をうけての、ツワモノの辛南蛮。
味噌との相性がいいので、
たくさんのネギと、生姜、胡麻、人参を、地酒と味醂と自家製味噌をゴマ油で炒めました。

神楽南蛮の味噌
野菜を炒める時や、タレと合わせて万能調味料としても重宝しています。
夏場に食欲が落ち、あと一口のアクセントが欲しい時などにピッタリ。
胡桃や松の実などのナッツを刻んだり、貝柱などを加えたり
茄子や紫蘇の実などで、風味や味わいが豊かになります。

地元の生姜
たっぷりの生姜と紫蘇の実と神楽南蛮で、佃煮風に。
これも、風味がよくて美味しく出来上がりました。

青紫蘇の実 生姜 神楽南蛮
辛南蛮は冷凍保存も効くそうです。
辛さも自分の好みに合わせて、楽しんで作れそう \(^o^)/
いちばん簡単で美味しい食べ方は、熱々の炊きたてご飯に乗っけて‥です 。
春に芽がグ~と延びてしまった自然薯を、畑に埋めて置いたもの。
たくさんの、むかごができました。

むかご
そこで、小さなむかごを集めてご飯を炊き、
味が特別にUPするというわけでもありませんが、季節の香りと味を楽しみました。

むかご の ご飯

自然薯の蔓に むかご
粒の大き目なむかごは、
油で素揚げして甘辛味噌に和えたり、塩茹でしてお酒のツマミとして楽しむそうです。
夏休み明けの9月の第一日曜日に、鮎の石焼きの会が開かれます。
地元の先輩に声をかけていただいて、珍しい鮎料理をご馳走になってきました。
朝、9時に会場に集まり
料理をする人、テントを張る人、火を起こす人、皆が準備に参加します。

鮎の塩焼き
先輩に串の打ち方を教えていただき

鮎の塩焼き準備 完了

鮎の石焼き
茄子を土手に、自家製の味噌で石焼きにします。

天ぷら

竹の筒でお燗した地酒で

いざ 乾杯
今日の鮎の石焼きの会を主催する人達は・・・・。
石を焼き、竹を削り、高熱になった石の上になすびで土手を作る。
味噌に味醂と酒を加え、鮎の内臓 ( ウルカ ) で味を付け、鮎を味噌焼きに。
鮎の稚魚を放流し、鮎が棲む川を大切にしているみなさんが、鮎を味わいます。
年に一度、お地蔵さまの前に集まり、大人の給食会。

石を焼く

竹を削り

新聞紙で囲う
鮎の塩焼きは、新聞紙で囲み熱が逃げないように
丸~るく囲むための竹ひごを削り編みます。
素朴でおおらかに、ワイワイ楽しく鮎づくし。
ご馳走さまでした\(^o^)/
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。