先日、台風が日本列島をなぞるように、通過するとの天気予報が出されました。
何回確認しても、佐渡を直撃しそうなコースです。
そこで、のん気な我が家でも、畑の草や野菜が飛ばされないようにと、
片づけたり、植木鉢が倒れないよう、君子蘭や金のなる木などを移動させ準備しました。
はるか南から、沖縄、九州、四国、東海‥‥台風被害の大雨・大風が刻々と。
台風が北上するようすと、ニュースが近づいてきます。
‥‥が、意外にあっ気なく通り過ぎて行ってしまい‥‥ました。
台風の目にでも入ったのか?
一瞬、しばらくは、降ったり・吹いたりしましたが、ヤレヤレ、ホッで済みました。

棚田 刈り入れま近
収穫を目前にした稲が倒伏したり、田んぼがぬかるんだりしないか‥、
柿や林檎の実が落ちたり、キズついたりしないか‥。
自然災害は農業者にとって、心配ではあっても、逃れることができない猛威です。
目の前に広がる稲田は、日毎に色が濃く輝いてきて、一面が黄金色の海。
稲穂が風に波打つ様子は、ほんとに美しい風景。
今年も、豊作の予感 (^。^)y-.。o○
願わくば、もう少し穏やかな秋空が続いて欲しいものです。

色づき始めました
おばあちゃんは、事あるごとに、
「天の神様、どうか、どうか明日も晴れてくれますように‥」と、お祈りしていたな~。
素直な気持ちで、そう願いたくなる秋晴れは、一日いち日が貴重です。
さわやかな、秋の気配がするようになってきました。
例年、9月の第一日曜日には、佐渡国際トライアスロン大会が開催されます。
トライアスロンの開催日は、ノーカーデーが定着しているため、
協力のためもあって、「しままるしぇ」は、営業を休みます。
☆。。。。。。。。。。。☆。。。。。。。。。。。☆。。。。。。。。。。。。☆
この日は、実家近くの先輩たちが誘って下さる鮎の石焼きの会に、お呼ばれしました。

鮎 焼き石にのせて
今日のメイン、石焼きの鮎。
内臓(うるか)と、自家製味噌で土手を作り、焼き石にのせます。

炭で 串焼き

天ぷら ゆっくり骨まで柔らかく揚げる

蕎麦 かりんとう

古代米入り お赤飯
朝、九時に集合し、料理と会場の準備を始めました。

竹串作り
片方の先を尖らせ、反対の端を土にさせるように切り込み、竹串を作る。

川から運んだ 石を焼く
穴を掘り、丸太を燃やし、近くの河原から集めてきた石を投入し熱すること2 時間。

串焼き

竹のカップ
竹の器で、佐渡の地酒をいただく。
大小の器に、どれにしようかな。子供のようにチョッと悩みながら選んでいました。

地酒の燗
竹の香りが移ります
さあ、準備が整って。 乾杯 (^O^)/

お世話役
この鮎の石焼きは、400年前から続くと言われる郷土料理ですが、
最近では鮎漁をする人が少なくなってきたことから、とても貴重な料理になっています。

串焼き うるか
仲間が集まり、呑むお酒は更に旨い

話と乾杯 盛り上がります
参加者の得意料理が、次々と登場します。

チャプチェの材料
さつま芋のでんぷんで作られた春雨と、野菜を、醤油、塩、砂糖で甘辛く味付け。
仕上げに、ごま油を加えます。

チャプチェ 完成

焼き茄子 枝豆 葡萄 漬け物

お地蔵さま の 広場
この集落の中央を流れる羽茂川。
そこに棲む鮎を愛でる、鮎の会。
この夏、50年に一度の大雨のため、川の濁りが治まらず、鮎の数も激減しました。
鮎の会の会員たちは会費を出し合い、
毎年、稚魚を放流し、鮎漁を通じて郷土料理として楽しむことで、
鮎漁を後世に繋ぎ、自然を守ろうとしています。
年に一度、お地蔵さまの広場に集まります。
会員の鮎に対する熱い志と、愛を感じた一日でした。
毎年の楽しみ、醤油と味噌の仕込みをしてからおよそ半年。
仕込みは 4月24日。 その後はいかに、ということで、
ようすの確認と、チェックのための天地返しをしました。

醤油
醤油は、二階の廊下で陽ざしがたっぷりとあたり、温度が高めの場所に置いてあります。
カビもなく、順調に発酵しており、大豆や小麦・塩がとてもよく馴染んでいます。
ホツとしてニコニコ。
次に、無農薬で育てた大豆と、佐渡の塩、佐渡産の麹で仕込んだ味噌の様子をチェック。

味噌
2月15日に仕込んだ、味噌の天地返し。

味噌
仕込みを体験したいという若い夫婦と一緒に仕込んだ味噌も、順調に発酵中です。

味噌
味噌はやわらかく馴染み、大豆と麹の甘さを充分に感じます。
混ざりモノがなく安心・安全・・・だけでなく、極上のお味の醤油と味噌。
佐渡暮らしの宝物です。
八月の最後の週。今日から学校の新学期が始まったようです。
夏休みの自由研究を抱え、小麦色の肌をした子供たちの笑顔が弾んでいました。
夏の間の小屋の窓の日除けとして、植えたゴーヤーを収穫しました。

ゴーヤー
佃煮を作ってみようと、準備。

種とワタを取る

素材を揃えて
湯がいて苦みを抜き、よく搾っておきます。
生姜・しらす・鰹節・白ごまを用意し、
味つけには、地元のお酒・醤油・砂糖を少々。

完成
昔ならば、ご飯のオカズになるようにもう少し濃い目の味付けにしたのでしょうが、
今は旨みを出すための、しらす干しや鰹節や胡麻を加え、より美味しくなるように工夫。
ゴーヤーの少しの苦みと、シャキッとした歯ざわりを残して(^_^)v

取り忘れていた~
今年は、「ゴーヤーが小ぶりで、数も少ないね~」
もう一度よ~く探してみると、「有りました!!」 隠れ上手です。
我が家のゴーヤーでささっと作り、今夜の酒の肴と、夕飯のオカズとしました。
夏のなごりの、ゴーヤーの佃煮をいただきました。
佐渡の初夏のご馳走、岩魚をいただきました。
友人が自分で釣りあげた30cmを越える、立派な岩魚です。

岩魚 6/26
腹わたまできれいに調理して、後は焼くだけ(^_^)v
川魚ならではのヌメリが生き生きとして、桜色の身が美しいこと!!

桜色の肌

塩焼き
調理するのが初めてで、塩を振り過ぎたようですが、アツアツの焼きたてをご馳走になりました。
香りも甘さも、これが岩魚(^_^)v なんだ。
新鮮な味わい。
佐渡の秘境のあるところには、岩魚・山女も棲んでいるそうです。
友人は初夏の数回のみ釣りを楽しみ、我が家にも季節の味をお届け下さいました。
30センチ(尺越え)のものは、佐渡に住んでいても、とてもとても貴重なもの。
ご馳走になりました。
ありがとうございました。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。