年度が変わる時期。
今日は、一つの仕事の引き継ぎ、交代の手続きを完了しました。
地域に住めば、地域の協同作業やお役目が順番に回ってきます。
我が家は、昨年度の嘱託員としての役目を務めてきました。
回覧板
八幡地区は、およそ100世帯ほどの集落ですが、
普段は四つの班に分かれ、班ごとに嘱託員が設けられています。
月に二回の回覧板配布、地区の道普請、運動会の手配、町内会費や寄付金の集金など‥。
申し送りの書類
この家に引っ越して、まだ屋号もオボロにしか覚えていない頃から
「 来年は、お宅の順番ですよ」
近所の方々に言われていましたので、心の準備はしていましたが‥
手順がわからない‥。
配布書類をお届けに、何度伺ってもお留守だったりしましたが、
だんだんと、要領を覚えていきました。
我が家にも、親しみを感じてもらえるようになってきました。
嘱託員の地味な役目のことは、地区のみなさんが既に経験済のことゆえ
とても、親切に協力して下さいました。
おかげ様でこの一年の任期中には、特別な冠婚葬祭もありませんでした。
町内の方々が、平穏に健康で過ごされたことの証しでもあります。
今年度は、100戸の代表の町内会長と役員の大役を務める順が班にまわってきます。
2月半ばの夜、
引き継ぎの前に、我が家に集まり話し合いをしていただきました。
拘束される時間が多い町内会長の大役を、話し合いで穏やかに決めていただいたことに
ホッと安堵と感謝の思いです。
嘱託員や町内会長などの選出のために、
ご近所ともめ事が起きたり、町内会を脱会したりする地区もある‥とか。
一人暮らしのお年寄りや、固辞する方に役を無理やり押し付けたりすることなく
みなさんが役目を担い合える地区に住めることは、本当に嬉しいこと。
嘱託員の任務を無事終了して、地区の住人としてようやく迎えられたようです\(^o^)/
大雪と嵐の予報がでています。
数日は家に籠もれるよう、食料を買い置きしたり、灯油を継ぎ足したりして準備しました。
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正月行事の締めくくりとして行われるのが、歳神様・・・せーのかみさま。
道路脇のあちこちで見かける、道祖神。
集落の堺にある小さな祠や石仏、村の守り神さま、実りの神様だそうで。
正月に家に来てくれた歳神様・・せーのかみさまを、お送りするために、
子ども達がその年の役宅に集まり、
「とうらいや」 さん の前日に、行なってきた行事だそうです。
歳神様
八幡町に住んで二年目になりますが、「 来年は、お宅が歳神様のお世話役ですよ 」
「 経験がないようでしたら、参考のために見ておきますか?」
‥と、今年の担当をしている、お隣さんが声をかけて下さった。
八幡町・中町には、ここ数年、子どもが住んでおらず年寄りばかり‥‥。
一年ごとの持ち回りで、この一式を預かるのだそうです。
床の間に、お神酒とお赤飯をお供えし、藁を両脇に置き、御幣を飾ります。
八幡町・中町の道祖神
正月のしめ縄や門松飾りを神聖な火で焼き上げる、
「 とうらいや 」 さんとは違う行事なのだそうです。
玄関に旗 せ~の神の当番
せ~の神の行事を伝えているのは
この八幡町と隣の集落の数か所くらいに、なってしまったのだそうです。
飾りの藁の意味などを、きちんと説明がしきれない覚束さもありますが
それ故に、覚え書きとして
写真を撮らせていただきました (*^_^*)
新年 あけまして おめでとう ございます。
おだやかな 清すがしい朝
新年を迎え 近くの八幡宮へ 参拝して参りました。
佐渡に移住して、八回目の初春です。
酉年
酉年を迎えて、この一年が 、多くのお客さまとの出会いの場となって
ますます賑やかな市場 ( まるしぇ ) となりますようにと願っております。
はるちゃん工房の作品の多くは、
藍染を基にした木綿の古布を使ったり、紬の着物、染めの生地を再生しています。
リメイクされた上着やパンツやベストは、とても斬新で自由なデザインです。
布の袋物も、いろいろ揃っていて
手仕事の丁寧さと、温もりが伝わってくる作品ばかりです。
柿餅
佐渡で珍しい「柿餅」を食べていただけるのは、
しままるしぇだけですので
毎週、土曜・日曜、お気軽にしままるしぇ にお立ち寄りください。
酉年を 祝って
新しいものと、古いものの両方を大切にする
出合いの場所にしたいと思っています。
しままるしぇ
本年も しままるしぇ をよろしくお願い致します。
朝から、チンチンと鉦(かね)の音が聞こえてきます。
今日は、地蔵盆。
昨日から当番の方が、お地蔵さまのお堂を清め、幟を立て準備しておられました。
あそこにも、ここにもと、道の傍にはお地蔵さまが祀られています。
八幡町 中町のお堂
当番の役の方は、お知らせとお布施を集めに来られた際に
高齢化のために、これまでのように維持できるかどうか
「ギリギリのところなのですよ」 と、心配されている行事。
身近なお地蔵さまに、子供の病気の平癒を願って大切にされてきたもの。
赤泊線の山深いところにある、梨の木地蔵さんでは
前夜の23日からお籠もりをし、真言を唱え続け
地蔵まつりとも呼ばれているそうです。
八幡町 下組 お堂
親の願いは、いつも同じ。
子供がおだやかな心で過ごせて、健康でいてくれること‥のみ。
地蔵盆 の お団子
祈りのこもった、お団子をいただきました。
8月14日、とても素敵な盆踊りに出かけてきました。
お盆の行事は昔ながらの形から、少しずつ変化してきているそうですが、
ここ、赤泊、山田地区では、しっかりと 「 山田の盆おどり 」が踊り継がれています。
盆おどり会場を照らして
山田の盆踊りは、8月13日から15日の3日間、
佐渡おけさの元のかたちとなったと、伝えられている山田ハンヤとソーメンさん。
「 この地域だけに残されているんですよ 」と、盆踊りの世話役さんは、誇りをもってお話し下さいました。
太鼓 に 合わせて輪になって踊る
佐渡の盆踊りといえば、相川音頭、佐渡おけさが繰り返し踊られる夜ですが
ここでは、山田ハンヤとソーメンさんが主に踊られます。
子供の頃から参加している盆踊りに、若者の姿が多いのが印象的でした。
気難しい年ごろ(?)の子供たちが、地域に大切にされているからこそ
年に一回の盆踊りには、自然に集って
山田地区の盆踊りは、守られてきたのでしょう\(^o^)/
ハッタン の 灯り
ソーメンさんとはなんぞや?
何を唄っているのか、ちゃんと理解できないままでしたが‥
かなりきわどい歌詞が続く、陽気でおおらかな盆おどり唄でした。
太鼓のバチと、盆おどり唄が広場に響くと、
全員がサ~と広がり、一緒に踊り出しました。
みんなが手拍子を打って、輪になって
これぞ、盆踊り\(^o^)/
近くの地域に育ちましたが、初めて聞くリズムと踊り。
素朴で温もりのある、地域の盆踊りの夜をを楽しみました。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。