地蔵盆とは、8月23日に近所のお地蔵さまのお堂に籠もって真言を唱え、
翌日24日にはお坊さんにお経を唱えてもらう行事・・・とか。
お隣さんに誘われて、初めて参加しました。
八幡中町 お地蔵さま
夜の7時にお堂に集まり、真言を唱えます。
この夜には17人がお堂に集まって、チンチンと鉦(かね)を叩き、
トントンと太鼓を打ちながら、真言を唱えました。
お馴染みの赤いよだれかけを首に巻いたお地蔵さまは、本来は子供の守り神だそうです。
地蔵盆は宗派を問わず、どこの家でも参加できることで続いてきました。
弘法大師(後の空海)の広めた真言は、お葬式の時にも唱えられるので
真言の意味が‥まだ‥よくわからないのですが‥‥。
御詠歌集
母が使っていた御詠歌集を、実家から借りてきました。
すると、御詠歌集に挟まれて
母の手書きの文字が、出てきました (^_^)v
その他にも
地蔵念仏
この色々な真言が、どういう時に唱えられるのか、さっぱり区別がつきません。
大先輩のみなさんは、毎月二十日にお堂に集まり地蔵真言を続けてきましたが、
高齢化が進んだこと‥、若い世代は勤めがあって参加できないこと‥などで、
継続が難しくなっていました。
そこで、昨年に、八幡町中町地区の総会が開かれ
初春 お盆 春の彼岸 秋の彼岸
年に四回は、お地蔵さまに集まることに変更されました。
止めるのではなく、回数を減らすことで、少しでも永く行事を継承して行こうとしています。
佐渡では、お地蔵さま、道祖神などが道の側に多く見受けられます。
お堂に集まりチンチンと鉦を叩くのは、お婆さんの役目と思っていましたが、
その順番が自分に回ってきた‥その歳になったってことらしいです。
年が明けて、もう14日になりました。
八幡町地区では、子供たちが参加できるように、日曜日に “ とうらいや さん” “ と~どや さん ” をする所が多くなってきました。
とうらいやさんは、本来なれば15日に、竹や藁で台を組み、炎の色が美しく見える夕方に正月飾りを焼きます。
神聖な火で、子供の冬休みの書き初めや注連縄を焼き、その残り火で昆布・餅・するめなどを炙って、無病息災を願って食べる正月の行事。
「とうらいや」さん の前の晩に、その年の役宅で行われるのが “ せ~の神 さま”
今年の我が家は、小正月の行事の歳神さま ( せ~のかみ様 ) の、当番にあたっています。
床の間
前の年に教えていただいたのを真似て、床の間に飾ってみました。
赤飯とお供え餅、お神酒と御幣を飾ります。
両脇に置く藁の束の謂れは、よくわからないそうですが、教えていただいたままに。
幸いにもこの日は、穏やかな陽ざしに恵まれました。
道祖神
小さな祠に、御神酒とみかんをささやかにお供えします。
当番の家 旗を目印に
集落の路傍の神さま、集落の境などで祀られている、いちばん身近な道祖神さま。
調べてみると、所によって形がずいぶん変わっているようですが、
私たちのところではこんな感じです。
翌日のとうらいやさんの朝に、来年の当番さんに一式をお届けして、お役目を無事完了。
正月気分が明けて、さあて、普段の生活に戻ります。
佐渡の9月15日は、佐渡中の秋まつりが集中する日。
稲の刈り取りは、このお祭りを祝ってから本格的に始まります。
我が家は八幡地区にあり、八幡神社の祭礼の日です。
秋祭りは、地区の青年会が中心となって、賑やかに太鼓や大獅子・赤鬼・青鬼・マメが各家を廻ってくれます。
日中には、子供たちが樽の神輿とともに、明るい掛け声で地区中を練り歩きます。
お祭りに参加する子供たちは、特別に学校はお休みのようです。
子供たちの神輿
一日中、太鼓の音が近くなったり、遠くなったり。
朝早くから、賑わいが聞こえてきました。
青年部の人は、朝三時起きし、神社でお祓いを受け、四時から出発したのだとか。
八幡 青年部
我が家あたりは、夜の九時半頃に来てくれました(^_^)v
赤鬼さん 青鬼さん
家内安全、健康を願って、獅子がガブリ。
ご利益の、アラタカならん事を(^。^)y-.。o○
獅子に ガブリ
これで、今年も家内安全‥のはず。
豆蒔き 家内安全
青年部のみなさんは、今年は24人。
50歳で定年制を採り入れたので、青年部の人数が年々減っていく状態だそうです。
素朴なお祭りが、地域の人によっていつものように行なわれる幸せを感じる一日でした。
秋空に、たくさんのトンボが飛び交い
平野の稲の色が、明るい黄金色に実ってきました。
いよいよ、稲刈りが始まりそうです。
水平線の向こうまで 黄金色の海
佐渡の米蔵
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今日は、西三川から豊田までの地域の祭礼の日。
しままるしぇ にも、小布勢神社の大獅子が商売繁盛のお祓いをして下さいました。
迫力の 大獅子
大獅子
雌獅子 雄獅子
小布勢神社
しままるしぇ 前にて
ほら貝の音 と 共に
以前は、大獅子は二日間をかけて、各家の門付けをしたのだそうですが、
今は、若者たちの笑顔を、軽トラに乗せて、一日で回りきります。
今年から、しままるしぇ と しまふうみさんもお祓いをしていただきました。
四年目に入ったしままるしぇは 、雄獅子と雌獅子に見守られて、
ますます、お客さまで賑わうお店となりますよう‥。
秋のおだやかな重陽の節句の日、小布勢神社の祭礼を祝い、お客さまと楽しみました。
さわやかな、秋の気配がするようになってきました。
例年、9月の第一日曜日には、佐渡国際トライアスロン大会が開催されます。
トライアスロンの開催日は、ノーカーデーが定着しているため、
協力のためもあって、「しままるしぇ」は、営業を休みます。
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この日は、実家近くの先輩たちが誘って下さる鮎の石焼きの会に、お呼ばれしました。
鮎 焼き石にのせて
今日のメイン、石焼きの鮎。
内臓(うるか)と、自家製味噌で土手を作り、焼き石にのせます。
炭で 串焼き
天ぷら ゆっくり骨まで柔らかく揚げる
蕎麦 かりんとう
古代米入り お赤飯
朝、九時に集合し、料理と会場の準備を始めました。
竹串作り
片方の先を尖らせ、反対の端を土にさせるように切り込み、竹串を作る。
川から運んだ 石を焼く
穴を掘り、丸太を燃やし、近くの河原から集めてきた石を投入し熱すること2 時間。
串焼き
竹のカップ
竹の器で、佐渡の地酒をいただく。
大小の器に、どれにしようかな。子供のようにチョッと悩みながら選んでいました。
地酒の燗
竹の香りが移ります
さあ、準備が整って。 乾杯 (^O^)/
お世話役
この鮎の石焼きは、400年前から続くと言われる郷土料理ですが、
最近では鮎漁をする人が少なくなってきたことから、とても貴重な料理になっています。
串焼き うるか
仲間が集まり、呑むお酒は更に旨い
話と乾杯 盛り上がります
参加者の得意料理が、次々と登場します。
チャプチェの材料
さつま芋のでんぷんで作られた春雨と、野菜を、醤油、塩、砂糖で甘辛く味付け。
仕上げに、ごま油を加えます。
チャプチェ 完成
焼き茄子 枝豆 葡萄 漬け物
お地蔵さま の 広場
この集落の中央を流れる羽茂川。
そこに棲む鮎を愛でる、鮎の会。
この夏、50年に一度の大雨のため、川の濁りが治まらず、鮎の数も激減しました。
鮎の会の会員たちは会費を出し合い、
毎年、稚魚を放流し、鮎漁を通じて郷土料理として楽しむことで、
鮎漁を後世に繋ぎ、自然を守ろうとしています。
年に一度、お地蔵さまの広場に集まります。
会員の鮎に対する熱い志と、愛を感じた一日でした。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。