真野にある阿佛坊・妙宣寺本堂において、日野公忌例祭奉納能が演じられました。
妙宣寺では、毎年7月3日が定例能。本堂の中に松の幕を張り、能舞台とみたてます。
仕舞 紅葉狩
仕舞は、先輩方の指導を受け、舞台を務める真剣さが伝わってきます。
地の謠は、迫力と格調。朗々たる声が本堂内に響きわたりました (^_^)/
仕舞に続き、鷺流狂言「人か杭か」が演じられ、そして、いよいよ奉納能。演目は杜若の精の舞いが見どころの「杜若」“かきつばた”。
鷺流狂言「人か杭か」
能 杜若 ( かきつばた )
地 知り合いが何人か
佐渡だからこそ、身近なところで見られるのが “ 能 ” 。
ランプの上に燕の巣 右カモイに母燕
能には関係ないのですが、本堂で開演を待つ間の観客を微笑ませたのが、親子の燕。
安全な子育てをするには‥、よ~く考えて母燕が選んだ場所は、本堂の梁。
能の公演の間、母燕は心配そうに見守っていました。
お寺はライトの上に、段ボールを置いて燕に協力。
それと、多く見られたのがカメラマン。佐渡ならではの被写体として “ 能 ” は人気とか.
どこかの写真展や、ブログの話題として紹介されることになりそうです。 (^J^) (^O^)
朝からスッキリ晴天・無風。田植え日和に恵まれました。
準備 次世代へ教育実習中
山は 淡い緑色
新人 奮闘
畔のよもぎに てんとう虫
小昼は 草餅ときな粉で
外で働くと咽が渇きます。お腹も空きます。 休憩を入れながら賑やかに仕事を進めます。
田んぼに苗が植えられ、水が引き入れられると、やっと美しい風景に。
苗起こしに失敗し、最初からやり直したために、田植えの予定が半月ほど遅れていました。
大切な第一段階の作業を無事に終える事が出来、肩の力が抜けるほど安堵しました。 ホッ。
(^。^) (^-^)
田植えの手伝いを終えた夕方に、真野のスーパーへ寄ると、その前を
シャー・シャーと、独特の軽い音をたてて、ロングライドの自転車が通り過ぎていきます。
佐渡一周を走り抜け、ゴール手前の10km付近。
「 お疲れさま~! あと少しで~す!」 野良着のまま、手を振り応援していると、
早朝から200kmもペダルを漕ぎ続けて来て、お疲れのはずのライダーの方達が、笑顔を見せて下さったり、手を挙げて応えて下さるのです。
ゴールまで あと少し
車輪の音も軽やか
昨日のオープンマーケットでお話した方が、元気に通過して行かれました。
お互いに、「 あら~ (^O^)/ 」
五月の日曜日は、快い疲労と充実感に満たされた一日になりました (^u^)
佐渡の名産であるおけさ柿に、手を加え、趣向を凝らして何か新しい製品を作れないか‥
いつも考えて暮らしています。
今日は柿製品の話し合があり、会場に早めに到着したので、近くの小さな公園を散歩しました。
すると、昭和の時代の懐かしい名残を見つけました。
相撲の土俵 と 観覧席
昭和の頃には盛んだった、相撲の地方巡業。
人気の高かった横綱の大鵬・柏戸時代に、この土俵で佐渡場所が開かれ、大変な賑わいだったことがあったのだとか。
関取り達は、近くの名家に分かれて宿泊し、大層なもてなしを受け、歓迎されたそうです。
丸い土俵と、その回りをぐるりと取り囲むすり鉢状の観覧席が、形をそのまま残して公園にありました。
そう言えば、小学校の校庭の片隅にも、近くの神社の境内にも土俵があったなぁ。
お祭りの日には、力自慢の青年や子供たちが、熱戦を繰り広げていたなぁ‥。
民俗学的には、相撲は農業生産の吉兆を占う=神事だったそうですが、使われなくなって久しい公園の土俵に、昭和の時代の光景が思い出されました。
島開きのこの日は、あちこちの神社で獅子が舞います。
春祭りと重なった日曜日、快晴となりました。
午前5時30分、夜が明けるのを待ちわびて真野総社神社から、いよいよ鬼太鼓が出発。
総社神社に奉納し、イザ、出陣 !!
集落の1軒1軒に門付けして回り、一家の健康と、この年の豊作を祈願する鬼太鼓の舞いは、夜の11時頃まで続きます。
金井、大慶寺
桜の蕾はまだかたく、花見とはなりませんでしたが、大慶寺では恒例の “ 市 ” の開かれる日。
今年のテーマは 「 はな 」。 作品や飾り付け・身支度などのどこかに表現を工夫します。
境内の長屋門ギャラリーでは、“ はな ” の写真・絵画・手芸・木工などが展示されています。
わが柿餅本舗もこの門前市に、毎年参加させていただいております。
門前市マップ
これも恒例、柿餅の試食販売
おかげさまでたくさんのお客様に、ご試食いただきました (^u^)
大慶寺に隣接する八幡宮には、4つの集落の鬼太鼓が集結し、お祭りを盛り立ていました。
八幡宮の鬼達
若くて勢いのある獅子達が打ち鳴らす太鼓や、軽やかで歯切れのいい舞いは、力強くてワクワクする魅力があります。
“ 市 ” を眺めて歩き、味わい、ライブに耳を傾け、獅子の舞いや太鼓を楽しむ。
春の陽ざしを浴びながら、おしゃべりの花が咲きました。盛りだくさんの一日でした (^O^)
春の訪れを告げる行事がもう一つ。
3月25日、赤泊総合文化会館において、赤泊演劇研究会による創作民話劇「玄達物語」が演じられました。“ 玄達 ” は村に住み着いた、権威嫌いの、いたずらで愛嬌もののムジナです。
赤泊地区には、酒飲み天狗・夕鶴・お地蔵さま・笠取山の雷さん・お城の殿様・太郎杉と呼ばれる大杉などが生き生きと活躍する、民話がその他にも伝えられています。
むら芝居の出演者・スタッフは、老若男女、じいさんばあさん、父さん母さん、あんちゃん姉さん 小学生や保育園の子供まで、総勢100人に及ぶそうです。
はじまり、はじまりい~い!
吉本顔負け、抱腹絶倒の演技に拍手喝采
村の子供達 キャスト紹介に少し緊張して
母さん方のハーモニー 普段は民話の語り部
まるでミュージカル
御番所太鼓の応援に会場騒然
全7場、1時間半があっという間に過ぎて行きました。
この赤泊演劇研究会の民話劇は、今回が21回目。
平成4年から毎年上演されていれだけあって、佐渡赤泊地区の方言を使い、集落に古くから伝わる色々な民話を演ずるとのことでした。
出演者の熱心さがよく伝わり、言葉の発声もよく訓練されいて、とても楽しいお芝居でした。
地元に伝わる民話を、子供たちが演じることは、大きな経験となったことでしょうね。
子供たちの中に、将来の “ 村の民話の語り部 ” が育ってくれそうな予感がしました (^O^)/
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。