佐渡の豊富な竹の子のシーズンも、いよいよ終盤。
地場野菜を集めて、人気のあるホームセンターの入口の売り場に“真竹”が並んでいました。
真竹が出てくると、お母さん達は「今年も竹の子を、ぎょうさん食べた。もうこれが最後だね」
そう言いながらも、また、真竹を買っていきます。
昔から、竹の子と身欠きニシンと昆布で煮物を作ってきました。
身欠きニシンは、臭みを抜く為に米糠で煮て、よく水洗いし、油分を落としておきます。
昆布は、煮物用の巻いたもの。
竹の子も軽く米糠であく抜きして、準備しておきます。
後は、ゆっくり煮て、
地酒と少量の砂糖を加え、醤油で味付けするだけ(^^)/
先輩のお母さんに、「佐渡では、何と呼ばれている料理ですか」
と、お聞きすると
「名前の有るほどのものでは‥ないねぇ~」と、あっさりしたご返事。
昆布が、少しクタクタになる位まで煮込むと、
竹の子に、身欠きにしんと昆布の旨味がたっぷり染み込みます。
佐渡の家庭の味、素朴な竹の子の煮物。
畑では、夏野菜が次々と実り始めていて、
「お宅にはまだ無いようだから、よかったら、ど~ぞ」
やわらかく、歯切れよく、つやつやの夏野菜たちで、
サラダも天ぷらも煮物も、美味しい仕上がりに。
野菜作りのプロの畑から、我が家は、ありがたく頂きもの生活です。
ニュースによれば、昨日は西日本でも関東エリアでもゲリラ的な雨が降ったそうです。
佐渡おとなの遠足の 6 月 21 日 は、明るい曇り空に恵まれ、
地図に無い道、飯出山旧道~山頂 ( 標高 540 m ) を訪ねました。
出又橋近くの公園、 七福神が並んだ広場に集合。
登山に備えて、準備体操・足首や体幹ほぐし。
ここの広場から、遠足が始まりました。
ここから、想像していた以上の登山になりました。
スタートして間もなくのところに、石仏があります。
登山道の脇には、石仏が一丁 ( およそ109 m ) 進む毎に並び、
山道の案内と安全を見守ってくれています。
写真の左に赤いリボンが見えますが、木の枝に結ばれ登山ルートを示してくれていました。
水分を取りながら、小休憩をはさみながら、ゆっくりと登りはじめました。
うっそうと茂る雑木林、尾根伝いに、けもの道のような、ほぼ道なき道を上って行きます。
急な坂道が続きますが、木の下なのでさわやか。
登りがキツかったため、途中の写真を撮る余裕もなく‥
うっかりすべり落ちたりして、同行のみなさんにご迷惑をかけることのないようにと、
同じ思いのお仲間と、慎重に一歩ずつ進みました。
登っても登っても、まだまだ山の中でした~(^v^)
小さな仏さま達が、年月を重ねて、苔むして丸くなった姿で並んでいます。
赤泊線の 「 梨の木地蔵 」 と同じように、子供や家族の病の平癒を願って、
信仰の飯出山に供えられたものだそうです。
山頂には観音堂と、休憩所とトイレが設備されていて、
ここで、お昼のおむすびタイム(^-^)
観音堂
説明によると、飯出山は 「 女人金北山 」 と呼ばれ、
女人禁制であった金北山に対しての、女性たちの信仰の山であったそうです。
そして、恒例の
山頂の風に吹かれながら、みなさんが笑顔で記念写真を一枚。
さて、同じ道を帰ります↓
途中の仏さま達
上りには余裕がなかった為、目に入らなかった小倉の棚田が、はるかな遠く下に見えました。
途中に出合った花たち
下りには、足元の花や風景を楽しむことができました (^O^)
薬草と知られる黄連 ( おうれん) や、山菜も豊富に見られました。
心地よい汗をかき、無事に下山して、ホッと安心。
出発前、昼食後、山を下りてからも、安全に歩き通せるよう柔軟ストレッチを行いました。
このストレッチが、よく効いて体の痛みがやわらいで、本当に助かりました(^-^)
帰りの途中には、名水と云われる小倉の湧水場に寄って、喉をうるおし手を洗ってさっぱり。
私たちは、この名水を空になったボトルに詰めてお土産に。
飯出山への上りに 2 時間 30 分。下りに 1 時間 30 分 の行程。
その険しさを知ってか参加者は、 25 名 と今回は少なめ。
歩数計では、 11,000 歩でしたが、その一歩は何倍もの価値ある一歩に感じました。
お互いを思いやりながら、立ったままの小休憩を取りながらの登山。
無事に戻れて、やっと達成感を味わいました。
案内のために先頭に立ち、中ほどでは全体を見渡して、しんがりを務めてくれた男性方のやさしさ。
甘えることなく、明るい話題を見つけながらキチンと歩き通した女性達。
「 おとなの遠足 」 ならではの、チームワークを楽しみながらの、
個人では、とても行くことは出来ないコースでした。
山登り初心者に守るべき注意点として、装備の大切さを言われますが、
靴の役割、手袋の必要さ、飲み水の準備など、どれも大切な事と改めて感じました。
ストレッチが効いているとは言え、ふくらはぎも腿にもまだ鈍い痛みが残っています。
ですが、快い疲れです。
ありがとうございました (^u^)
昨日は雨、明日も雨の予報。
6 月 20 日
ならば、今日の晴れは貴重な一日。
青梅をもぎに姉の家へ出かけ、貰ってきました\(^o^)/
いつもの年には、梅酒や梅シロップを作ってきましたが、
梅酒を飲む人が少なくて‥数年分が眠ったまま、熟成中の状態です。
作るのは楽しいですが、アルコールを飲む機会が少なくなってきました。
今度は青梅で、カリカリ梅を漬けてみたい !!
少し小粒な、まん丸の青い実。
青梅に爪楊枝でプツプツ穴をあけてから、塩漬けする方法もあるそうですが、
「 実を切ってから塩漬けすると、旨く漬かるみたい 」
との、アドバイスを貰ったので、試してみることに。
梅を刻んでいると、次から次から唾がわいてきて、
呑み込んでも呑み込んでも、口の中いっぱいになってきました(>_<)
それから
強めの塩漬けにして( 梅の重量の 10 % くらい ) 、赤紫蘇の出まわるまで冷蔵庫に保管し、待ちます。
卵の殻をよく洗い、内側の薄皮を取ったものをネットに入れると、カリカリの仕上がりになるそうです。
夏の食欲不振の時にも、おむすび・手巻寿司などにもカリカリ食感で美味しい。
でき上がるまで、もう一手間。
もうしばらく(^u^)
春の山菜の季節は、タケノコ・わらび・うど・こごみ・野フキなど次々‥。
いろいろと楽しんできましたが、ほぼ、おしまいになってきたようです。
孟宗竹に始まったタケノコも、ハチクが代わって出はじめていますので、
先輩に教えてもらった方法で、
初めての梅酢漬けを作ってみようと準備してみました。
先ず、生のままのハチク竹をスライスして、強めの塩漬けにして二日間置きます。
よ~く搾って、梅酢に漬けます。
水けが出てきますので、よ~く搾って、更に梅酢を加えます。
これを、重石をして冷蔵庫に保存。
6 月の末には、青い小梅が出てきますので、カリカリ梅を同じ要領で作ります。
更に、茗荷が取れたら、これも梅酢に漬けて保存。
それぞれを別々に作り、食べる時に刻んで合わせます。
これらを、おむすびに混ぜたり、海苔巻きに入れたり。
色あいもよく、梅の酸っぱさが心地よく、味のアクセントになります。
梅干し漬けの梅酢を使うので、前の年に、梅干しを作ることからスタートします。
地場の野菜売り場を通るたびに、旬の素材をちらちらとチェックすることが大切。
11 日と 27 日には、市 ( いち ) も立つ土地がらで、
野菜農家さんと、距離がとても近いのが嬉しい(^-^)
おやっ!!
今日は、ラッキョウが売り場に並んでいる ぞ (^。^)
過ごしやすい、晴れの日が続いています。
畑はほどよく湿り、夏野菜も根付いて、成長を始めてきています。
花とは言えないですが、山椒の実がゆらゆら。
程よい粒つぶと色づき
一年間は保存が効くそうで、醤油に漬けて保存。
刺身や冷や奴などに、ピリッとしていい味を添えてくれます(^-^)
よく乾いた、ちりめんじゃこと焚き合わせると美味しい。
おむすびに混ぜても(^u^)
素麺や豆腐などに刻んでトッピング、夏に出番が多くなる重宝な薬味。
先輩の家のため池で、涼しげ。
きれいに咲き揃い、毎年増えてきているそう。
同居の方は、ウシガエル。
迫力のある鳴き声と波紋をたてて、水連を揺らしていました。
周りの草をむしって、この一本を大切に残して有りました(^u^)
ちょっと可愛い、畑や庭のまわりの小さな花たち。
お花屋さんに並ぶことは無い花たちですが、自然のままが生き生き美しい(^O^)
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。