佐渡の稲つくりが始まり、
あちこちの田んぼに人が出て、活気づいてきました。
メーカーごとの色分けで、オレンジやブルーの機械が目立ちます。
☆ ☆ ☆
田んぼの畦には、高速あぜぬり機械あり。
力強く働く車名は、超耕速カドヌール (^O^)
ウイットの効いたネーミングに、フフフ。
畦ぬり仕事は重労働のため、大活躍の機械となり、
春の田んぼ造りの一番初めに登場します。
続いて
耕して、耕して、キメ細かい土作りが仕事の機械です。
稲作りのグランドを、整える風景が見られる季節。
耕された田んぼには水が引かれ、田植えの準備が進んでいます。
活躍の時間は短くても、働く農耕車に助けられて
佐渡の米作りが成り立っています。
高価な機械のため、お米からの収入とのバランスを考えると・・
と、言いながらも
昔には戻れないのが実情です。
土にまみれてこそ、実力を発揮して、
素敵な働きぶりを見せる力もちの車たちです。
☆ ☆ ☆
働く自動車が大好きな孫が見たら、喜ぶだろうな。
白魚
早春のいっときだけ獲れるという“白魚”
🐡 🐠 🐡
「子どもの頃から、川で獲るのが楽しみでね。スグに食べてね」と、
お隣さんからピチピチと跳ねている、白魚をいただきました。
「卵とじで食べてよし、かき揚げ天ぷらも美味しいよ」とのこと。
海へすぐの河口に、石を並べ簡単な仕掛けをしたのだそうです。
貴重な旬の魚です‥が、踊り食いにはチョット勇気がいります(*^^)v
たくさんの美しい山菜を、いただきました。
肉を巻き、ボリュームを出し濃いめに味つけしたり、
酢味噌で、シャキシャキの食感を楽しんだり(^O^)
少しだけ我が家で食べることとして、
その他のほとんどは、食堂を経営する友人にお届けして
季節の味を、メニューに生かしてもらうことに。
椎茸
かわいい、ふっくら椎茸。
冬菇が、いっせいにホダ木からに出てきたそうで、
「食べて、食べて」と、“原木したけ” をいただきました。
肉厚のツルリとなめらかな食感が魅力。
甘辛めに味をつけ、熱々を混ぜご飯に(^^)
食べきれない分は、乾燥機にかけ干し椎茸にして保存します。
お出汁として、年中お料理に使って重宝しています。
春の味いろいろ、いただきもの生活です。
暖かくなったり、冷えをくり返しながら、
春が、佐渡に渡ってきました。
春の味、海藻をいただきました。
ツルツルぬめりと、シャキシャキ感。
ピリ辛の酢味噌味にしようと思います。
湯通しし、小分けして冷凍保存します。
お味噌を溶いた後に入れれば、即席ながら本格ワカメ汁に。
歯ごたえも緑の色も、生の美味しさそのまま。
とても、重宝しています。
イカやタコと、酢の物にすればコリコリ食感。
佃煮にすれば、干し椎茸やしめじ、生姜と相性よし。
友達の漁師さんが、一番おいしい今と言う時に、届けて下さった若布。
魅力は、磯の豊かな香り。
素朴なご飯のお供に、春の旬を味わう幸せです。
いつもの、土手にも春が。
ツン、ツ~ン。さわやか~。
柿畑の片隅に、葉っぱのギザギザが生えてきました。
定番は天ぷら、ふき味噌・蕗の酢味噌などで。
ほろ苦と香りを楽しみます。
どれも、
お店で買うことなく、畑の縁や土手で摘める野生の菜っ葉。
庭の片隅に。
田んぼの畦に。
彼岸を過ぎたので、玄関から鉢を外に出しました。
花束にはならない、そこらへんの小さな花たち。
先週、搾った醤油のオリが沈み落ち着いてきました。
今日は、瓶詰め作業をします。
火入れ前の、搾りたての醤油です。
甘み成分や添加物が無い、昔ながらの醤油は、
我が家の楚々とした食卓にある、手作りの贅沢な一品です。
産膜酵母が発生しないように、冷蔵庫で大切に保存しています。
今日は、令和 4 年の醤油しぼり。
晴天で無風に恵まれ、
早朝 8 : 30 分より、作業を開始しました。
一年前に大豆・小麦・塩・水で仕込みました。
以降、定期的に大豆を潰さないように、
天地返しを重ねてきた、醤油の醪(もろみ)です。
おだやかに発酵し、豊かに醤油の香りを醸しています。
前日には、羽黒神社の山門の清水を汲み準備。
先ず、鍋にお湯を沸かすことから始めます。
最終の天地返しを、ゆっくり丁寧にしました。
箱根清水を沸かし、加えます。
佐渡で醤油造りを広げてくれたのは、絞り師の斎藤さん。
今年は 12 のグループが、醤油造り活動をしているそうです。
我が家は、6回目の醤油造りです。
お醤油の香りが豊かにただよってきます。
火入れの温度は、88 ℃に。
アクをすくい、完成です(^O^)
醤油の温度が冷めるのを待ち、持ち帰りました。
さっそく、生の絞りたて醤油を味わってみると、
塩味の奥から、小麦と大豆の甘さを感じます。
おいしい(^^)v
搾りの全ての工程を、担ってくれている斎藤さん。
醤油造りの仕込み~絞りまでを、佐渡で完結できるようになりました。
澱が沈むのを、一週間ほど待ち
瓶詰め作業を予定しています。
20年3月の醤油しぼりの様子
醤油仕込み~搾り | 佐渡の柿餅本舗 (sado-biyori.com)
作業の間中、餌を探してクルクルと側で遊び、
人懐っこいニワトリ達との、のどかな一日でした。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。