八幡町の家から、いつも見上げている金北山。
大佐渡スカイラインが、冬ごもりを解いて開通したとのことですので、
さっそく春の山野草を楽しみに、山へドライブに行ってきました。
スカイラインへ入って間もなくの所に、友人ご夫婦が育てているお馬さんたちが
広場でゆったりと過ごしていました。
母馬の毛は白く見えますが、間もなく換毛期を迎えると、
仔馬と同じこげ茶色に変わるのだそう。
小さな体に、逞しく太めの足。
飼い主のお母さんの近づく足音を聞きつけて、
雪解けの沢水を汲んでくれる、お母さんの近くに集まって来ました。
例年ならば、 お馬さん達は、春祭りの流鏑馬として花道を疾走し、 五色の布で飾られて、お祭りの華となる役目を負っているのですが‥ この春も、お祭りは休止のため、出番はありませんでした。 | |
山は木々が芽吹き始め、やさしく淡い色あいに変わりつつあるところ。
田んぼも耕されて、静かな山里も春の準備が進んでいるようです。
春の到来を告げる花たちに出会いました。
ブナの木の根元に、群生しています。
二輪草の白い花は、清楚 可憐という言葉がピッタリの風情。
芽吹きの季節は光が溢れて、新鮮な美しさ。
急な山道を登って、降りて、
待ちに待った春の、2時間ほどのドライブでした。
今年も、軽ろやかな花の色。
古木の風格と枝ぶりが好きで、毎年通う種蒔き桜。
樹齢は、250年~300年とか。
二人、三人と、連れ立って訪れ
桜の下に静かに佇み、静かに去って行かれました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
13年前に、柿餅本舗として創業したのが、ここ羽茂大崎でした。
黙して存在し続ける孤高の一本桜は、地区の中心にあって大切にされています。
八幡町に加工所を移転してからも、毎年この季節になると
法乗坊の桜に逢いに来るのを楽しみにしています。
佐渡の稲つくりが始まり、
あちこちの田んぼに人が出て、活気づいてきました。
メーカーごとの色分けで、オレンジやブルーの機械が目立ちます。
☆ ☆ ☆
田んぼの畦には、高速あぜぬり機械あり。
力強く働く車名は、超耕速カドヌール (^O^)
ウイットの効いたネーミングに、フフフ。
畦ぬり仕事は重労働のため、大活躍の機械となり、
春の田んぼ造りの一番初めに登場します。
続いて
耕して、耕して、キメ細かい土作りが仕事の機械です。
稲作りのグランドを、整える風景が見られる季節。
耕された田んぼには水が引かれ、田植えの準備が進んでいます。
活躍の時間は短くても、働く農耕車に助けられて
佐渡の米作りが成り立っています。
高価な機械のため、お米からの収入とのバランスを考えると・・
と、言いながらも
昔には戻れないのが実情です。
土にまみれてこそ、実力を発揮して、
素敵な働きぶりを見せる力もちの車たちです。
☆ ☆ ☆
働く自動車が大好きな孫が見たら、喜ぶだろうな。
白魚
早春のいっときだけ獲れるという“白魚”
🐡 🐠 🐡
「子どもの頃から、川で獲るのが楽しみでね。スグに食べてね」と、
お隣さんからピチピチと跳ねている、白魚をいただきました。
「卵とじで食べてよし、かき揚げ天ぷらも美味しいよ」とのこと。
海へすぐの河口に、石を並べ簡単な仕掛けをしたのだそうです。
貴重な旬の魚です‥が、踊り食いにはチョット勇気がいります(*^^)v
たくさんの美しい山菜を、いただきました。
肉を巻き、ボリュームを出し濃いめに味つけしたり、
酢味噌で、シャキシャキの食感を楽しんだり(^O^)
少しだけ我が家で食べることとして、
その他のほとんどは、食堂を経営する友人にお届けして
季節の味を、メニューに生かしてもらうことに。
椎茸
かわいい、ふっくら椎茸。
冬菇が、いっせいにホダ木からに出てきたそうで、
「食べて、食べて」と、“原木したけ” をいただきました。
肉厚のツルリとなめらかな食感が魅力。
甘辛めに味をつけ、熱々を混ぜご飯に(^^)
食べきれない分は、乾燥機にかけ干し椎茸にして保存します。
お出汁として、年中お料理に使って重宝しています。
春の味いろいろ、いただきもの生活です。
暖かくなったり、冷えをくり返しながら、
春が、佐渡に渡ってきました。
春の味、海藻をいただきました。
ツルツルぬめりと、シャキシャキ感。
ピリ辛の酢味噌味にしようと思います。
湯通しし、小分けして冷凍保存します。
お味噌を溶いた後に入れれば、即席ながら本格ワカメ汁に。
歯ごたえも緑の色も、生の美味しさそのまま。
とても、重宝しています。
イカやタコと、酢の物にすればコリコリ食感。
佃煮にすれば、干し椎茸やしめじ、生姜と相性よし。
友達の漁師さんが、一番おいしい今と言う時に、届けて下さった若布。
魅力は、磯の豊かな香り。
素朴なご飯のお供に、春の旬を味わう幸せです。
いつもの、土手にも春が。
ツン、ツ~ン。さわやか~。
柿畑の片隅に、葉っぱのギザギザが生えてきました。
定番は天ぷら、ふき味噌・蕗の酢味噌などで。
ほろ苦と香りを楽しみます。
どれも、
お店で買うことなく、畑の縁や土手で摘める野生の菜っ葉。
庭の片隅に。
田んぼの畦に。
彼岸を過ぎたので、玄関から鉢を外に出しました。
花束にはならない、そこらへんの小さな花たち。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。