晩秋になると、畑に玉葱の苗を植えつけ、
来春に備えての準備を始めます。

親戚から、肥料と苗を貰いました。

ねぎや玉葱専用に調合された肥料が
ホームセンターにあって、
素人の私達には、とても重宝です。

畑に植えて置くだけで、世話いらずの玉葱。
肉じゃが・カレーに・肉料理に・スープにと
地味ながら料理の裏方として、どこかに存在する玉葱。

ひ弱に見える苗ですが、厳しい冬を凌ぐ力強さが有ります。
ブロッコリー 広島菜 春菊 
おままごと遊びのよう‥な、
我が家の畑に一株ずつ。
大根は、10株ほど。
これだけで、冬の間は十分足りそうです。

春菊を、パラリ、っと播いてありますので、
鍋料理の時には、摘んで入れたい(^O^)


我が家の冬の畑には、
佐渡の地域野菜 “八幡芋” の収穫を、残こすばかりとなりました。

少量ずつですが畑で作る楽しみ、
季節の野菜を食べる、幸せの田舎暮らし。

佐渡の蜜柑が、お店に並び始めました。


小粒で、まだ酸っぱめの早生品種。

薄い皮をむくと、爽やかな香りが立ちます。

実がたくさん付いた蜜柑の枝を、オマケに頂きました。


羽茂の地元の商品が並ぶ、地産地消のお店にて。


これは、ベラの焼き魚。
特徴あるシマ模様の魚を、出汁にします。
焼いたり、干して、出汁にする小魚は季節ごとに、
あぶらめ 鯵 トビウオ 石鯛 カマスなどに変わります。


わにかずら 
小木産の、珍しい海藻。

珍しい海藻なので、日常的に使うことはしないで、
冠婚葬祭など人の集まる時の、“おふるまい”の味噌汁に使われたそうです。
《つるも》と呼ぶ地域も。

わずかしか流通しない、
初夏の浅い海に生える、長~い海藻。
よく洗い、お吸い物に入れたり、
煮物 酢の物 味噌汁などに。

油炒めにも、
ヒジキと同じように料理するといいそうです。

干しぜんまい
人気の山菜の定番

いごねり
自宅で作ると、楽しいです。
東京暮らしの叔母に送って、喜ばれています。

お店に並んでいた、紅あずまで
芋けんぴを作り
今日のおやつにしてみました。

外はカリッと、おだやかな甘さ。
揚げたては、格別です。


羽茂の地産地消のお店 ( 風間 ) さんは、

地域で作られた、野菜や果物を預かり
地産地消の店として、長く親しまれています。


お店を覗くたびに、季節ごとの野菜が並びます。

じゃが芋・玉葱などが、
大雑把に紙袋にど~んと入っていたりします。

スーパーには並ばない、品揃え自由な、面白いお店。

これから冬にかけては、
大豆 小豆 ササゲなどの豆類が次々と。


多少の不揃いも、OK。

地元のお母さんたちが、
お客になったり、出品者となったり。

地元のいいものが、手ごろなお値段で買えますし
旬の本物が置いてあるお店でもあります。


秋晴れのこの時期は、町の主な産業である
おけさ柿農家にとっては、収穫作業がMAXに忙しい日が続きます。

そんな日は、
買い物に来る人もなく、商品を置きに来る人も無い‥。

柿もぎが最優先の地域。

ご近所も親戚もアルバイトの若者も
「羽茂の人は、みんな柿畑におるよ」でした。

売りモノではないですが、
生きのいい羽茂弁が行き交うのは、ココです(^^)v


澄みきった青空。
気温は低めながら陽ざしがあり、車の中はポカポカ。

そろそろ、
紅葉が色どりを見せている頃と思い、紅葉山(もみじやま)へ。
女神山トンネルを抜け、正面の山の上には、
飛行機雲が白く伸びて、

ススキは風に揺れて、光っています。
紅葉山にて
朝日を浴びて、黄色 赤 緑が 青空へと続きます。

色があふれ、素敵な混じり具合。

光を通すと、赤がさらに艶やか。

移動し、赤泊の東光寺さん方面へ
大豆が、はざ木に干されて
温もりの色
紅葉の絨毯 と 苔

しら萩の  はなはしろじろ
 咲きみちて さわらぎやまず
  月夜あかりに  忠治

「歌と評論」の 90 周年を記念し、
紅葉の下、あたたかい光の中に歌碑が一基。

お寺の一角に(令和元年建立)されていました。

昭和 4 年に、短歌の全国結社「歌と評論」を結成された
羽茂出身の藤川忠治さん。

東光寺は、禅寺で
「禅達」という、佐渡貉(むじな)を守護生神として祀るお寺。

禅寺には、“座禅”や“問答”の修業がありますが、
見よう見まねで覚えた問答で、新参の住職に禅問答をしかける貉だったそう。


逸話として、禅達は、
和尚が火打ち石と火打ち金で、灯篭に火を灯したとき

「その火は、石から出た火か、金から出た火か」と問い詰めたそう‥

和尚は、ならば問う
「禅達、そうゆうお前は父の子か、母の子か」と、返す。

禅達は答えに窮し、すごすごとその場を去って行った‥そうな。



もともとは、佐渡には狸は棲んでいなかったのですが、

相川が金銀山で繁栄した江戸時代、
精錬のために鞴(ふいご)が使われていました。

その鞴に、貉の皮が良いとされ、
越後の商人から “つがいの貉” が持ち込まれた由。

以来、佐渡に棲みついた狸は爆発的に増えました。


相川の親分格の狸が、団三郎。
徳和に棲みついたのが、禅達。

佐度では狸のことを、
親しみを込めて、ムジナとかトンチボと呼んでいます。

時々は、貉を山で見かけます。

畑の南瓜をかじったり、
柿の実を齧ったりと、悪さをしますが
それ程のダメージはないようです。

「貉にやられた~。困ったもんだ」
お母さん方を、苦笑いさせます。


禅達の棲む東光寺さんは、
物語を知れば楽しいし、

知らないで訪れても、
紅葉を楽しめる静かなお寺です。


重複する部分もありますが、
以前に、東光寺を訪れたことがあり、

もみじの東光寺 | 佐渡の柿餅本舗 (sado-biyori.com)

東光寺さんのすぐ近くには
赤泊線のバス停 戦道(たたかいどう)があります。

戦道騎馬武者の像が。

「民話の里」の赤泊には、
民話の内容に沿った銅像が、地区内に幾つも設置されています。

歴史的には、400年余り前の戦国時代の末期、

この場所が戦いの場となったことがあった‥そうです。

紅葉山から海に沿って、移動。
晩秋とは思えないくらいの、おだやかな日本海。

遠くには、対岸の新潟の山脈が見えています。

金北山の装いが、中腹まで華やかに見えております。

10月の末ですが、爽やかで晴れやかな陽ざしがあふれる日でした。

大佐渡スカイラインへ、紅葉がりに出掛けられた人も
多かったのではないでしょうか。

先日、
JA佐度の <よらんか舎> に寄ったおり
駅弁フェアーを開催中でした。

各地の駅弁が集まり、人気です。

デパートの催事と違って、
お弁当を作るようすを実演で‥
とはなりませんが、毎回多くの種類を楽しめます。


程よい酢加減と笹の香り、しっかり押しがきいた北陸の“ますのすし”
と、焼き鯖寿しを、選びました。

関西系の寿司は
何故か、佐渡ではまだ馴染がうすいようです。

お昼は、懐かしい駅弁にしましょ。


いつ、食べても美味しいと思う
地域の食材を生かした、駅弁です。

今も、コロナ禍のせいで
何となく自粛が続いている佐渡です。

こうして、島外の食べものを楽しめる企画はとても嬉しい。

駅弁は昔からの、究極のテイクアウト食ですね。

美味しくいただきました(^^)/

初霜の降りた朝でした。

キュンと冷え、草の上に霜が白く張りついていました。

林檎の季節。
紅玉が、くだもの直売所に並んでいましたので、
最初はやっぱり、アップルパイに。

たっぷりの紅玉をスライスし、甘酸っぱいパイが出来上がり。


次に、アイスクリームに紅玉のペーストを添えて。

酸味が魅力の紅玉なので、甘さ控えめに。

刻んで煮詰めただけのジャム。

紅白のデザートは、
カロリー高めですが、誘惑には勝てません(^O^)


紅玉の皮も入れて煮ましたので、
自然な🍎の赤が綺麗。


絵としては、変わり映えしないのですが
今朝は、ヨーグルトに合わせて。

生産者の方にお聞きすると、
今年は天候に恵まれたので、林檎は大き目に育ち、
色づきも食味もすごくいいそうです。


この林檎は、
素人の目には、何の問題は見えませんが、

少しの傷と、枝の陰での色ムラがあり規格品となりません。

加工用にまわされるのだそうです。

生の果物の出荷は、選別が厳しくて、

生産された果物を全部生かすには、

ジャムやジュースに加工する部門が、とても大切になってくるのだそう。


フレッシュな林檎で、
家庭で作るジャムは、
素朴な味がそのまま生きています。

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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