春の陽ざしがぽかぽかです。
青空がまぶしく、うれしい気分。

昨日、納品の途中、真野・倉谷を通り過ぎた時でした
何やら、取材をされているようでした。

地域の無病息災を願って、
集落に吊り下げられている《大わらじ》があります。

珍しい風習が、守られている倉谷地区。
「こんな、草鞋を履く大男がいては、この地域で悪さは出来ない」
 ‥‥と‥‥、なりますように願い

外から“盗賊”や疫病などが、入り込まないよう、
集落の出入り口の境めに、道祖神として
《大わらじ》を、祀ってきました。

3月の初めの日曜日は、
藁を編んで草鞋を作り、備え付けをする共同作業日。

長さ2.2m 幅1.4m 重さ 50㎏
地区の若者が、神事に参加していました。

今日の夕方、ニュースで、
紹介されていました(^^)v


国道沿いで目にする《倉谷の大わらじ》は、
道行く誰をも災いから守り、
村人や子供を守ってくれているそう。

おだやかな生活が過ごせますよう‥

素朴な願いが伝わってきて、
なぜか
ほんわか温かい気持ちにしてくれる、大きな草鞋の守り神さま。

今朝は、
ホ~ホケキョの鳴き声が聞こえてきました( ^^)

先日は、高校の卒業式も行われたそうです。

佐度の若者たちも、次へのステップを踏み出す時になりました。

すっきりとした青空と空気が、
心も背筋も、伸び伸びと開放してくれる感じです。

雪が白く輝き、
青空に美しい春の山なみ。

寒さの緊張が少し解けて
春の兆しを感じる頃は、佐渡の好きな季節のひとつ。

1,000mを越える山を持つ離島は、
利尻島(1,721m)と屋久島(1,935m)と佐渡(1,172m)だけだそうです。

山の雪が伏流水となって、
佐度の平野を潤し、豊かな田んぼの風景を作ります。

☆。。。。。☆。。。。。☆。。。。。☆

3月3日からは
相川・ひなまつりが
開かれていますので、訪ねてみました。

月遅れで、お雛さまを飾る風習の佐渡です。

ホテル 万長さんにて
3年ぶりの開催となった
佐渡國 相川ひなまつり。
ひなまつりの再開は、やはり嬉しい。

やわらかい桃の色に、和みます。  

めでたいを集めて、つるし雛。

雅な姿  百人一首
佐度の小木箪笥 

赤みが強く、重量感のある欅材の美しい木目に漆塗りが施されています。

箪笥の前板に厚みのある金具が使われて、
繊細さと強固さが特徴です。

船の手提げ金庫としての「懸硯」は、
船での海難事故にあった際には
海に浮かぶことが知られています。


実用性を重視した箪笥と、
これ程にないと思われるほどの
豪華に飾りたてられた、美しい民藝箪笥があります。

重厚な船箪笥 大皿

大皿のいわくについては、
説明ができないのですが‥

北前船での交易が盛んな頃
佐度は、ちょうどよい中継地の位置にあり、

大阪・江戸・蝦夷までの、
農作物や文化が行き交った時代がありましたので、
きっと、ストーリーがある逸品なのでしょう。

船箪笥の飾り金具
手の込んだ細工とデザイン。

依頼主が、楽しんでいるのが伝わってきます。

伊藤家の大きな、享保雛さま。
二~人 並んで~ 🎎
素朴な民芸 締め張り馬


畑には季節の花、菜の花が
次々と咲いてきました。

花が少ない季節ですので、
我が家が、お雛様へ飾るのはこの菜の花。

沈丁花の香りも、ただよってきました。
一番最初に咲き出す、水仙。
畑の周りに、植えられた水仙たち。

藪椿の赤と緑も、春の色。
ふきのとう
ふき味噌にして、早速いただきました。

庶民は、まず見て
そして、味わう(^O^)
畑の福寿草
つやつやの花びら。
鉢植えにして、テーブルの上に。
家の中に、春を取り込んで楽しんでいます。
大佐渡の山の雪も、畑のフチの水仙も
まぶしさを増してきました。

光や温もりも、
待ち焦がれた、春そのものです。

いくつもの
小さな春を見つけた一日でした。

おだやかな陽ざしがあふれ、心が軽くなるような。
冬から春へを実感できた日。

外の景色が薄っすら、霞んで見えます。

どうも、
たくさんの花粉が飛んでいるからのようです。

このカクテキは、我が家で作ったもの。

大根を塩漬けしてから、よく絞り、表面を乾かし
キムチの残った汁に漬けました。
冬になると、
おいしいキムチを作られている方の白菜キムチ と オイキムチに、
大根を加えて、簡単カクテキにしています。

キムチ鍋でも、美味しくいただいています。

これも発酵のお漬物、すぐき。
素朴なカブが、深みのある味わいに。
この柴漬けは、茄子と赤紫蘇と塩のみ。
ついつい、食が進みます。

時間が醸す乳酸発酵の味わい。

乳酸発酵の漬物は、塩味の角が取れ、まろやかになり、
酸っぱさと甘さが加わって、
白飯との相性は最高です。

雪がハラハラと舞ったり、明るく晴れたり‥
春はそこまできているのですが、
目まぐるしく変化。

そこで、今日は
将棋の王将戦 第5局

藤井聡太 王将 VS 羽生善治 九段 の対局を
毎日新聞の将棋速報を見ながら、
応援して過ごすことにしました。

将棋ファンには、わくわくの世紀の大熱戦。
2勝2敗の五分と五分。

若き天才藤井聡太王将に、100期目のタイトル獲得を目指す
将棋界のレジェンド羽生永世王将。

白熱した対局に、両者が長考を繰り返す間に
友人から頂いた、キュウイでジャムを作ってみました。

程よい、爽やかな酸っぱさと甘さ。
短めに煮て、ジャムに。

食感も残したいので、小さめのさいの目切り。
ヨーグルトに添えて(^^)/
もう一度(^O^)
レモンを入れたタイプのも作ってみました。

酸っぱさと種の粒々も、楽しい(^^)/
小分けして保存します。

砂糖を控えめにしましたので、
早めに食べ切ることにします。


冬に “ 餅米入りの塩糀 ” を、仕込むことを続けています。


用意するのは、
〇 酒蔵の金鶴さんの糀
  <酒米に糀をつけたもの>‥400g
〇 佐度の塩‥400g
〇 もち米(こがねもち)‥5合

先ず、もち米を炊きます。

炊いたもち米が高温だと、糀の働きを弱めるので、
60℃くらいまで少し冷まします。

冷めたら、もち米と糀を合わせます。
初めは少し固いですが、糀がもち米を溶かしてくれます。


一週間ほどで、もち米に塩と糀が馴染んで、自然な甘さと旨味の塩味に。

野菜を漬けたり、魚や肉の下味を付けたり、万能調味料となります。

容器に移しかえて保存。

糀 もち米 塩 
馴染んできました。

もち米と酒米の糀で、
おだやかな甘さと旨味たっぷりの塩糀になります。
冷蔵庫で
小分けして保存すると、使いやすいようです。

昨年の半量で、時間をあけて2回仕込みました。


夏野菜を塩糀で漬けると、色よく、おだやかな塩味に。

野菜炒めに入れても、旨味が加わります。


この、もち米入り塩糀は、実家の母が作っていたもの。

目立たないですが、
食卓の裏方として、いつも側にあった調味料です。

楽しい仕込みもの‥塩糀が完成しました(^^)/

これから、食卓で、いろいろ活躍してくれそうです。

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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