気温はまだまだ高い毎日です。 秋という実感はないのですが、 夜には、コオロギや虫の声が重なって 賑やかに聞こえてくるようになってきました。 | |
佐渡の田んぼの景色が、明るい黄金色の海に。 色づいてきた稲穂がきれいです。 | |
空の雲が、秋めいて。 うろこ雲とすじ雲が、少しずつ混在して見えます。 気象予報士さんが、季節の言葉として紹介してくれたのは、「行き合いの空」 夏の名残りと、秋の始まりの頃をさす季語だそうです。 所によっては、稲刈りも始まりました。 高温障害が、どのようにお米に起きるかが 心配されているところです。 | |
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夏の間に、 おやつとして食べていた、水菓子。 | |
西 瓜 (ピノ・ガール)は、種が小さいので そのまま食べられる、新しい品種。 種を食べると、お腹が痛む‥と言われていますが、 一切れ二切れ食べたくらいでは、大丈夫。 迷信ですよ‥とのこと。 食欲の落ちたおりは、特に 果物の糖分と水分を、美味しく、楽しくいただきました。 果物のやさしさに、助けられました。 | |
爽やかな甘さと、たっぷりな水分がうれしいデザート。 | |
種無し ピオーネ 葡萄を作り続けて数年の、義兄の作品。 甘みとプリッとした弾力に、ワクワクします。 「今年のは上出来だよ」は、本人の弁。 | |
シーズンの最後の完熟苺を、冷凍保存して、 ヨーグルトに乗っけて、さっぱり味で。 赤い色も楽しみながらいただきました。 果物を作っている畑から、分けてもらえる田舎暮らしです。 スーパーに並ぶ果物と少しだけ違うのは 生産者の思いのこもった、自信のある新鮮な果物であること。 プレゼントにしたいので、 「佐渡では珍しい、プルーンの実を分けてもらえませんか?」 と、お願いした折には 「もう少し色がつくまで、待ちたいな」と やんわりと、断わられたことがありました。 今が一番と納得の時にしか外に出さない。 生産者さんの、厳しい果物への品質管理の想い。 | |
もう一つのお楽しみは、毎日の晩酌に 飽きることなく、出ずっぱりの枝豆です。 | |
チョット、硬めの茹で加減で(^O^) 新潟では、お皿にいっぱい盛って食べるスタイル。 枝豆の生産も消費も全国で1 位なのだそう。 コクと香りが豊かで、一粒一粒がおいしい。 | |
イカの塩辛。 懇意にしているお魚屋さんの作る、おだやかな塩味。 今年のイカの漁獲量は、例年のわずか 5 % だったそうです。 | |
1か月ぶりの、久々の、待望の雨が、ほんのしばらく降りました。 畑にしみ渡るほどではなかったですが、 雨で浄化された空に、七色の虹のアーチがかかりました。 | |
暦の上では、秋が来ているはずなのに まだまだ、夏の勢力は絶大。 長く続く猛暑に 夏バテをしないようにと、 お茶で水分をとり、塩分の補給も意識して暮らしました。 冷房のある部屋から出ると、モヤッと熱波が襲ってくる廊下。 佐渡でこれほどに、続くことはなかったので、 年寄りにとっては、厳しい夏でした。 この夏は、 冷房に助けられて、夜の睡眠をとることができました。 | |
学校は、二学期が始まりました。 地域ごとの夏祭りや、国際トライアスロンなどのイベントも終了し、 いつもの静かな暮らしが戻ってきました。 | |
先日から、買ってはあるけれど 手数のかかる料理に、なかなか取り組めないでいました。 エイヤァと、南瓜のスープを作ることにしました。 | |
先ずは、玉葱とネギをバターで炒めて、 南瓜は野菜コンソメと煮ました。 両方をミキサーにかけてから、 牛乳と生クリームで、なめらかにのばしました。 | |
南瓜の皮も一緒に煮て、 濃厚なポタージュスープが完成。 塩と胡椒で、味を調整します。 南瓜のスープは、 夏の疲れを忘れさせてくれる、やさしい味になりました。 我が家の、夏の台所は 暑さがとてもきびしくて(>_<) ここしばらくは、簡単料理ばかりで過ごしていたのです。 体にも、心にも、やさしい料理に飢えていたところでした。 夜には、作りたての熱々のスープをたっぷりと。 翌朝には、 冷したスープに、牛乳を加えてサッパリといただきました。 久しぶりに手間をかけた、心がやすらぐ料理(^O^) ほんとうに、美味しかった。 元気が戻ったような気がしてきました \(^^)/ | |
バターナッツ南瓜は、スープを作っても、プリンにも向いているそう。 次は、このカボチャで、 もう一度 (^O^) 南瓜を変えて、作ってみようと思います。 | |
後日、もう一度。 少しだけ、あっさり味のスープになりました。 | |
羽茂飯岡の羽茂川側に、赤い大鳥居が建っています。 さらに、参道を進むと 正面に、二の鳥居が見えてきます。 そこに鎮座するのは、 佐渡國一宮 度津(わたつ)神社。 子どもの頃から、遠足や初詣に立ち寄り 一の宮神社とか 度津神社と呼び 親しみをもっている、身近な神社です。 その羽茂・度津(わたつ)神社の苑内に 佐度市立植物園があります。 植物境界線の北緯 38 度に位置し、 日本の植物相の縮図といわれる佐渡は 約1,700種の植物が植生する島。 昭和 8 年に、植物学者の牧野富太郎博士が 最初に新種を発見し発表した ヤマトグサ (日本の草の意) なども含まれています。 昭和 23 年 4 月に、有志の方々により 佐渡に自生する植物をできる限り集め、 植栽展示する植物園が設立されました。 佐度植物園にも NHKの朝ドラ、「らんまん」のモデルである 植物分類学の牧野富太郎博士と繋がる、縁はないだろうか‥。 調査してみると、資料が発見されたそう。 | |
牧野博士が、大和草(やまとぐさ)と名付け 学術書に初めて発表した植物。 これが 👇 ヤマトグサ。 | |
希少植物なのに、新潟県では佐渡だけに たくさん分布が確認されています。。 ジオ(大地) と エコ(生態系)のつながる島 ヤマトグサは 新潟県の絶滅危惧種レッドリストに指定されていますので、 採取はしないでください‥の注意書きがありました。 | |
資料展の前庭にて わかりやすい言葉で、説明されています。 | |
牧野博士は、植物の名札表示の方法について、 科名 学名 和名 地方名 用途など指導された由。 | |
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ここからは、佐渡の薬草のこと | |
佐渡オケラ (佐渡蒼朮 さどそうじゅつ) 種子では繁殖せず、株分けによってのみ 300年以上受け継がれてきた、歴史ある植物。 今では、ほとんど栽培されていない‥貴重な球根。 | |
昨年末、 佐渡で野草研究家として、活躍されている 菊池はるみさんが、 奈良県薬事研究センターの西原正和さんを講師にお招きし、 佐渡の薬用植物についての勉強会を設けてくださいました。 その折に、 握りこぶし程の、佐渡オケラの球根を 分けていただいたもの。 株分けすることで、 希少となった佐渡オケラを増やすことと、 年数を重ねると、劣化してくる球根の更新を目的としているそうです。 春になり、新芽が出てきた時に、 手入れについて、注意することはありますか? 菊池さんに、手入れの方法をメールでお聞きすると、 特別な注意や、管理は要りません。 土の質も選ばないようです。 5 年くらいしたら掘りましょう。 との、返信をいただいておりました。 佐渡の10市町村が、佐渡市として合併する前には 羽茂町の花として、親しまれていたそうです。 町民には、馴染の花でもありました。 佐渡オケラには芳香があって、身近な使い方としては、 正月のお屠蘇の香りに使われているとか。 いただいて持ち帰り 畑に植えた佐渡オケラは、とても順調に育っています。 花が咲いたら そのようすをUPするつもりでいたのですが‥。 待てども、待てども‥ まだ先の様子ですので、ここでUPすることにしました。 佐渡オケラの開花は、もう少し待つことになりそうです。 佐渡の野草・薬草について 初めて知ることばかりの、楽しい勉強会でした。 | |
佐渡では良質な薬草が採れ、滋養強壮や生薬として、 利用されていたことが知られています。 薬草として、 私に見分け・判別がつくのは、 どくだみ せんぶり げんのしょうこ オウレン くらい。 薬草と毒をもつ野草は、すぐ側にあります。 間違いが起こりやすいので、 よ~く知識のある方のみしか タッチしないことが安全か‥と思います。 佐渡には身近に、宝の薬用植物があります。 それを、生かしてきた歴史を知ることができました。 | |
夏休みの真ん中。 お盆の帰省や、観光旅行のお客様が多くなっています。 すれ違う車は、島外の全国各地のナンバーを多く見かけます。 夏場の佐渡の車事情は、 「わ」ナンバーのレンタカーは、需要が多く車が不足気味だそうです。 | |
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夏の休暇を、お盆より少し後にずらして 4 年ぶりに、長男一家が帰省してきました。 久しぶりの夏を佐渡で、どう過ごそうか…。 「佐渡の新鮮な魚を食べたい」との リクエストに応えるべく、予約をしたり、準備の下見をしたり‥。 佐渡ならではの、季節のご馳走を楽しんで欲しいし、婆ちゃんの味も食べて欲しい‥。 考えているだけでも、嬉しい時間です。 | |
佐渡乳業のヨーグルト 義兄作の ピオーネを添えて。 | |
小豆が硬めの “おはぎ ” に。 | |
ハチメ の “ ひと汐干し ” 普段は煮魚で食べることが多い、上品な旨味の白身魚。 グリルに入らなくて、尻尾も頭もカットしました。 | |
イカの “ ひと汐干し ” ひと汐干しにして、旨味を凝縮します。 | |
鯛の塩焼き 今朝の市場よりの、新鮮な鯛。 | |
しただみ を 茹でて 貝をクルクル回して、身を上手に取り出すことができました。 | |
すり身 汁 と 若布 お味噌汁の定番です。 | |
佐渡の楽しみ お魚づくし 懇意にしている魚屋さんに用意していただいた、ぜ~んぶ佐渡産の お刺身 (^O^) 佐渡の魚は、基本は白身がほとんど。 孫たちは、 アワビやサザエの貝は、初めての体験だそう。 たくさんのお魚の名前も覚えました。 お魚それぞれの持つ、 甘み 旨味 食感と‥お魚の違いなど 佐渡の『ごっつおう』を、楽しめたよう 。 素材そのものを一つ一つ味わって、 家でゆっくりと、食事ができました。 | |
翌日は、 佐和田の遠浅の海でプワプワ泳ぎ、 海から山のてっぺんまで。 金北山へとドライブしました。 山の上の白雲台 (850m) からは、佐渡の形が地図どおりに見えました。 目の下に雲があって、 雲の中を雨に濡れて通り抜け、山の上は晴れている不思議な体験でした。 | |
孫が生きものが大好き、と聞いていたので、 新潟大学の臨海実験所に予約をして、見学させていただきました。 海の環境や生きものたちの定点観察を続けている、臨海実験所には 蛇口を開くと、海水が流れ込む水槽があり たくさんの海の生きものたちが、観察できるよう集められています。 小さな貝、色も形も個性的なウミウシたち ヒトデ アオリイカの赤ちゃんなど。 初めて見る、海の生きものばかりです。 四歳の孫の拙いながら 熱心な関心の言葉は、伝わって 教授は孫の手のひらに、アメフラシを乗せて下さり やさしく説明をしてくださいました。 | |
この夏に佐渡で遊んだ印象は、孫たちに どのように心に残るでしょう‥ サザエのご飯 お赤飯 地元の寿司 塩引き鮭などの新潟の郷土食。 味噌汁は、ワカメ すり身 自家製のじゃが芋など、家庭の味で。 友人の畑からのアスパラに、佐渡牛の薄切りを巻いたもの。 飲み物は、林檎 100% のジュースに佐渡番茶。 苺🍓・プルーンのジャムは手作りのもの。 佐渡の地場のものばかりを、食べてもらいました。 🍉 🍇 🌽 🍓 🥒 🍅 などは、 素朴に手掴み、丸かじり。 大切な人と分け合って食べる果物は、さらに美味しい。 孫達にとっては、新幹線に乗ったり 佐渡汽船で海を渡る‥乗り物も初めてで、楽しみにしていたこと。 コロナ禍の 4 年間は、行き来を遠慮していましたので、 高齢の“佐渡のおばあちゃん”を見舞うことや、葬儀への参列ができなかった長男一家でした。 コロナ 5 類感染症移行に伴って、 4 年ぶりの帰省で、ようやくお墓参りが叶いました。 LINEなどで、普段も連絡をもらっていますが、 息子の家族が、健康でおだやかに暮らし 佐渡で会えるのは、格別の安堵の思いです。 子育て時代は楽しくて、忙しくて、賑やか。 子ども達の足音、明るい声は、生命のエネルギーに満ちていました。 佐渡を楽しんでもらえるようにと願って、 準備していた私達でしたが、子どもの発するパワーをいっぱい貰いました。 「孫は来てよし、帰ってよし」 の、言葉があるそうです。 ほんとに、そうですね。 さて、それぞれに元気で仕事をして、 いつもの暮らしに戻りましょう。 | |
E C (アース・セレブレーション)が 18日~20日の間、 小木で開催されています。 1988年から、佐渡で活動している『鼓童』の 公演は 今年で36 回目。 太鼓・笛・踊り・異国の歌声など、 鼓童との繋がりで、海外アーティストも魅力。 | |
海を越え、国を越えて この公演を目的に、佐渡に来てくれる お客さまがとても多くなった、 音楽の野外フェス。 鼓童の真夏の祝祭をご縁に、 我が家にも毎年 立ち寄って下さる友人ができました。 | |
若い頃には、私達も 鼓童の太鼓のリズムを楽しみに通いましたが‥ 何せ‥真夏の灼熱の暑さは 年寄りには、身が持たなくなりまして‥ ‥ですので、ここ数年は 安全な家で、ダイジェスト版のニュースを見るだけになっています。 無事に、賑やかに、華やかに お祭りが盛り上がりますように 🥁🌞 佐渡の夏の、グランドフィナーレ \(^^)/ | |
私たちは家で、静かに 毎日をやり過ごすので精いっぱい。 | |
夏の間中 ポリポリと生サラダ てっぺんまで、毎日実をつけてくれました。 | |
毎朝の水やりのご褒美に やわらかい、ツヤツヤ茄子が取れています。 畑では、可愛い虫とも遭遇します。 茄子の枝に、みどり色の元気なカマキリを発見。 おしりをピンと立てて 小さいながら、威嚇のポーズも見せて。 かわいい カワイイ !! | |
朝の涼しいうちに、草むしりをしていると 飛び出してきたのは、バッタ。 | |
バッタ ??? 体の色が、肌色でした。 | |
自然のままに 逞しく脱皮 | |
畑につきもので、困りものの《蚊》には 何故か会っていません。 気温が高過ぎても、活動しないのだとか。 聞いたことがありますが、どうもそのようです。 厳しい暑さに、昆虫たちも耐えて、耐えて 暮らしているようです。 | |
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。