佐渡の夏を締めくくる祭りが、アース・セレブレーション ( EC ) 。
23日~25日まで、小木で盛大に開かれています。
25日には、≪太鼓と島≫の共通文化を持つ、三宅太鼓? ・? 八丈太鼓の競演もプログラムに。
ドンドンと鼓膜を突き破る程の太鼓には、いつも鼓動が高鳴る思いがします。
和太鼓演奏の 鼓童 が、夜には城山公園に設けられた舞台をメインに、コンサートを盛り上げます。
初日は雨でしたが、今日は朝からよく晴れていますので、人出はきっと多くなるでしょう。 この祭りを目当てに、佐渡での夏休みを過ごしに来て下さるリピーターも多いそうです。
小木港そばでは、ハーバーマッケットガ開かれ、のんびり自由に散策、食べ・飲み・見ることができます。
「物事の周辺」と言う意味があるそうですが、フリンジでは次々とアーティストが登場し、踊り・うた・演奏のステージを一日中楽しめます。
この週末には、ECだけでなく、加茂神社の能・文弥人形・鬼太鼓・畑野では安寿天神まつりとライブが盛り沢山予定されていて、芸能の宝島そのものです。
知り合いの方が何人も出店したり、出演しますので、遊びに行ってきます(^v^)
?今日は羽茂・大崎で、お祝の会が開かれました。
「嫁の水分けの碑」の設立を祝う会 昼 : 12 時から 於:ちょぼくり
この地の山の奥に、小さな碑が既にあるそうですが、地区の皆さんが出資し合って立派な碑を設立し、それを祝う会。
その昔、水不足が続いた夏があったそうな。
田んぼへの水を引き込む 江 へ、使いに行かされた若い嫁さんがいたそうな。
こちらの水取り口を堰き止めれば、婚家の田んぼが水不足になり‥
あちらの水取り口を堰き止めれば、実家の田んぼが干上がる‥‥。
どちらも嫁さんにとっては大切な家。 思い・悩んだ嫁さんは、どちらかを選ぶことを決めかねて、命を絶ってしまった‥‥との言い伝えがあるそうです。
大崎地区の皆さんは、優しい嫁さんの思いを偲んで、山の水取り口へ碑を建てられました。 今の時代にも、農業には水の不足はおこりうることです‥。
おだやかな、お祝いの宴。 やさしいお嫁さんを慰めようとした、優しい地区の人達。
麦の収穫を感謝し祝うまつりが、麦飯まつりです。
今では、麦畑はほとんど無くなった佐渡ですが‥麦飯祭りはず~と続いてきました。
真野大神宮でお祓いを受けた麦飯が、町の人にふるまわれます。
真野の交差点近くの、“ ギャラリー杜 ” では、町の賑わいを願う有志が、お茶とお菓子のサービスで、麦飯まつりを盛り上げました。
子ども連れの若い夫婦や、お年寄りが次々とひと休みに訪れて下さいました。
手作りのお漬物や、巻き寿司、柿餅を焼いて、大勢の仲間とお客様をご接待 (^v^)
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夜8時からは、真野・新町大神宮において、文弥人形の公演がありました。
????演目は ‥ 清盛御殿 清水詣り ( かごの湯 )
座に加入した若手3人の成長ぶりがめざましく、スピード感あふれた勢いと、気迫の舞台でした。
人形を動かすベテランと、魅力ある語りを聞かせた太夫との息がみごとにかみ合い、ぐいぐいと話しに引き込まれっぱなし (^。^)
佐渡のなかで活動する、他の文弥人形の座からも、大勢の方が観に来られていたのは嬉しいことでした。公演が終了した後には、真明座長に次々と質問する、熱心な姿が見られました。
文弥人形に、真剣に取り組まれていらしゃる方ばかりです。
??座長の川野名さんを中心として活動する、真明座。
もしも‥?昼間の公演だったらなら‥、 地元のファンに、もっと親しんでもらえるでしょうに‥。 麦飯まつりのメインとして、真野大神宮に地域の人や子ども達が集まって観てくれたらいいな‥ (^O^)
地元にある文化の財産は、身近すぎて価値を気付きにくいものですが、熱心で地道な努力で守られている貴重なもの。 佐渡の大切な財産 (^v^)
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23日には、真野・新町 大日堂にて 夜7時より
文弥人形公演
演目 ‥ 出世景清 阿古屋訴人の場 ( あこやそにんのば ) 景清牢破りの場
佐渡の大切な文化です。魅力いっぱいの文弥人形を、ぜひご覧ください (^O^)
14日の日曜日、第2回 南佐渡芸能サミットが、羽茂で開かれました。
小木、羽茂、赤泊の3つの町が合同で伝統芸能を披露する会です。
珍しい芸能が次々と登場し、お祭りの賑やかさがあふれ、会場はなごやかムードに。
やっとこせ~と、合いの手を入れながらの労働歌。
一年の農作業を丁寧に紹介しながら、田起こし、田植え、草取り、稲刈り、脱穀。
そして、俵を積んだ周りで、みんなで収穫の喜びを高らかに唄いあげました。
会場のお年寄りからは、「 なつかしいのぅ。てえすかったもんだ 。」( 昔は、労働が厳しくて、辛かったものだ ) の意?。
「 つぶろさし 」 は、おおらかに、立派なモノを振り回し、子孫繁栄を願う、とてもユーモラスな踊り。
御神酒をいただき、お面を付けていないと‥‥ 、素面では、トテモ出来ない芸だそうです。
春駒・・・みんなの幸せを呼び込むめでたい言葉や、健康を願う言葉を方言で楽しく、いななく馬の頭と太鼓で賑やかに。
そして、御番所太鼓・・・太鼓の音の厚みが、心地よいリズムでドンドンと、聞く観客にぶつかってきます。
羽茂大崎の「ちょぼくり」は、まな板の演台を、囲炉裏の火箸で叩きながらリズムを取り、面白おかしくトントン・・・。
「古語で、意味がよくわからないところもありますが、伝えられたままに、語っています。」(‥とは、語りの御前さん )
動きは軽やか。80+ン歳。
湯のみ茶碗に小銭を入れ、手ぬぐいで包み、調子を取りながらの舞いです。
南佐渡の地区ごとに伝えられてきた、伝統芸能の小獅子舞。
身近なところに、初めて観る芸能がこんなにあったなんて !!
佐渡の芸能は、佐渡おけさや相川音頭だけではないぞ・・・と言わんばかりに・・・。
つぶろさし、ちょぼくり、春駒、小獅子舞は、お隣の地区なのに全く別の演芸でした。両方を見られるのも、この会の楽しさです。
演ずる人は陽気に舞台に立ち、観客も知り合いが大勢の気楽な会。昼ごはんを挟んで、まる一日。 豊かな芸能の数々でした。
来年は、会場を赤泊に移して、公演を予定しているそうです。
佐渡の大切な文化資源を、色々な場面で、色々な方々に観賞していただき、もっと注目してもらえたらいいな (^O^)
佐渡へ、佐渡へ、と草木もなびく~~。
遠足で、佐渡を訪れる小学校が増えてきています。
6月22日 ・ 23日、一泊二日の民泊の手伝いをしました。
昔の学校遠足は、ガイドさんの説明を聞きながら観光地を巡ったり、博物館で古~い土器を眺めたりしたものでしたが…
今は、準備に時間をかけた体験型を取り入れている、学校が多いのだそうです。
コーディネートするのは、真野・潮津の里に事務局を置く、農山魚村体験プロジェクト。
数人ずつが佐渡の各地域に分かれて、個人の家に宿泊体験するもの。
受け入れ家庭では、子ども達を迎える準備として、何度も事前の勉強会に参加しました。
佐渡だから体験できる、遊び、食、文化に触れて欲しいと、盛りだくさんのメニューが用意されています。
その1 自分で作って、夕食に食べる。 伝統食の太巻きすしを作りました。
その2 畑で収穫した野菜で、メニューを考える。? ( きゅうり・なす・玉葱・じゃが芋 を収穫 )
その3 ニワトリのコッコちゃんの、産みたて卵を捕る。
太巻きすしは、お祝やお祭りの時には欠かせない、佐渡の伝統食。
とても上手に巻けて、来栄えはGOODでした。盛り付けも個性的
その4 佐渡の伝統文化にふれ、体験する。
佐渡の文弥人形は、国の重要無形民俗文化財に指定されている、伝統芸能。
実際に人形を持ち、頭 ( かしら ) を動かしたり、たくさんの人形や衣装を見せてもらいました。今は馴染みのない文弥人形でも、いつの日にか、それって知ってる…思い出してくれる日がきてくれたらいいな。
その5 賑やかに、お風呂タイム。四人が一緒に入浴し、まるで銭湯状態。
友達と楽しそうな声が響いてきました。初めてのお泊り遠足で、緊張しているはずの子ども達。お風呂は、リラックスできる時間になったようです ?(^_^)
翌朝は、前日に収穫した玉葱・じゃが芋を入れてカレー作り。きゅうりと産みたて卵は茹でて、サラダに添えました。
お別れの前には、子ども達の一人ひとりから、民泊での感想とお礼の言葉があり、手紙と折り紙まで用意してくれて 。 忙しかったろうに 、ありがとう (^_^)
事前の準備を充分して、佐渡に来てくれた子ども達。
潮津の里に送り届けて、民泊受け入れ体験は、無事に終了となりました。
民泊先では、家庭ごとに体験の内容を工夫し、自然の中で動物と触れ合ったり、植物の名前をたくさん覚えたり、おこし型作り体験をしたり。
午後には、陶芸・裂き織り・蕎麦打ち・釣り・団扇作りなどのコースに分かれ、まだ、体験学習が続きます。
翌日には、佐渡ならではの砂金採り、たらい船に乗って…。
さぞや密度の濃い二日間となったことでしょう。
初めてのために、不慣れな田舎体験のサポートとなりましたが、佐渡での時間が、新鮮な経験と、思い出になってくれたら嬉しい??\(^o^)/ です。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。