秋の爽やかな空気が、うれしい毎日です。
遅くなってしまいましたが、味噌の天地返しをして、
美味しく育っているか‥味見をしてみました。
なんか、いい具合!(^^)!
静かに熟成して、おだやかな甘み・うま味の味噌に(^-^)
完成にはもうしばらく待ったほうが、更にマイルドな味噌になります。
我が家では、ほぼ一年経った頃から食べ始めています。
2月16日に仕込んで、6ヶ月余り。
糀がイイ仕事ぶりを発揮して、
煮た大豆と塩が、みごとに馴染み味噌に成長しています。
蓋の形状が、軽い圧を加えるので、味噌の熟成を助けるのだそうです。
地元の大豆と塩と米糀で仕込み、
美味しくて安心の味噌を、
毎日の食卓でいただけるのは、佐渡暮らしの幸せ( ^^)
味噌は、仕込みも、その後の管理も簡単ですので、
自分で作る味噌が、もう一度、復活できるといいな‥と思います。
☆。。。。。☆。。。。。☆
毎月、天地かえしをして管理している醤油も、
この日に一緒に、作業しました(^^)/
順調に発酵中のようです。
醤油らしい色と香りも加わってきました。
お味噌も醤油もできあがるまで、もう少しのようです。
熟成を楽しみに待っています。
佐渡国際トライアスロン大会の日は、
(今年は、9月1日でした)
島の人はノーカーdayが定着しています。
その日は、
羽茂川の鮎を、石焼きで味わう日として会員が集まります。
朝9時に、お地蔵さま前の広場に集まり、準備を始めます。
先ず、会場を清め、テントを張るところから。
一番に大切な準備、石を焼きます。
見守る、お地蔵さま。
会員の多くは、幼い頃ここで遊んだ思い出がある広場。
幾つもの石に、味噌と茄子で土手を作り、
うるか(鮎の内臓)を焼きます。
いつも串焼きを担当している方が、
今年は、周りを囲むパネルを作ってくれました。
骨までムラなく、とても香ばしい焼き上がり(^^)/
会員の熱意で、焼きのシステムも年々進化中です。
こんがり、みごとな焼き目がつきました。
竹のコップ、竹串の作品。
丁寧に、呑み口が滑らかに削られていました(^^♪
持ち寄った夏野菜で一品。
山形県では、“だし”と呼ばれる郷土料理だそうです。
茄子ときゅうりを、小さく“さいの目”に切ったものに、
茗荷・生姜・青紫蘇・オクラ・白ごまの煎ったものを加えてさわやかに。
醤油・味醂・酢・砂糖で味付け、馴染ませます。
(本場では、ガゴメ昆布を刻んだものを入れる)
薬味が、それぞれの香りや食感を主張し、楽しめます。
我が家でも真似できる、
夏野菜のおかずメニューを、教えていただきました。
ご飯にたっぷりのせたり・素麺のつけ汁・冷奴などに相性がいいそうです。
さて、ようやく、お料理が並びました。
てんでの者が、何かの役割を担当して完成。
さあ、乾杯 (^-^)
一年ぶりの鮎を楽しみながら、おしゃべりしましょう。
鮎の会では会費を出し合って、羽茂川に鮎の稚魚を放流しています。
(イワナとヤマメの稚魚も、日を変えて同じ頃に放流)
昔は、羽茂川の鮎をヤスで突いたり、投網で漁をしたものだそうです。
それを、河原で石焼きで食べた文化がありましたが、
今では、そうして食べることはほとんどなくなりました。
鮎を食べることは、守らなければ続かない
懐かしい食文化となっているそうです。
石を川から拾って焼くこと3時間、から始めて、
竹で串を削り、漬けものやお酒を持ち寄ります。
賑やかに楽しんだろう、昔の人たちの笑顔が思い浮かびます。
座っていれば、ご馳走が次々と並び、出てくるというような、
どこぞの料亭の鮎料理とは、一線を画した意味を持っています。
せっかく、炭がたっぷりあるのだから‥と、
味噌を付けて、茗荷を焼いてみました。
辛い神楽南蛮も、焼いてみました(>_<)
超~辛かったようですが、楽しそう。
空き缶に入れて、炭の中に埋めてみました。
形を残して、キレイな炭が焼き上がりました(^^)/
鮎の石焼きを体験したいと、帰省して参加したお二人。
東京浅草で、佐渡の食材たっぷりの料理を提供している『だっちゃ』さん。
そうなんです。 店名の『だっちゃ』は佐渡弁です。
「〇〇だっちゃ」「◎◎だっちゃねぇ」
オーナーのさやかさんは、酒匠でもあります。
帰省する毎に、地元の酒蔵をまわり、
蔵元さんと会って、今のお酒の情報を熱心に集めて回ります。
佐渡で活動されている話題の人・観光の現場にも出向き体験もしています。
東京・浅草の「だっちゃ」には、
佐渡にゆかりのある人が多く集まり、
佐渡からの地酒と食材を楽しめる、拠点となっているお店。
先日、佐渡の全部の蔵元のロゴをプリントした
見覚えのある、ポロシャツを着た人にお会いました。
「いいですね。佐渡の酒蔵めぐりをされたのですか?」
お聞きすると、
「あ、わかるんだ。これ、だっちゃのよ」
“だっちゃ”で佐渡のファンになった方が、
観光で佐渡に来て下さったのです!(^^)!
さやかさんのように、足で廻った佐渡情報は新鮮。
一日を一緒に過ごしてみれば、
東京で「佐渡の食や文化を発信中」の
元気で率直なさやかさんの人柄が分かってきます。
頑張っている人には、無条件で応援したい。
佐渡の小父さん達は、いつの間にかさやかさんのファンになったよう。
微笑ましかった ^^)
今年も9月の第一日曜日、佐渡国際トライアスロン大会が開催されました。
佐渡からは、Aタイプに男性が27名、女性が2名がエントリーされています。
平成元年から始まった、トライアスロン大会は31回目。
Aタイプは、スイム4㎞・バイク190㎞・ラン42.2㎞
Bタイプは、スイム2㎞・バイク108㎞・ラン21㎞
Rタイプは、スイム・バイク・ランを三人の選手がリレー
小・中学生が鉄人レースに挑む、
ジュニアトライアスロンは、8/31に開催されます。
私たちは、選手を歓迎する前夜祭のお手伝いに毎年参加しています。
佐渡を本拠地として、
世界中で公演し活躍する、鼓童が太鼓で歓迎。
佐渡おけさ 獅子舞 も披露され、賑やかな前夜祭になりました。
選手のみなさんには、
佐渡らしい料理を、バイキング形式で楽しんでいただきます。
ボランティアは、佐渡の料理の説明や、お皿を補充したり、
取り分けのお手伝いなどをしました。
☆。。。。。☆。。。。。☆
トライアスロン当日は、ほど良い曇り空に恵まれました。
スタート地点から、近い所に我が家はありますので、
会場の熱気が伝わってきました。
およそ15時間のタイムリミットまで、
選手たちの長いレースが無事でありますように。
島の人はボランティアとして参加したり、道路の側で応援したり。
ノーカーdayとして、協力しています。
道の信号は、黄あるいは赤の点滅で、レースに対応。
小さな交差点ごとに、ボランティアが手信号で誘導しています。
車は安全に追い越しや、ゆっくり運転を心掛け、協力。
今年は、ランのコースに変更があったようで、
夕方を過ぎてから、暗くなった道を走る選手の姿を見かけました。
裏道を走るコースは暗くて、選手には走りにくそうでした。
裏道は、交通量は少ないかもしれないですが、
国道350線コースの方が、街灯が明るく、道幅も広く
足元も安全なのではないでしょうか?
田んぼ道のランコースは、薄暗かったのでは?
少しでも、明るく照らすようにと
家の灯りを全部ともし、道路に懐中電灯を置きましたが・・・。
何かがチョット変 ?
実際にレースの行われる同じ時間帯に、試走してみたのでしょうか?
レースは夜9:30まで続きますが、
選手が安全に競技するために、
暗くなってからの配慮が、もう少しあって欲しかった‥。
ケチをつけるだけではいけませんね。
次回への、いろいろな改善点として‥。
また、佐渡のトライアスロン大会でお会いしたいもの( ^^)
挑む気持ちを持った選手のみなさんは、みんな鉄人!(^^)!
暮らしの道具として、親しまれてきた佐渡の竹細工。
相川の京町通りに、生活の中で使ったら
豊かな気持ちになれそうな小物が揃った
素敵な雰囲気の竹細工のお店が、オープンしました。
昔は、腰に付けて田植えをしたり、畑で収穫した野菜を入れた籠が
花入れとして使われていたり、
オブジェとして、お洒落に使われています。
魚を干したり、荷物を運んだり、蕎麦を湯がいたり
生活の中で活躍してきた、竹の日用品。
シンプルで、美しい道具ばかり!(^^)!
丈夫で 機能的な、佐渡が島の竹細工。
店主は、竹に惚れ込み、
作り方を習い始めたところだそうです。
これは、布のプリント
古民家の落ち着いた空間で、ゆるりと開店しています。
(今のところ) 土曜・日曜 。
優しい空間で、楽しく品選びを。
自然素材の気持ちよさを感じる空間です( ^^)
佐渡おとなの遠足
8/20日 (雨降りでした)
尾崎紅葉の「句碑」を巡る。
バス遠足を、振り返ります。
尾崎紅葉は、新聞連載「金色夜叉」を発表後、
胃病と神経衰弱を病み、
それを癒すための「煙霞療養の旅」に出て、佐渡に。
(新鮮な空気と美しい自然の中でゆっくり療養すること‥そうな)
明治32年7月8日から8月11日まで、佐渡に29日間滞在したそうです。
到着したその日に、両津・夷港のシンボルの松に「村雨の松」と命名。
その時、売れっ子作家の紅葉は32歳。
今回の8月は、暑さが厳しい時なので、
「涼しく、ゆっくりと巡りましょう」との提案で、
バス遠足が実現しました(^^♪
紅葉さんと言えば、小木の芸妓お糸さんとの
ロマンスの別れ際に、詠んだと伝えられている一句
汗なんど拭いてもろふて別れけり
を、知っているだけなのですが‥。
一日をかけて、巡るほどの数の句碑が、
佐渡の各地に残されていることに驚きました。
スタートは、Ryokan 浦島さん の庭にて。
はるばると越の松原一休み
季語は何? の 質問が出ました。
「あら、そうですね~」 一同が ? ? ?
しかし、人材が豊富なのが佐渡おとなの遠足。
会員の中には、元ベテランガイドさんがいらして、
“一涼み” という説もありますよ。夏では(^_-)
野呂松がのそりと出たり夏の月
十王堂前のお地蔵さまは、ほぼ等身大。
佐渡の方なら、見慣れた風景です。
松風をいただく汗の額かな
自然石に刻まれているため、はっきりとは読めませんでしたが‥
月涼し橋をかけたやと歌いつつ
ECアースセレブレーションの公演が、夏の小木で開催される城山公園。
数日前に公演が終わったばかりの城山は、
芝生がきれいに刈られ、とても美しい緑の広場でした。
ここ城山公園で、お弁当を広げる予定でしたが、
雨降りのために、
急遽、新築されたばかりの小木公民館をお借りして、
休憩させていただくことになりました。
午後は、「ごんざや」旅館から再開。
羽茂・村山にも、同じ句碑があります。
汗なんど拭いてもろうて別れけり
羽茂に移動し、菅原神社へ
鶯や十戸の村の能樂堂
(後に推敲され、十戸の村の能舞台へ)
その後は、
羽茂渡津神社と羽茂川沿いの句碑を巡りました。
佐渡にして羽茂川の鮎 愛(は)しといえど 旅をいそぎて 一つだに見ず
渡津神社近くの羽茂川には、鮎を突いて遊んだとの看板がありました。
散策した羽茂川沿いには、
個人の方が建てられた、文学碑が並んでいました。
羽茂は、藤川忠治先生が「歌と評論」を創刊された地でもあり、
俳句、短歌を詠む方が多く住む地域です。
その数およそ30基。
暑さを避けてのバス遠足の計画でしたが、雨の遠足となりました。
バスに乗って、降りて、乗って、降りて(^^♪
新潟交通の大型バスで巡った、今回の参加者は38名。
小木の城山や羽茂を歩き、13,800歩。
とにかく、初めて知ることばかり。
教科書でしか知らなかった、尾崎紅葉さん。
参考資料を用意し、遠足コースを設定して下さった
佐々木さんから、紅葉さんの人となりや、
エピソードを、たくさんご紹介いただきました。
佐渡 一ノ宮 渡津神社の朱色の鳥居前にて、
記念写真を、この日のお土産に一枚。
夏の佐渡滞在中に、中央からの文化人として盛大な接待を受け、
恋をした若い紅葉さん。
人間らしさに親しみを覚えた、遠足でした。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。