山の田んぼ。
これより上には、人家がありません。
水が澄んで冷たい、美味しいお米が育つ
静かな山の田んぼです。
よもぎ摘みに、親戚に連れて行ってもらった、田んぼ。
酒米の「五百万石」が、植えられる予定だそうです。
こちらは少し里に下がった、田んぼです。
山里の風景
田んぼに水を入れ、土を砕き平らにし、
代掻き作業が済み、田植えを待つ田んぼ。
山でも里でも、稲作農家の大切な田植えの支度が整い
静かな風景が見えています。
種籾蒔きから、およそ30 日目ころ。
農家は今、時機を逃さず稲作りの作業と取り組んでいます。
水が豊かな佐渡での、美味しい米作りは、
丈夫な苗を育て、それぞれの持ち場で、それぞれの仕事を成すことから。
いつものことが、普通にできないコロナの現実を見るにつけ、
毎年の作業と、少し意味が異なるような気がしています。
コロナの感染陽性者は、過去最多の人数となり、全国で 7,000 人を越えました。
15 の県でも、最多の陽性者を数え、
新潟県では、過去最多の 50 人となりました。
今まで当たり前だった日常の暮らしが、
日常でも、当たり前でもなくなって1 年以上が経ちます。
田や畑を耕したり、食料を育てる営みは、
世界中の農業者によって、普通に、当たり前に、
変わることなく、地道に続けられています。
静かな風景が、大切なことを教えてくれたような気がします。
大型連休の最終日。
冷たい雨の一日でした。
今日は、実家の田植えを予定していましたが
苗の伸びが少し不足していることもあり、悪天でもあり、
田植えを延期することにする‥、との連絡がありました。
今年の苗はまだ少し、ひ弱なようです。
今日は、子供の日。
子供の日がお誕生日という、ラッキーな友人がいます。
誕生ケーキの代わりは、いつも笹団子と決まっているのだそうで、
手作り笹団子のお裾分けをいただきました。
お祝いのお団子を、いただきます。
お昼は、ホットケーキ(^O^)
まず、ホットケーキに添える、苺ソース作りから。
完熟の小粒いちごで作ると、味が濃く、色も鮮やかなソースに。
ジャムよりも(糖度が40%以上)、甘さ控えめで、
果物の形をのこして。
砂糖をまぶし、しばし待ち
アクを取りながら、煮詰め
最後にレモンをギュッと絞り込んで、色止めをします。
バターの塩味と苺の甘酸っぱさが、新鮮な味わい(^O^)
よもぎ入りホットケーキも試作してみると、色も香りも、いい感じ(^^)v
久しぶりに、ホットケーキを焼き
甘~いもの尽くしの、お昼を堪能 (^O^)
「 たまには、いいかな 」
自分にも “ おお甘 ” な日にしました。
毎年、GWには帰省し、田植えを手伝ってくれる甥の一家。
「こちらでも毎日コロナの感染者が出ていてるので、帰省を見合わせます」
との連絡がありました。
都会育ちの奥さんは、この畑での山菜採りを楽しみにして
佐渡に来てくれるのですが‥。
そこで、
佐渡の山里から、山菜セットをお届けしました。
アク抜き用に、友人から分けて貰ったストーブの木灰を添えて。
ワラビのアク抜き作業は、刻々と変化してゆくので理科の実験のよう。
これが、とても面白い。
( 独活 ウド) は、酢味噌や天ぷらにしても、キンピラにしても美味し。
春の佐渡のほろ苦味を、たっぷり食べてね。
私たちも《 山菜の煮たの 》
盛りだくさんの山菜を、いいただきます。
この春の山菜フルコースを以て、お開きとすることにします。
ごちそうさまでした(^O^)
風が強く、肌寒い朝です。
せっかくのGWなのに、五月の爽やかな晴れ間がまだありません。
☆。。。。。☆。。。。。☆
フキとタケノコをいただいたので、煮物にすることにしました。
軽く湯がいて皮をむくと、芳香が部屋に立ち込めます。
蕗の皮をむきながら、ついつい口ずさむのは
「おべんとばこのうた」
これっくらいの お弁当箱に‥
おにぎり おにぎり ちょいと詰めて
きざみ生姜に ごま塩ふって
にんじんさん さくらんぼさん
しいたけさん ごぼうさん
穴のあいた れんこんさん
筋のと~ったフ~キ (^O^)
爪の先は、アクで黒くなってしまいますが楽しい作業です。
茹でたタケノコも、いただいたので炊き合わせます。
ご近所のお母さん手作りの蒟蒻は、味がよく染み込み美味しいこと!(^^)!
佐渡は干しシイタケの生産で、品質と量ともに、新潟県の 90% を占めています。
高齢化が進み、後継者が育っていないのは他の農業と同じ‥。
あまり知られていませんが、原木産の干しシイタケは佐渡の貴重な特産品です。
みんな合わせて、煮物にしました。
フキが快いほろ苦味で、春ならではの香りのご馳走。
タケノコは柔らかい穂先と、根元のしっかり食感を比べられるように切りました。
シイタケは、身が厚く旨味たっぷりです。
その他にも、この筍で
お味噌汁として、ワカメと若竹汁を。
炊き込みご飯にたっぷり入れて、いただきました(^O^)
ぜ~んぶ、佐渡産の春の味。
GWのほぼ半ば、まだ雨が続いています。
半日だけ晴れ間がのぞくとの、予報がでました。
そこで、今日もよもぎを摘みに行ってきました。
よもぎの柔らかい今こそ、大切な時。
畑に群れて咲いていたのは、踊り子草。
かわいい姿の、山の花。
そして今、フェースブックの中では、
《ぜんまいのオスとメス》の区別がつかない、問題が勃発しております( ^^)
山からのお土産はぜんまい
綿をかぶった状態で選ぶのは確かに難しいのですが、少し大きくなると簡単。
山の斜面に生えていることが多く、採ることには注意が要る山菜です。
クルクルと丸く、綿毛をかぶり、面白い形の《ぜんまい》
センターの一本がオスで、両脇はメス。
山では、女のぜんまいだけを採り
男のぜんまいは、残すことをルールとされています。
それと、せっかくではありますが
男ぜんまいは、苦くて美味しくないそうですので‥念の為。
茹でてアクを抜き、揉んで、干して保存。
食べる時には、ゆっくり水で時間をかけて戻します。
煮付けて食べることが一般的ですが、ナムルにすると美味しい貴重な山菜。
実家の地域では、切り目を入れず煮付け
《ぜんまいの一本煮》と呼びワイルドに食感を楽しみます。
よもぎ摘みは大切な仕事ですが、山でぜんまい採りを楽しんできました。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。