1. おけさ柿日記

七草が過ぎ、1 月が動き始めました。

 

未明に華々しく雷が地響きを立て、大粒のアラレが壁を打つ音。

聞いているだけでも、恐ろしい圧でした。

 

夜が明けると、おだやかな陽ざしの貴重な晴れの予報が出て、

おけさ柿の冬剪定にうれしい作業日和になりそう。

仕事が進むといいですね。

 

さて、

今夜は何にしよう?

自然薯

自然薯

温かくて、滋養のあるものをいただきたい(^O^)

自然薯

粘りのある山の芋

ゆっくり、なめらかになるまで擂りすり。

 

昆布とトビウオのアゴ出汁で、濃いめに味噌汁を作り、

すり鉢を押さえる人と、スリコギでする人が心を合わせて、

自然薯をのばして《とろろ汁》に。

 

つくり立てを、ご飯にたっぷりかけていただきま~す。

ご飯にたっぷり

ご飯にたっぷり

香りの柚子を、大きな丼にたっぷりかけて、先ずは一杯。

でんぷんを分解して消化しやすくする、ジアスターゼの消化酵素が助けくれるので、

満腹でも胸やけすることはありません。

 

蕎麦にかけて、とろろ蕎麦としても美味しくなります。

自然薯蕎麦  ながも

自然薯  ながも

自然薯はとろろ汁だけでなく、

すりおろして、スプーンで一口サイズにすくい取り

鍋物に入れれば、はんぺんのような食感になります。

我が家では、ポン酢でいただくことが多い簡単メニュー。

 

冬のご馳走《とろろ汁》

やさしい晩ご飯でした。

 

新年が明けました。

おめでとうございます。

今年は 寅年

今年は 寅年

(よしのり画伯)のは、どこか愛嬌があって可愛い!(^^)!

 

今年がおだやかな年となりますよう、近くの神社に初詣に。

元旦は雪模様でしたので、二日になってからのお詣りです。

八幡神社

八幡神社

ニュースで見る都会の初詣とはまったく違い、静けさ漂う神社です。

正月の朝

つまみ ながら

箱根駅伝を見ながら、のんびりした正月休み。

ご近所 猫さんも

ご近所 猫さんも

今年がおだやかな 1 年となりますように。

1 日 1 日を心地よく、しっかりと仕事をし、健康に過ごせますように。

夫婦ともども、願っております。

 

嵐と穏やかな日を繰り返しながら、毎日が進み

いよいよ年末が迫ってきました。

 

昔は、

正月を迎える準備に、ガラスを拭いたり、柱を磨いたり。

大掃除の手伝いをする、子どもの仕事がありました。

 

忙しく、しめ縄を作る父や鏡餅を搗いたりする大人達の側で、

料理の出来上がりが待ちきれなくて、ワクワクでしたが‥。

 

年寄りだけの所帯の今は、正式なことは端折って、

簡単に正月を迎える準備を始めています。

数の子

数の子

プツプツ、シャキシャキ、

正月にしか、食べることが無くなった料理。

黒豆

黒豆

これだけは欠かせない、いつもの黒豆。

「まめ」に ( 元気に ) 暮らせますように。

昆布巻き 

昆布巻き

ご飯のおかずにも、お正月の間とても重宝です。

今夜から

今夜から さっそく

十日ほど前に漬けた、白菜漬けがいい具合です。

蒲鉾も伊達巻も、正月前からもう出ずっぱりです。

 

うち豆

打ち豆

この打ち豆は、姉が作ってくれたもの。

煮ると、ふっくらして、いい出汁がでます。

ひじき煮に入れて

ひじき煮に

普段は、煮物もあまり作らなくなりました。

鶏モモ肉・レンコン・ゴボウ・こんにゃく・人参などを、ひじきと煮てみました。

 

年越しの準備をしながら、台所に長く居ます。

ビーフシチュー

ビーフシチュー

ストーブに鍋をかけ、煮しめを作ったり、煮豆を煮たり。

 

少しだけ、ゆっくりとした時間が流れています。

 

年末の支度を少しずつ始めています。

 

‥が、お誘いがあって

「ガマズミでジャムを作ってみたから、味見をど~ぞ」

ガマズミのジャム

ガマズミのジャム

なんと魅力のある色。

 

山道で、見かけることはあっても、

ジャムを作る程に集めることは、至難のワザです。

ガマズミ

ガマズミ

実を集め、煮て、種を濾したそうです。

まず、

ヨーグルトのソースとして、きれいな色を楽しみました。

酸っぱさも、あと口に残るわずかな渋みも “ 木の実 ” の自然な味。

 

「お餅を搗いたらどうなる?」

ガマズミ餅

ガマズミ餅

と、言うことで作ってみました。

ガマズミの存在を充分に感じる、初めての《ガマズミ餅》

淡いローズピンクです。

 

期待した鮮やかな色は、まだ出ませんでしたが、

次回はジャムの分量を、増やしてみよう‥と言う事に(*^^)v

 

こんなことをするのも、

佐渡のお餅屋さんの、秘かな楽しみです。

 

いよいよ、冬到来。

暮らしに不足の無いよう準備し、心構えもそのように。

車のタイヤを冬仕様に替え、灯油を備蓄したり、保存食も用意。

これで、何日かは少し安心。

☆。。。。。☆。。。。。☆

 

年の瀬近く、

友人が懐かしい故郷の味を送ってくださいました。

福井から いただきました

福井から

福井県人のソウルフード。

小鯛のささ漬け

小鯛のささ漬け

塩と米酢で、美しい桜色のレンコダイの身を漬けたもの。

手毬寿司として、丸~るく可愛く握っていただいたりします。

 

水羊羹

水羊羹

水羊羹は、福井県民だけが知る冬の楽しみ。

暖かい炬燵で、水羊羹なのだ~。

守ろう 福井の味

守ろう 福井の味 !!

歴史的には、でっち羊羹として、

“実家へのお土産とした”という、意味があったそう。

 

ぬか炊き

北九州のぬか床炊き

福岡生まれの友人からは、九州・小倉城のぬか炊き、シリーズを。

九州の珍しい料理として聞いたことはありましたが、いただくのは初めてです。

 

味付けの最後に、その家に昔から伝わるぬか床を加えると、

美味しくて健康にもよく、味の深みと旨味が増すと言われる郷土料理。

さばの糠炊きと、ちりめんジャコと山椒の実の佃煮を初めていただきました。

それぞれの家庭が出る、安心の味。

パッケージの裏を見ると、素材と塩・砂糖・醤油・ぬか床‥‥のみ。

 

保存料もカタカナのその他も‥何も加えていない、

故郷に伝わる味を、友人たちは自信を持って贈ってくださったのです。

懐かしい味を守り伝え、残している故郷。

子どもの頃からの思い出と、地元の誇りの味をお届けくださいました。

 

お礼の電話をすると、

明るく笑って、

「昔と変わってないやろ」

 

故郷からのプレゼントは、格別の美味しさでした。

ありがとう(^O^)

何よりも、懐かしい友人と話ができたことも、嬉しかったです。

 

そして先日、

元気でいますか?の想いで、叔父(80代です)に送った佐渡産の自然薯には、

自然薯

自然薯

「届いたよ。まずは元気に暮らしていますからね。安心して下さい」との葉書きあり。

思いは通ず。

元気でいてくれて

よかった、よかった。

 

食卓にあった季節の素朴な味を、

作ること・味わうこと‥楽しんで下さいね。

 

ホッと和んだ年の瀬のひと時でした。

 

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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