1. おけさ柿日記
すがすがしい、五月の青空。
山も畑も生垣も、つやつやの若葉がまぶしく爽やか。
納品を午前中にすませ、

普段は公開されていない、お寺や古い邸宅の文化財が一般公開される
イベントが開催中ですので、お寺をお訪ねしました。

佐渡には、寺院・神社が多く存在していますが、
多くは、
檀家さんや氏子さんだけしか、お堂の中へは入れません。

一般の方が目にする機会は、ほとんどありません。

開催中は、それぞれのお寺のご住職が見学者に、
お寺の歴史や仏像などの、説明をいただける二週間。

学芸員と共に巡る、オフィシャルツアーも用意されています。



 正覚坊を訪ねました。



日本画家・土田麦僊が、正覚坊で過ごした 14歳の頃に、
描いたと伝わる襖絵。

やわらかい線と色。

有名な日本画‥大原女シリーズ・舞妓林泉  湯女 
‥とは全く異なる作風なので驚きました。

  桑原 義泰さん 白梅シリーズ

地元・新穂の画家で、土田麦僊の孫弟子 だそうです。

桑原さんの絵は、
大慶寺さんの襖絵や、
地元の集会所にも飾られて、親しまれています。


今回の地域の文化財巡りのために、
檀家さん個人所有の屏風も公開されています。


一枚板に描かれている為、幾枚かは割れているのもあります。

       仁王 さま

春の非公開文化財 一斉公開

正法寺 雨乞いの《べしみ面》
正法寺 ろうそく能 | 佐渡の柿餅本舗 (sado-biyori.com)

東光院 子孫繁栄を願って
東光院のハス | 佐渡の柿餅本舗 (sado-biyori.com)

長安寺 仁王様 
二人の遠足 長安寺  | 佐渡の柿餅本舗 (sado-biyori.com)

長谷寺 花の寺
新緑の寺 | 佐渡の柿餅本舗 (sado-biyori.com)


佐渡の柿餅本舗ブログ で、
内容は少し異なりますが、以前にお訪ねしていますので、
よかったら、ご覧ください。

歩けば 歩くほど 発見がある 地域の文化財巡り

佐度古文化保存協会さんは、
地元の文化財が、
 〇 保存に手が回らなくて荒れてしまっている‥
 〇 眠ったままになっている‥
   こんなことに心を痛めた有志たちが、立ち上げた会です。

想いを同じにしてくれる、神社や古い邸宅の協力を得て、
公開にこぎつけたものです。

専門家の案内に従って、寺社めぐりを楽しんできました。


やわらかい山椒の芽が、畑の隅でいい具合になってきました。


木の芽の味噌に


米糠でやわらかく煮て、あく抜きした筍を、かつおだしメインに煮含め

爽やかな香りと、すっきりした辛味の山椒の味噌と合わせてみました。

今までは、お料理の上に、山椒の葉を一枚そっと置いて‥
絵ずらだけを真似てはみても、本当は味わっていなかった‥私。


少し大人になって、やっと山椒の魅力に気づけるように。

たっぷりの新芽を摘んで、すりつぶして味わう。
山椒の新鮮な緑も素敵です。


佐渡の田植えは、順調に進んでいるようです。
田植えの終わった田んぼには、水が満たされ鏡のように光って見えます。
佐渡のお米作りのスタート風景。

農家の願いを込めて、田んぼを見守り、見回わる毎日が始まりました。

私たちはお米大好き、ご飯党。
小まめに精米所に通い、ご飯を炊いています。

今日も、精米をしに(^O^)

精米機の傍には、農業機械の販売店があり、
新品の田植え機を、トラックに載せる作業中でした。

今から、オーナーさんに納品するところとのこと。

「やっと、出番がきました」

何でも、
GPSが装備された、お利巧さんのメカなのだそうです。

佐度では、高齢化などで稲作ができなくなった田んぼを
農業法人が請け負い、耕作することが多くなっています。

個人が所有するには、高価な大型の田植え機やトラクターも、
組織で持てば、作業の効率がよくなるのでしょうね。

野暮な詮索ですが‥
イカ程のお値段なのか‥な?
気になります。

どうぞ、ご活躍ください (^^)/


自分で作る、季節を味わうおやつは楽しいもの。

春は《草の餅》

やわらかいヨモギを摘んできました。


ヨモギをたっぷり入れた、お餅を作ります。

先ずは、よ~く洗って、アク抜きから。


先輩がおっしゃるには、
「ヨモギは、子供の日を過ぎたあたりから香りが強くなる‥」そう。
そうだったのか~。

春一番に摘んだヨモギの、若草色はとてもきれいですし、
アク抜きは、抜きぐあいと、残しぐあいが肝心 (^^)v

どちらも楽しい、春の色と味です。


自然の色はなんて美しいのだろう。
お餅を作るたびに、感動します。

今日は、定番のきな粉でいただきます。
大豆を石臼で二度挽いて、なめらかなふっくらきな粉。

ヨモギ餅は香りたっぷり、少しホロ苦。

待っていて下さるお客様に、
さっそく季節の味《よもぎ餅》を、お送りできます(^O^)

GWの中盤 5月5日。

前日までは、まだ肌寒かったので
今日の天気はどうなるかな? 

心配しましたが、
風も無く、さわやかな田植え日和 (^O^)

実家の手伝いに参上します。


おいしい ( こしひかり ) の第一歩は、丈夫で健康な < 苗 > から。
軽トラに積んで、いざいざ田植えへ出陣。

五月晴れの、山里の風景です。

のどか のどか 陽ざし ぽかぽか。


体をかがめて《田植え》の農作業をすることは無くなりましたが、
“ 米作りのスタートを見てね ” の思いで
田んぼの畦に、子ども達を誘いました。

そして、目的はもう一つ。
田植え機が、次の田んぼへ移動する時には、
バランスが崩れ、危険が発生することがあります。

そっと見守りの意味も兼ねて、ギャラリーは多めに賑やかに。

何事も起こらないことが、田植えで一番たいせつなこと‥(^O^)


どれもが、四角く整備された田んぼばかりではない、山間地域の米作り。
水路に豊かに流れる水が、
美味しい佐渡産 “ コシヒカリ ” を育みます。


佐渡の美味しいお米は
「トキと共生する佐渡の里山」
「朱鷺と暮らす郷」として
多くの認定農業者が、栽培しています。

農薬や化学肥料の使用を減らし、
環境を守り、景観も守りながら生物と共に暮らす農業。

平成23年に、世界農業遺産 (GIAHS)として、
日本で最初に認定されています。



☆。。。。。☆。。。。。☆

この季節、爽やかなくねくね道を通るたびに、
観光地めぐりもいいけれど、
山道ドライブも魅力なのにな‥。

そこそこ厳しいアップ&ダウンを、
風を切って走るバイクコースはいかがでしょう。

ありのままの自然を楽しむ‥だけ、というのも有っていいような(^O^)

海を越え、山道を走るだけのために、佐渡へ旅する。
お薦めしたいな‥いつも思っています。
 

近くには、面白い花。

カヤの実も、花をいっぱいに付けて。
☆。。。。。☆。。。。。☆

年を重ねる毎に、苗箱を運ぶ作業が、体にはキツクなって‥きました。
休み休み‥しながら‥、笑顔で頑張りました。

仕事の合間の、お茶の美味しいこと(^^)/
おやつ休憩は、水分と糖分と塩分の補給のため。
そして、これがたいそう楽しみでもあります。

働く厳しさも、喜びも味わう農作業の日。

慣れない稲の苗箱運び。
田植えの手伝いを終え、ホッと安堵の思いで
若葉の間から差し込む光が美しい、
山道のドライブを楽しみながら帰宅 (^^)v


お風呂に入ると、気持ちの張りが急に抜けて
夕食もそこそこに、8:00にはダウンの顛末となりました。

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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