1. おけさ柿日記

佐渡の昨日のトップニュースは、放鳥された朱鷺に2世が誕生したことを確認したことでした。

自然界では36年ぶりのこと。

野生復帰の為に長く取り組んでこられた方たちの、努力が実りました。

“ ニッポニア ニッポン” の名をもつ朱鷺が、穏やかに佐渡の自然の中で暮らしていけるように‥・と、佐渡市民のひとりとして願っています。

佐渡では、朱鷺の住める環境を保つために、減農薬・化学肥料を控えた農業を続けています。

その結果、あちこちの田んぼに 「 あっ、朱鷺 」 。よ~く見ると 白いサギ‥なんてことが度々。

田んぼや水路には、どじょうがたくさん。カエルもそろそろ動き始める頃となりました。

昨日は、加工所に通う国道脇の田んぼで、こんなカップルを見かけましたよ ‥

キジのカップル

キジ の つがい

我が家に遊びに来てくれる、アイドル猫。 名前はチー君。 目元涼しいハンサム君です。

佐渡大好き お隣のチー君 

雨の後 畑を散歩中

今日は、羽茂・渡津神社のお祭り。

鳥居の入り口にノボリを立てて祭りを祝っていました。

渡津神社まつり

渡津神社まつり 

午後には流鏑馬(やぶさめ)の神事が行われる予定です。

やぶさめ神事 準備中

やぶさめ神事 準備中

流鏑馬の射手は子供のため、ポニーで行われます。

のどかに、おごそかに祭りを祝います。

朝はすずめの鳴き声に起こされ、鶯のさえずり合戦を聞き、猫と遊ぶ。

畑のジャガイモは、だんご虫と半分こ。みんなが幸せに生きてゆけますように・・・・。

ぐるなび食市場の主催で「ふるさと応援メニュー試食会」が開催されました。

わが佐渡の柿餅本舗は、佐渡名産おけさ柿の干し柿を主材料にしていることから、干し柿の新しいメニュー作りに参加させていただきました。

第一部は、亀戸にある寿司の名店「弥助」さんで。

店主の坂下好則さんが、いごねりやギンバソウ、メバルなど佐渡の食材を使った創作料理を披露してくれました。

干し柿を使ったものとしては、「バイ貝と干し柿のゼリー寄せ」をいただきました。やさしい味の前菜に、こういう味にも変化するのか‥うれしい驚きでありました。

弥助さんのご主人を交えての試食会

弥助さんのご主人を交えての試食会

第二部は、オムライスで有名な、日本橋「たいめいけん」での試食会。

三代目茂出木浩司シェフが披露してくれた創作料理。どれも佐渡食材を使った独創的なメニューで、とくに、わが柿餅本舗の推薦食材である干し柿を使った「干し柿のムース」「干し柿のフリット」「干し柿のデザート」は、参加者一同、新鮮な驚きで感嘆の声をあげていました。

茂出木シェフと町田シェフに囲まれて

茂出木シェフと町田シェフに囲まれて

弥助の坂下さん、たいめいけんの茂出木シェフ、大変ご馳走になり、ありがとうございました。

干し柿を使ってのメニューは、プロの手にかかると、デザートとして限りなく楽しい可能性が見えてきます (^O^)/

佐渡の食品加工業者を対象に、農商工連携と地域活性の現状と課題などを、東京農大のオホーツク校での実践を事例に、セミナーが開催されました。

講師のお二人 

講師のお二人 

佐渡の農水産物を生かして、それを加工・食品製造し、販売・流通にのせ、付加価値=所得を創り出すまでの流れを作るにはどうしたらいいのか。

理論はよく解かるし、その為に日々の努力を重ねている、佐渡の実践者の方々ばかりでした。

素材が豊富で品質も高く、佐渡の伝統的な食品加工技術で、美味しくて安全な製品を作るところまでは出来ています。

‥が、販売のルート開発をどうしたらいいのか‥‥

地方には地方ならではの、魅力や特産物があります。

規模の小さな業者は、自分の製品をどのように知っていただくか。ここでいつも壁に当たってしまいます。 地元の製品にこだわったお店に置いていただいたり、“ 市 ” に出店し、試食をしていただいたり。認知されるようコツコツと努力を続けてきて、成果も少しずつ見えてはきましたが‥‥。

地元のおけさ柿・こがね餅米・塩を使って地産地消・六次産業化したものが “ 佐渡の柿餅 ”。

Uターンして来た “ ばかもの ” が取り組んで、 IT の力も借りながら、佐渡の良さを発信しようとしているのですが‥‥。

努力しているから‥そのうちになんとか成るかも‥などと、淡い希望を持つ自分を戒めながらも、この製品の良さに早く気づいて‥、と願っている自分もいます。

製品の開発は実に楽しいもの。 あ~したらいい? こ~したらどうなる?

製品を買っていただくことは、実に難しい。 自分も買う立場であれば、注文をつけていますし‥

デビューしたての “ 佐渡の柿餅本舗 ” が、大手の生産者にまぎれ込んで勉強会に参加出来るのも 、佐渡ならではのこと。

実績のある企業さんも苦労されているのですから、新参者が存在を知ってもらう迄の道は、まだまだ遠いのが現実。

丁寧に “ ものづくり ” をし、地元の消費者の応援を得て、コツコツ仕事を続けること‥‥

結局のところ、基本に戻るようです。

3月17日から開催された「よってけ祭り、さど食の陣」は本日3月20日、無事閉幕しました。

連日、佐渡内外のお客様で大変な賑わい・・・カリフォルニアからのお客様も。

当店も、たくさんの方に柿もちを試食していただくとともに、予定数量完売で締める事ができ、おいでいただいた多くのお客様に、ただただ、お礼申し上げます。ありがとうございました。

こんなにたくさんの人出・・・

こんなにたくさんの人出・・・

あつあつ美味しい八幡いも煮

あつあつ美味しい八幡いも煮

佐渡ひげ地鶏の燻製は最高!

佐渡ひげ地鶏の燻製は最高!

そして、このイベントの期間中に、たくさんの新しい出会いをいただきました。佐渡の食材を大切にしたいという私たちの思いが、多くの人たちに通じたような気がして、とてもうれしい体験をさせていただきました。皆さん、本当にありがとうございました。

こんなにたくさんのお客様がおいでいただいたのだから、もう少し、佐渡独自のもの、佐渡らしいもの、佐渡でなければ食べられないものがあったらいいなあ、と感じた次第。

そして、ほんの少しの遊びがあったらなあ・・・と感じました。「さど食の陣」なのだから・・・・。

佐渡が島の、春を告げる行事として、3月17日から4日間、真野いぶき21で「よってけ祭り、さど食の陣」が開催されています。

昨年も実施の予定でしたが、東日本大震災により中止となり、今回が第一回目の お祭り です。

準備完了、さてスタート

準備完了、さてスタート

あんこうの吊るし切りショー

あんこうの吊るし切りショー

大崎蕎麦の会の蕎麦打ち実演販売

大崎蕎麦の会の蕎麦打ち実演販売

ブリカツくんの柿餅本舗訪問

ブリカツくんの柿餅本舗訪問

まだまだあります。とりあえず、第1報です。

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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