佐渡の春にお雛さまが公開され、めぐって歩くお祭りが定着してきています。
両津・小木・相川などの地区で、家に伝えられてきた由緒あるお雛さまたちを拝見できます。

丁寧な地図つきの案内を見ながら、思い思いの家を訪ねてみました。 ( 3/23 )
その前に、まずは楽しみなランチを。

クラムチャウダー入りのパン。たっぷりのサラダ付き

柿もち粉パン
昼食は相川やまきホテルで。おかみが焼いてくれた柿もち粉入りパンをいただきました。
わが柿餅本舗の柿もちの粉を使っていただいています。
ほんのりやさしい柿の甘さが、後口にやんわりと伝わってきます。 絶品です (^_^)v

京町茶屋で
さりげなく、お店の一角に置かれていました。

春日神社 能舞台の松の前で

松栄家 享保雛 250年もお二人並んで

能舞台のお雛さま
昔むかし、金山と北前船で栄えた時代の雅なお雛さまたちが、わたしたちの目を楽しませてくれます。
一日中、氷点下の佐渡でした。
冷えが厳しいので用心のために、水道は水を流していたので凍結せずにセーフでしたが、トイレの水は凍ったまま、流れませんでした‥。
外は寒いけれど、薄く雪化粧で覆われて、いつもと違った美しさ。
フェイスブックでも、あちこちで見つけた美しい景色がUPされ??『?いいね!!?』
雪の金北山、朱鷺が餌を探しに来る田んぼ、五重塔の妙宣寺、真野湾もまたよし(^。^)
冬の柿畑では、枝の剪定の作業が進んでいます。

畑の主 古木

剪定された枝
ごつごつと太く逞しい枝ぶりは、風格さえ感じます。
80歳を越えた伯母さんが、お嫁にきた時にはそこにあった柿の木。
家のすぐ側にあるので、いつでも目をかけ手をかけ大切に守ってきた古木です。
伯母さんを紹介したいと、何度もお願いしてみたのですが‥。「いえいえ」と、遠慮されて。おだやかな声で話しをされる、やさしい笑顔の伯母さんの登場とはなりませんでした。
真冬は木がほぼ休眠状態で、今こそが剪定作業の適期。
剪定は上を向いてする作業が多い為に、雨さえ降らなければ毎日手入れが続きます。
農家の人の時を惜しんでの姿が、圃場に見られる季節です。
佐渡、羽茂地区、おけさ柿の干し柿だけを作っているおばさんちの干し場で。
11月下旬から、樹上で完熟した渋柿を1個1個丁寧にむき始めます・・・・・・。
そして12月初旬 美味しい干し柿への第一歩。

干し柿作りの始まり
12月の半ば むいた柿同士がくっつかないように吊して、2週間あまり・・・。

寒風にあてながら
12月の終わり~1月の初め 寒風をあてたり、揉みほぐしたり・・・。

少しずつ色づき始めました
1月の終わり 次第にきれいに干せてきました。

干し柿 干し場で
さあて、いよいよ。 美味しい干し柿の出来上がりです (^_^)/

ようやく完成へ

全体に白い粉がふいて
干し始めてから 1/3 程の大きさに。 じっくりと時間をかけてよく乾きました。
皮はシコシコとした歯ごたえがあり、中身はしっとりとした上品な甘みがあります。
第一級品の “ 佐渡の干し柿 ” の完成です。 (^O^) \(^o^)/
正月休みをゆっくり過ごし、シナシナと ( 方言で;ゆっくりの意 ) 仕事を始めました。
6日 仕事始め 今年もおいしい 柿餅 を作ります (^。^)
10日、11日 やまごの蕎麦 と 鏡開きのぜんざい ?黒豆 赤飯 をセットで。

やまご 蕎麦セット
12日 伯母さんの干し柿の納屋へ 1/2 のサイズ位まで乾いてきました。

きれいな 干し柿に熟成中
?美味しい干し柿を作るには、寒さと乾燥は大切な条件です。
いよいよ寒さが厳しくなってきましたので、きっと順調な仕上がりになってくれるはず。
室温は5℃。 日の出の時間は6:59。 起き出すのが億劫になる季節です。
家の前には、面白い ナニコレ の白いドット模様が一面に

不思議な ドット 模様

一面 白い水玉
季節が移るたびに、表情が変わる面白さ
昼過ぎには近くの神社から、ポン、ポンと竹の爆ぜる音が聞こえてきました

総社神社 境内で とうどうや
総社神社の境内に、集落の人が次々と。
正月のしめ縄や門松飾りなどを持ち寄って、竹と藁で焼きます。お餅や昆布やするめイカを焼き食べると、今年の無病息災と家内安全が叶うとされています。
昔は正月明けの15日の夕方から行われていた行事のように覚えていますが、今は、日曜日や成人の日の昼間に行われるようになった所が多くなったそうです。
2014年もゆるりと始動しました。
あせらずに、しなしな、ゆっくりと動き始めようと思います。
どうぞ、今年もよろしくお願いたします(^-^)
ミゾレがザァ~と降りしきり、つかの間の晴れの後、またミゾレが降った今日は冬至。
簡単ではありますが、今夜は柚子のお風呂で温まり、風邪の予防を願うことにします (^_^)v
2013年もあとわずかを残すだけとなった、今日この頃。
さて、柿餅本舗のベースとなる、おけさ柿の干し柿は・・・

干し柿 みずみずしい色
おばさんの納屋で。 きれいな色合いの柿が、干されています。

陽ざしと 風のとおる納屋で
来年2月まで、佐渡、羽茂の “ しびてー ” 風を受け、おいしい干し柿になりますように・・・。
じっくり、ゆっくり、待つことにします。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。