平成30年、新年、明けましておめでとうございます。

佐渡の柿餅本舗、今年も、清々しい気持ちで新年を迎えました。
本年も、よろしお願いいたします。
昨年12月、年も押し詰まったころ、嬉しいご報告をいただきました。
柿餅本舗の新商品「えごまのかき餅」が、(公財)新潟産業創造機構の
平成29年度 新潟うまいものセレクション会議 の推薦を受けました。
昨年度の「柿のかき餅」、平成26年度の「佐渡の柿もち」

平成26年度 佐渡の柿もち

平成28年度 柿のかき餅
3回目の<新潟うまいもの> の、推薦を受けることができました。
ご指導をいただきました(公財)新潟産業創造機構のみなさまや、
審査やアドバイスを下さいましたバイヤーみなさまに、感謝しております。
さらに、新潟県地域振興局のご支援をいただきまして、
1月13日、14日の2日間
表参道の新潟県のアンテナショップ「ネスパス」で
試食販売会を行う機会に恵まれました。
今年一年、また新しい気持ちで、しなしな頑張って行きたいと思います。
佐渡の食材で、佐渡ならではのうまいものを、佐渡で作ること(^_^)v
この気持ちを大切に、体に優しく美味しいものを作って行きたいと思います。
旧年と変わらず、どうぞよろしくお願いいたします。
暦の上では、今日は “ 大雪 ”
外を吹き荒ぶ風の音は、寒さが更に強調されているように聞こえます。
本格的な冬になる前、今の時季は、
これからの長い冬を思い、毎年のことなれど・・・。
冬と対峙して暮らしていく覚悟が胆に座るまで、センナイ愚痴を呟いて‥みました。
とは言え
季節はきちんと進んで、生活は健全に繰り返されていくのが日常。
今日は、いつも素晴らしい干し柿を作って下さる農家さんをお訪ねしました。

納屋の干し柿
雨の日は湿気を避けるために、窓が開けられませんので
大型の送風機と除湿機が、フル稼働中でした。
干し始めにきちんと薄い被膜ができれば、
ほぼ、間違いなく良い干し柿ができるそうで
最初の難関をクリアした納屋の柿たち。

みごとな柿のれん
きれいに並んだ柿の暖簾と、温もりのある柿色の海。
丁寧なお仕事ぶりの干し柿の出来あがりを、待っています。

木守り柿
羽茂の姉の家にも寄って、しばし、おしゃべり (^O^)
柿畑の葉っぱも役目を終えて、静かな風景でした。
収穫に感謝して、柿の木に残すという “ 木守り柿 ”
冬場、食料が不足する野鳥たちのために、餌として残しているのだ‥とも。
「ウチのは、私の取り忘れが多いのだけれど」
あら、姉さん、そうだったの?
みんな仲良く(^_^)v
「今年も、おけさ柿の収穫がめでたく終了いたしました」‥っちゅうわ。
柿の収穫は、ほぼ終盤まで進んできています。
羽茂の親戚から
「今年も柿の葉がきれいに紅葉しているよ。よかったら風が吹く前に採りに来る?」と、
電話をもらいました。
畑の隅に植えられた柿の木はまだ背丈ほどの若木ですが、艶やかに紅葉しています。

柿の葉 紅葉

桜の紅葉
さっそく、柿の葉を一枚一枚ずつ、木からの摘み取りを楽しみました。
陽ざしを受け、光に透すとさらに美しく輝いて見えます。
一枚の葉の中に、緑や黄色・赤い色が混在する自然の美しさ。

銀杏 椎の実と
しままるしぇ にお寄り下さる、お客様への小さな秋を集めて
プレゼントに用意して (^_^)v

小さな秋

しままるしぇ にて
友人や親戚には、佐渡の秋のくだものを詰め合わせてお送りします。

西三川のりんご

おけさ柿
箱の中に、柿の紅葉を添えて
佐渡の柿畑から、小さい秋を楽しんでいただけたら (^O^)
今日は、地産地消を早くから実践しているお店、羽茂の “ 風間 ” さんへ納品に。
11月上旬と言えば、羽茂地区は、どこを見ても、柿、柿、柿、柿だらけ。
あちらこちらで、おけさ柿の収穫と選別の作業をする風景が見られます。

畑の側で柿の収穫 選別中

柿色

山の紅葉 始まる
実をつけたまま袋をかぶせて、固形アルコールで脱渋する農家さんも。

樹上で脱渋中
羽茂地区の第2のくだものは、ル・レクチェ。

ル・レクチエ畑
街路灯にもおけさ柿のオブジェ。

街路灯
撰果場への集荷のトラックも、もちろんおけさ柿のマーク。

柿の集荷 大型車
A-COOPの電話ボックスの上に、おけさ柿発見。

JA羽茂 電話ボックス
この時期、撰果場は大忙しで、100人以上の人が働いています。

柿の撰果場
台風が次々と佐渡にも接近し、通り過ぎていきますが、あと少しの間おだやかなれ~。
おけさ柿の里 羽茂のおけさ柿収穫の作業は、11月中旬まで続きます。
佐渡の9月15日は、佐渡中の秋まつりが集中する日。
稲の刈り取りは、このお祭りを祝ってから本格的に始まります。
我が家は八幡地区にあり、八幡神社の祭礼の日です。
秋祭りは、地区の青年会が中心となって、賑やかに太鼓や大獅子・赤鬼・青鬼・マメが各家を廻ってくれます。
日中には、子供たちが樽の神輿とともに、明るい掛け声で地区中を練り歩きます。
お祭りに参加する子供たちは、特別に学校はお休みのようです。

子供たちの神輿
一日中、太鼓の音が近くなったり、遠くなったり。
朝早くから、賑わいが聞こえてきました。
青年部の人は、朝三時起きし、神社でお祓いを受け、四時から出発したのだとか。

八幡 青年部
我が家あたりは、夜の九時半頃に来てくれました(^_^)v

赤鬼さん 青鬼さん
家内安全、健康を願って、獅子がガブリ。
ご利益の、アラタカならん事を(^。^)y-.。o○

獅子に ガブリ
これで、今年も家内安全‥のはず。

豆蒔き 家内安全
青年部のみなさんは、今年は24人。
50歳で定年制を採り入れたので、青年部の人数が年々減っていく状態だそうです。
素朴なお祭りが、地域の人によっていつものように行なわれる幸せを感じる一日でした。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。