夜半から、嵐の一日。
降ったり止んだり、雷の後には陽ざしがさしたり。
時間が空いたらジャムにしようと、西三川のくだもの直売所で買って置いたグラニースミスと花梨。

ジャム
青りんごの、グラニースミス

煮詰めて
ジャムには紅玉が人気ですが、このグラニースミスも程よい酸味と食感のある青い林檎。
アップルパイの中身用に(^-^)
以前に作ったジャムは水分が多く、パイの台が軟らかくなってしまったので、
今回は煮詰めました。
見た目はすっかりつぶれてしまいましたが、味はイイ具合に出来あがりました。

アップルパイ
さっそく、焼いてみました(^。^)
続いて、花梨ジャム。

花梨
皮が黄色くなり、皮の表面もヌルヌル、ベトベトになりました。
丁度いい追熟ぐあい。

種も入れて実を煮る
花梨の香り、匂い、が台所中に充満
ザルに鍋の中身を入れ、ゆっくり煮汁の落ちるのを待ちました。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、砂糖を加え汁をゆっくり煮詰めます。

ワインレッドのような ルビーのような
煮詰めて、煮詰めて。
のど飴のように、今回は濃いめの仕上がりにしました。
咳止めや喘息などに、効き目があると知られている花梨ジャム。
昨年は、ギューと布で絞ってから煮詰めましので、少し渋味が強めでした。
喉の効き目成分はこちらの方が多いかも‥、なんて。
素人は思うのですが、本当のところはどちらなのでしょうかね(^u^)
ちょうど一週間前のこと、
NHKのラジオ製作会社から、連絡をもらいました。
12 月 17 日 (月) のNHKラジオ第一 「サンドイッチマンの天使の作り笑い」という、
番組の中で、佐渡の柿餅を紹介したい由(^u^)
ついては、“ 代金着払いで、柿餅を送って欲しい ” というもの。
「日本全国Aマッソのうーまっそ」という、日本全国の珍しいグルメを紹介する
コーナーが番組中にあるのだそうです。

いよいよ当日\(^o^)/
放送の時間帯は、午後 9 時 45 分ごろからと言うことでしたが、
1時間も前から、NHKらじる★らじるをパソコンで開き、
サンドイッチマンや若手お笑い芸人のトークを聞きながら、待ちました。
「日本全国Aマッソのうーまっそ!! 」のコーナーが始まると‥

内容としては、およそ 5 分間(^-^)
あっという間の放送でしたが、柿餅が全国放送で紹介されるなんて\(^o^)/
柿餅本舗としては、たいへん大きな出来事であります。
柿餅や説明書などをお送りすると、後日には、「台本」まで送って下さいました。

台本 こんな感じです
そして、そして、さ~すがNHKさん。
柿餅本舗の名前は放送されなかったのですが、
翌日には、北海道の方から問い合わせと、ご注文をいただきました(^。^)
地方の、ごくごく限られた地域で作られている“柿餅”を発見して下さって、うれしい (^。^)
自分達の思うところを、こつこつ 10 年間続けていると、
何処かで
「 見ていて下さる方がいる 」 と、励まされる思いがした出来事でした。
師走 (^-^)
なんとまあ、こんな穏やかな陽射し恵まれたイベント日和になるなんて(^。^)y
年末に、さど食の陣が開催されるのは今回が初めてのこと。
観光シーズンでもないし、祭りを盛り上げる地元の太鼓も民謡も無いイベントの開催です。

いらっしゃいませ
出店者は30舗を超えて、賑やか。

お味見をど~ぞ
いつものように、お客様にお味見をしていただきました。
声を出して、にぎやかに。

出店者 要項
忙しくなってきて、それからの写真は撮れず、記録はありません(>_<)
会場の前日の設営、“ 食の陣 ” 終了後の撤収作業も参加者で行いました。
当日は、それぞれのお店が忙しいのですが、出店者のみなさんと挨拶をしあって和気あいあいに。
ほぼ地元の方しか来られないこの時季に、初めて開催された“さど食の陣”でした。
昨夜からアラレとミゾレの混じった雨が、窓を叩き続けました。
今朝の大佐渡の山々には、雪が薄っすら積もって見えます。

金北山 の 雪
山の複雑な稜線が、くっきり見えてきました。
日曜日に開催された羽茂大市(はもちおおいち)に、親戚のおばあさんを訪ねて来ました。
羽茂のイベントの時には、自慢の“栗まん”を焼きます。

栗饅頭
栗の形をした饅頭は、皮の味に工夫を重ねた特製の粉合わせ。
あんこも自家製。ゆっくり練りあげた上品な濾し餡タイプ。
たっぷりの餡が入った、丁寧な焼き。 まさに、栗。
自宅横に加工所を設け、お客様も休憩できるようにテーブルや椅子も準備してあります。
おばあさんの“栗まん”を買い求めに行った午後の早々には、もう完売でした(^-^)
90ウン歳の、おばあさんは、生き生き晴れ晴れ、達成感に溢れた表情をされていました。
「私も歳だから、来年は作れるかどうか、わからんけ~も‥」なんて、ニコニコ。
たしか、去年もそんなことをおしゃっていたような (^O^)/
羽茂のお祭りには、栗まんを作り続け、町のイベントを賑やかにして来られたおばあさん。
いいものを提供したいと言う思いのこもった、オリジナルの栗まんじゅうです。
味を伝える後継者も、きちんと育てられていますので、安心(^O^)
継続は難し。
なれど、
こうして実践されてきたおばあさんが、お手本であり、尊敬しています。
「商売として儲けを考えたら、続けてこれなかったかもね」
町のみなさんが喜んでくれて、自分も楽しく参加する。
いいですね(^。^)y-.。o○
この日は雪が降ったり、風が強かったりと、天気に恵まれませんでしたが、
羽茂大市は、目まぐるしい天候に翻弄されながらも、無事に開催され、無事に終了となりました。
冬の初め、魚売り場のコーナーに活きのいいタコが並んでいました。
タコが美味しい季節\(^o^)/

タコ味噌
タコをブツ切りにし、ネギをたっぷり加えます。
地酒を調味料として、自家製の味噌で味付けしました。

蛸
吸盤が指にくっつくほど、新鮮な地元産のタコ。

タコ味噌
コロコロの蛸がメインではありますが、甘みを増したネギも主役に勝る美味しいタコ味噌の完成。
季節ごとの楽しみです(^u^)
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。