昨夜からアラレとミゾレの混じった雨が、窓を叩き続けました。
今朝の大佐渡の山々には、雪が薄っすら積もって見えます。
金北山 の 雪
山の複雑な稜線が、くっきり見えてきました。
日曜日に開催された羽茂大市(はもちおおいち)に、親戚のおばあさんを訪ねて来ました。
羽茂のイベントの時には、自慢の“栗まん”を焼きます。
栗饅頭
栗の形をした饅頭は、皮の味に工夫を重ねた特製の粉合わせ。
あんこも自家製。ゆっくり練りあげた上品な濾し餡タイプ。
たっぷりの餡が入った、丁寧な焼き。 まさに、栗。
自宅横に加工所を設け、お客様も休憩できるようにテーブルや椅子も準備してあります。
おばあさんの“栗まん”を買い求めに行った午後の早々には、もう完売でした(^-^)
90ウン歳の、おばあさんは、生き生き晴れ晴れ、達成感に溢れた表情をされていました。
「私も歳だから、来年は作れるかどうか、わからんけ~も‥」なんて、ニコニコ。
たしか、去年もそんなことをおしゃっていたような (^O^)/
羽茂のお祭りには、栗まんを作り続け、町のイベントを賑やかにして来られたおばあさん。
いいものを提供したいと言う思いのこもった、オリジナルの栗まんじゅうです。
味を伝える後継者も、きちんと育てられていますので、安心(^O^)
継続は難し。
なれど、
こうして実践されてきたおばあさんが、お手本であり、尊敬しています。
「商売として儲けを考えたら、続けてこれなかったかもね」
町のみなさんが喜んでくれて、自分も楽しく参加する。
いいですね(^。^)y-.。o○
この日は雪が降ったり、風が強かったりと、天気に恵まれませんでしたが、
羽茂大市は、目まぐるしい天候に翻弄されながらも、無事に開催され、無事に終了となりました。
冬の初め、魚売り場のコーナーに活きのいいタコが並んでいました。
タコが美味しい季節\(^o^)/
タコ味噌
タコをブツ切りにし、ネギをたっぷり加えます。
地酒を調味料として、自家製の味噌で味付けしました。
蛸
吸盤が指にくっつくほど、新鮮な地元産のタコ。
タコ味噌
コロコロの蛸がメインではありますが、甘みを増したネギも主役に勝る美味しいタコ味噌の完成。
季節ごとの楽しみです(^u^)
冬なのに、冬らしい天気にまだならない。
機会ある毎に、「みんな集まって、賑やかに旨いものでも食べよう」と誘っていただき(^O^)
今回は、自然薯 (山いも)を食べる会。
山いも掘りは、深く深く掘って掘って、根気のいる作業と聞きます。
自然薯
名人が掘り上げた、みごとな自然薯。
壁に吊るして、然るべき時が来るまでは、オブジェとして楽しんでいます。
あぶらめ
自然薯の出汁には、アブラメの濃い味と香りが似合うのだそうで、焼いて干して。出番待ち。
さて、後日
役者が揃ったところで、山いも・麦とろの会\(^o^)/
絵に、姿を残して
いざ、
山から掘り出した「山いも」というところに価値がある、本当の自然薯。
みんなで、ご馳走になります(^u^)
大宴会
山いもの汁が、のびないうちに、いただく(^-^)
山いも 麦飯
アブラメの出汁でのばした味噌味に、山いもと麦飯。
山いもの天ぷら、山いもの炒めもの、里芋のポテトサラダなどなど。
鳥汁
お祝いの席には鳥汁。 アツアツのうちに、いただきます (^O^)
鰤の刺身
今日は、佐渡の北部の鷲崎漁港では、“ 寒ブリ大漁祭り ” が、開催され賑わったそうです。
佐渡の冬の魚と言えば、鰤。
会場は、先日オープンした八幡町の古民家、優游亭にて。
古布・山葡萄の蔓・アケビの蔓・こぎん刺しの布など、手仕事のバックなど。
器 小物
布 小物
上にも 展示品あり
小物があちら、こちらに。 楽しく探したり、鑑賞したり (^_^)/
柿餅本舗のコーナーも、一角にあります(^-^)
これ以上の贅沢はあるのかしら、と思いたくなるような、陽気な宴でした。
昨日は、妙に静かでうららかな陽ざしの一日でしたが、
今朝は空気が湿り気を含み、雨に向かっている気配。
季節の境目を行きつ戻りつする、冬の入り口。
車のタイヤを、冬仕様に替えました。これで、チョッと安心。
唐突ですが、
読書会で方丈記を読む機会があったので、久しぶりに本を手にしました‥。
方丈記の冒頭に
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世中にある人と栖と、又かくのごとし。
年末になると、「今年をもって‥‥ 営業を終了いたします」の、表示を見る事が多くなりました。
小木にある、永く親しまれた蕎麦屋さんが十二月末日を以て、店を閉じると聞きました(>_<)
佐渡の蕎麦をご馳走したいと思ったら、小木の七右衛門さんへ‥と、人気のお店です。
閉店するとか‥の噂は、以前からありましたが‥残念です。
きちんと仕事ができるうちに、店じまいをとの決断されたのでしょう。
おけさ柿の名産地、羽茂地区で
柿畑で
収穫もできないまま、柿の木々が伐採となったようです。
柿の木 畑
柿畑
また、別の柿畑の奥からは、チェーンソーの音が聞こえていました。
きれいに手入れの行き届いた畑を、今年限りで止める・・・。
止むを得ないけれど、「きちんと終了させる」という、農家さんの強い意志を感じます。
収穫されないままの畑
ここだけ、いまだに収穫されていない柿畑がありました。
羽茂産 百花蜜
友人に「佐渡産の蜂蜜が欲しいのだけれど」と、リクエストされ、買い求めました。
菜の花のハチミツや、藤の花の頃までの幾種類かの花の蜜を集めた百花蜜まで、
貴重な佐渡産ハチミツ。
お店の人のお話によると、「これが、今年の最後になると聞いています」
一般に広く知られているというわけではないですが、知る人ぞ知る貴重な名品です。
年末を控えて、“ 喪中のため‥遠慮します ”の、葉書がいく葉も届けられてきて‥。
看護や介護など、家族として向きあった時間の重さを思います。
あらゆる慰めも届かない‥苦しみや悲しい思いも。
平成の最後の年
河の流れになぞらえて、川面に浮かぶうたかたのように、生まれればいずれ消えるもの。
有り続けるために、なんとか頑張る事はとても大切なこと。
けれども、自らのの意志で終止符を打つことは、
それにも増して大きな志が必要なことではないか、そんな気がします。
こんな言葉を思い出します。
働き一両 考え五両 知恵借り十両
コツ借り五十両 ひらめき百両 人知り三百両
歴史に学ぶ五百両
見切り千両 無欲万両
これは、「成せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは為さぬなりけり」で有名な
上杉鷹山公が残した、仕事の価値についての含蓄ある言葉だそうです。
先人の格言や金言は遠くの世界のことで、実感や共感に至らなかった若い頃。
懸命に努力し、働いた時代を経て、
この後を、どのように生き、身終いをしていけばいいのか。
大切な一日ごとを、誠実に人とのかかわりを持ち、
気持ちよい生活を重ねていこうと思っています。
“ 人生はうたかた ” を、自覚する歳になりました。
小春日和というのでしょう、風のない陽ざしが暖かいおだやかな日でした。
毎日出かけてばかりいたので、今日は家に居て、
台所仕事をする日にしました。
常備菜
炒り豆腐と高菜を胡麻油で炒めた常備菜を作り、
炊きたてのご飯だけの、簡単朝メニューからスタート。
胡麻油を使い、水きりした豆腐と出汁をたっぷり加え、野菜を刻んだ炒り豆腐は、
ボリューム感があり、ご飯にも、酒のサカナにも合います。
鷹の爪でピリ辛に炒めた高菜は、炒飯の具材に重宝、しばしば登場する我が家の常備菜。
デザートは、ベイクドチーズケーキを(^O^)
焼き・チーズケーキ
甘さを控えてありますが、濃い旨み (^。^)
焼きたて ケーキ
ほかほか、焼きたてのチーズケーキを、コーヒーでさっそく(^-^)
食い気が先立ってしまい、ついつい、大きめに切ってしまいました。
カロリーが高めなので、控えめサイズを心がけなければ‥
とは、思うのですが、今日はプチ贅沢をすることにして、しっかり食べる (^_^)v
今度は、スティック状に切って、少し細めに。
台湾茶 チーズケーキ
友人からいただいた独特の香りがやさしい台湾茶と、しっかり味のチーズケーキでお茶を。
何回もお代わりして、お茶を飲み、食べ‥ お茶を飲む。
今日は、ゆっくりday のんびりしました。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。