1. おけさ柿日記

今日から、仕事初め。

静かで、おだやかな正月を簡単なおせちで祝い、三が日が過ぎました。

 

元旦には、無病息災でよい一年となりますよう、地元の八幡神社に初詣も行ってきました。

 

今日から、活動開始します。

どうぞ、よろしく申し上げます(^_^)v

 

平成31年1月4日 佐渡薬膳 ( アイポート調理室 )

薬膳の入門編 ‥  講義と調理と試食の会

 

講師の高津もろみ先生は、( 国際薬膳食育師 )  佐渡にご縁があり、

お母様は、薬膳の普及に貢献された方。

著書に、五季の薬膳 高津征子 新潟日報事業社 があります。

 

ー 良い料 ( かて ) を正しい理 ( ことわり ) で ー

一年を、五つに区分し

五季 ‥ 春     初夏   長夏 秋 冬

五臓 ‥ 肝臓 心 脾 肺 腎

五味 ‥ 酸 苦 甘 辛    鹹 (せん‥しょっぱい) の五味調和を、考えるそうです。

 

今回は、冬の薬膳。

冬は、黒色食品を活用して ~「 黒、腎に入る 」~ がテーマ。

 

試食(^O^)

試食(^O^)

 

熟成鮭の寿司ご飯 黒木耳のとろみスープ 黒ナツメと切干大根の蒸しパン

林檎煮 豆腐里芋クリーム掛け 紅花三年熟成番茶

高津先生が、プラスのメニューとして持参下さった‥ブルーベリー紫花豆も。

 

中央 高津もろみ先生

中央 高津もろみ先生

高津もろみ先生を、真ん中に。

佐渡薬膳の会を立ち上げ、実習の機会を作って下さった小塚さん夫妻と(^u^)

 

( メモとして )

米酢は比較的、体を冷やす性質がありますが、

これに対し赤梅酢は、赤紫蘇の成分シソニンを含み、体を冷やさないそうです。

 我が家の梅酢も、クエン酸が解毒効果のある貴重な調味料。

大切にして、活用したい (^_^)v

 

調理は、同じテーブルのお仲間と、説明を確認しながら進めました。

味付けは、天然の塩・醤油・きび糖・メイプルシロップ・EXVオリーブオイルなどで。

 

塩

油をほとんど使っていないメニューですが、

足元から体が温まり、満足感たっぷりの食事でした。

 

黒い食物で、冬に活発化する腎臓機能を強化し、体を温め、冬を過ごすことの大切な意味。

正月料理の黒豆や昆布巻きなどは、理にかなっているのですね(^_^)v

 

我が家の「黒」

黒豆

正月に煮た 黒豆

 

我が、佐渡の柿餅本舗の黒焼き玄米茶は、

コシヒカリ玄米をゆっくり三時間、焙じたお茶です。

黒焼き玄米茶

黒焼き玄米茶

 

古代餅 黒米いっぱい入り

古代餅 黒米いっぱい入り

自然栽培の黒米(朝紫)の玄米が、たっぷり入っています。

 

次に、正月料理の残った素材で芽ヒジキを煮てみました。

ヒジキの煮もの

芽ひじき 煮もの

 

正月料理の素材で ‥ 芽ひじき・鳥モモ肉・たけのこ・れんこん・人参・椎茸

   かまぼこ・ 長ねぎ・こんにゃく・ごぼう・せり‥などを、胡麻油で炒めました。

正月気分は今日までと思い、野菜を刻んで、地元の酒を加え、自家製醤油で味付け。

 

食材の組み合わせや調味料を、考えて選ぶこと。

杏・なつめ・柿・あおさ海苔・黒きくらげ・大根・紅花・熟成塩引き鮭・昆布・胡麻など、

干した食材を豊富に使い、体にやさしい食事を作る楽しさ。

 

毎日の生活を丁寧にすることと、教えていただきました。

先人の知恵に学んでの「素にして上質」を、心がけたいものですね (^。^)

 

寒波が通り過ぎ、おだやかな大晦日となってきました。

日めくりカレンダーも、いよいよ今日の一枚のみ。

「 ローマは一日にして成らず 」 の言葉が‥、然り、然り。

 

 

先日、柿餅本舗の干し柿を作って下さっている農家を訪ねてきました。

干し柿 納屋

干し柿 納屋

きれいな乾き具合です。

おいしい干し柿の完成まで、もう少し\(^o^)/

 

扇風機で 

扇風機で

お訪ねした日は、雨が降っていましたので、窓が開けられず扇風機が活躍中でした。

 

干し場 納屋

干し場 納屋

おけさ柿を、干し柿に加工される農家さんが年ごとに減っているそうです。

 

辛味大根

辛味大根

お土産にいただいた、緑色の辛み大根。

快い辛さ

快い辛さ

さわやかグリーンの大根おろし。

蕎麦の薬味に添えたり、焼き魚にも。辛みがアクセントとして魅力。

 

先輩にいただいた、梅酢漬け。

梅酢漬け

梅酢漬け

 

小梅のカリカリ漬け・茗荷・ハチク筍・真竹・生姜・紫蘇の葉を、梅酢に漬け込みます。

収穫の時期に、少しずつズレがありますので、それぞれの時に保存したもの。

刻んで、ご飯のお供にいただくと、絶品なのです。

 

私も、真似をして、なんとか漬けてみたのですが、

タケノコと茗荷が難しくて、まだまだ、うまくできません(>_<)

時期を逃さない仕込みが肝心。

来年こそは、再チャレンジし、自分の味としてモノにしたい漬けものです。

 

神楽南蛮の醤油漬け

神楽南蛮の紫蘇の実醤油漬け

 

白菜漬け

白菜漬け

定番の白菜

 

酒粕漬け

酒粕漬け

まだ、浅漬け状態ですが、酒粕の香りと歯応えがイイ(^u^)

 

たくわん漬け

たくわん漬け

 

普通の素材を、ちょっと手をかけて、時間の助けを借りた常備菜。

素朴で、飽きのこない、たいせつな食卓の脇役ばかりです。

 

 

今年は、平凡な暮らしの積み重ねの毎日でした。

過ぎてみると、大病もなく、心おだやかに暮らせたことは幸せなことだったと、

改めて思う、大晦日の夜です(^_^)v

 

一日いちにちを、素朴でおいしい食事をいただき、

大きな迷いもなく過ごせました。

小さな幸せを、上手に見つけられるようになったみたいです(^。^)

 

柿餅の仕事を持てたことで、いろいろな喜びや楽しい人達と出会う機会をいただきました。

 

新しい年も、生きていることの喜びを感じながら、

その日その日を、大切に過ごしていきたいと思います。

 

冬の嵐が到来し、うっすらと雪が積もり、強い風が音をたてて吹き過ぎていきます。

強風・波浪警報が出されています。

 

今日は、お勤めの方々は年末の御用納め。

お仕事たいへんでしたね、お疲れさまでした。

ゆっくりと、正月を家族と過ごしてくださいね。

 

我が家では、鏡餅と正月用の餅を搗き

縁起ものの注連縄を、買い求めてきました。

 

ふるさと納税の返礼品として、ご注文を下さった方へ向けて

ふるさと納税 返礼品です

ふるさと納税 返礼品です

年内にお客さまにお届け出来るよう、発送の準備をしました。

佐渡汽船も、無事に出航するようです。

 

鏡餅

鏡餅

小さな鏡餅ですが、お祝いの気持ちを込めて

 

下げ紙

鏡餅 下げ紙

鏡餅の下げ紙を見つけました。柿餅本舗にぴったり(^-^)

 

金の生る木 玄関に退避

金のなる木 玄関に退避

寒波が来た~ (>_<)

 

うっすら 白く雪

うっすら 白く雪

柿餅本舗は、明日、千葉のお客様へ商品を発送して、

今年のぜ~んぶの業務を、仕事納めとする予定です \(^o^)/

 

ちらちら雪が降ったり、パラパラと音をたててアラレが降ったり。

クリスマスイブは、寒くなりました。

 

今朝、息子からの電話で、新年の集まりに佐渡の銘酒で祝いたいので、

あのお酒と、このお酒を、送って貰えまいか‥とのリクエスト有り。

 

先ず、金鶴さんへ

金鶴さん

金鶴さん

 

銘酒 いろいろ

銘酒 いろいろ

 

地元の釜元 赤水の壺も

地元の釜元の壺も

素敵なたたずまいの、お店です。

 

次は、真野の真稜さんへ

真野 真稜さん

真野 真稜さん

 

ラベルの銘

ラベルの銘

こちらも、おいしいと人気の銘酒。

 

分析して

分析して

醸造途中、分析を繰り返しながら

 

酒蔵の一角には、版画甲子園の大きなポスターが掲示されています。

全国から高校生が参加して、佐渡で開催されている版画甲子園。

佐渡の文化・風土・景色などを三人一組となって、一枚の作品を仕上げる版画の全国大会。

 

真稜さんを取材し制作した、信愛女学院の生徒さんの作品。

前回の文部科学大臣賞に輝いた、「春を呼ぶ もろみの声」

第16回 版画甲子園受賞作

第16回 版画甲子園受賞作

 

真稜さんは、生徒さん達に、お酒の成り立ちや醸造について詳しく説明し、

身支度をキチンと整えたうえで、酒蔵での制作に協力したのだとか。

最高賞の知らせは、生徒さんと共に何よりの喜びになったそうです\(^o^)/

 

真稜 至 山廃純米吟醸酒

真稜 至 山廃純米大吟醸酒

 

真稜 純米大吟醸

真稜 純米大吟醸

新酒の仕込み時ですので、蔵元ならではのいい香りがしています。

 

 

次も真野 真野鶴さんへ

真野鶴さん

真野鶴さん

酒蔵見学ができ、試飲もできて観光客で賑わう蔵元さん。

海外への販売や発信に、熱心に取り組まれている酒蔵。

 

廃校となった旧西三川小学校に、醸造の施設を造った真野鶴さん。

「学校蔵」で、お酒を醸造しています。

酒造りを学ぶための、一週間の体験入学も実施しています。

ファンの拡大に、いろいろな工夫と活動をされています(^-^)

 

真野鶴 人気のお酒

タヌキさんの横には 人気のお酒が並んで

 

蔵元の 酒粕 

各蔵元の 酒粕

三つの蔵元さんの、酒粕が揃いました。

 

金鶴さんの酒粕には、保存の仕方や、レシピも添えられてます。

酒粕のレシピ紹介 金鶴さん

酒粕のレシピ紹介

 

こちらは、酒米に麹をつけたもの。

酒米に 麹

酒米の 麹

 

金鶴さんの麹で、甘酒を作ってみたことがあります(^u^)

麹が甘さと上品な旨みを醸して、滋養豊かですっきりとした美味しさ。

レシピが付いていますので、初めてでも簡単においしく作れます。

 

何回も作ってみて、更にファンになりました。

 

銘酒 が 揃いました

銘酒 が 揃いました

仲間が集まれば地元のお酒で、先ず、乾杯。

その時ごとに親しみをもって地酒が選ばれ、飲まれているようです。

 

「 佐渡のお酒を、飲み比べてみたい‥。佐渡の酒の紹介もしたい。」

素朴で贅沢な依頼があってこそ、

蔵元巡りをする、今日はいい機会となりました(^-^)

 

地元の人たちは、

金鶴の風和が好き、真稜の山廃仕込みが好き、真野鶴の大吟醸が好き‥派はそれぞれあれど、

蔵元の個性や、醸造の仕方、仕込み水のことなど、

すぐ側で見ていて、知っていて、愛されているお酒ばかりです。

 

30分もあれば、ぐるっと蔵元巡りができるなんて(^O^)

こんなに身近なところで、地元のお酒が買える幸せを改めて気づきました。

佐渡で育んだ酒米と、仕込み水の良さに恵まれた銘酒。

 

代々続く酒蔵を訪れてみて、蔵元の懐の深さ、歴史の豊かな重み・柔軟さを感じました。

ゆっくり静かに、なごやかに賑やかに、お酒はいつもその中心にあります。

時には孤独をなぐさめ、友人と杯を重ねれば更に楽しく、

新しい出合いの時には、やさしい掛け橋となってくれるお酒。

 

うらやましい魔法の水、旨い水を作る現場では、

職人さん達がきびきびと立ち働き、活気が伝わってきました。

 

さっそく、黒ネコさんへ持ち込みましたよ。

明日には、届くはず (^。^)y-.。o○

 

ど~ぞ、楽しんで下さいね。

 

冬至と言うのに、今日の佐渡ははおだやかな日でした。

 

10月に、金井の能楽堂でコンサートを開いた、

田村優子さんが、再び佐渡へ来てくれました(^_^)v

 

優子さん ミニLIVE

優子さん ミニLIVE

佐渡・相川で育った田村さん。

地元のお店で、特別な演奏会を開いてくれました(^_^)v

 

佐渡おけさ から

佐渡おけさ から

篠笛の佐渡おけさ

哀調をおびて、強く、やさしい響き。

つつみ込まれるような、低く、静かにゆらぐ音色。

 

篠笛 二重奏

篠笛 デュエット

篠笛奏者・狩野泰一さんの兄妹弟子である、藤井さんと二重奏(^u^)

 

楽しかったね

楽しかったね

 

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翌日は、所を変えて、八幡町の優游亭で。

 

演目をさらに広げて、演奏会を開いてくれました。

しっとりと 雪割草 から

しっとりと 雪割草 から

師匠である狩野泰一さんの篠笛演奏で知られる、雪割草。

 

優子さんの 佐渡蛍

優子さん自身の曲 佐渡蛍

その他 童謡・唱歌 をメドレーで。

 

砂山‥ 海は荒海 向こうは佐渡よ~ かもめ鳴け鳴け もう日は暮れた~

ウサギ追いし かの山~小鮒釣りし かの川~‥ふるさと

夕焼け小焼けの‥赤とんぼ などなど。

圧巻は、演歌‥ 天城越え~ ドラマチックに歌い上げて \(^o^)/ クレッシェンド ⇗ ⇗

 

天城越え 熱唱中です

天城越え 熱唱中です

レパートリー豊富で、みなさんを楽しませてくださいました(^v^)

 

ようこそ \(^o^)/

ようこそ \(^o^)/

ミニLIVEの後は

歓迎の昼食を一緒に囲んで、幻の酒「上弦の月」も加わり、

ゆっくりおしゃべりをして・・・。

 

ありがとう

ありがとう 優子さん

西日が傾く頃、いよいよ今日は、お別れ。

笑顔、笑顔。たくさんの笑顔が広がったミニライブでした。

 

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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