1. おけさ柿日記

先ほどから、いよいよ嵐。

西からの風が大きな音をたてて、佐渡の平野部を真野湾から両津湾へ吹き抜けていきます。

佐渡は風の島を、実感する冬です。

 

 

地元の魚を揃えてある鮮魚店が近くにあって、

季節ごとの今のお薦めや、料理の仕方・下ごしらえの仕方を教えてもらっています。

 

いか大根

するめいか大根

お店に寄ってみると、今日は大きくて身の厚いスルメイカがありました。

迷わず、大根と組合わせて煮ようとメニュー決定 (^O^)

 

アオリイカ 塩辛

アオリイカ 塩辛

身が厚く、食感がもっちり

季節ごとにお店の特製、手作りアオリイカ・ヤリイカ・スルメイカの塩辛が選べます。

塩のアンバイが程よくて、常備食として我が家の食卓に出番あり。

 

あおりいか 一夜干し

あおりいか 一夜干し

 

「今は、アオリイカの一汐干しも美味しいですよ~」とのことで (^_^)v

身が厚くて、旨みと甘さが濃縮されています。

 

スルメイカ

スルメイカ

 

イカ・タコが好きな我が家は、刺身でよし、焼いてよし。

今日もイカづくしの食事。

 

晩酌のお供に、いただきま~す。

 

畑で育てたハブ茶を、昨年の11月の末に刈り込み、小屋で乾燥させていました。

 

サヤを割って、豆を剥かなければと思いつつも、

なかなか作業が出来ないでいました。

根気仕事ゆえ、

今日やっと‥重い腰をあげて、取り組みました\(^o^)/

 

ハブ茶

 

この後、きれいな豆と未熟な豆とを選り分けて、完成。

軽く炒ってから、少量ずつ他のお茶とブレンドして、

クセの無い飲み口のお茶にして、楽しんでいます。

 

漢方では決明子(ケツメイシ) とも呼ばれる、マメ科の植物。

眼精疲労や便秘にも効果があると知られ、お茶として飲まれるのがハブ茶。

 

6・7 年前、たまたま佐渡旅行を楽しまれた方からいただいたハブ茶の種を、

私達は、大切に育て続けています。

 

ハブ茶

ハブ茶

 

日本では南の地方のほうが育ちやすいようで、

佐渡では、GWを過ぎて地温が上がってから種を蒔くと教えていただきました。

連作の障害もあるようで、畑の中を移動しながら植えています。

雑草にも強く、世話なし、肥料もなしで育つ丈夫な植物です。

 

決明子 (ハブ茶)の花 10/5

決明子 (ハブ茶)の花  10/5

豆だけでなく、

写真の頃に葉っぱを刈り取り、干してから焙じてお茶にもする方法もあるようです。

 

ハブ茶

ハブ茶

 

今年も無事に収穫できました(^-^)

数人の友人にも種をお分けして、育てていただいています。

 

今日は、センター試験の一日目だそうです。

佐渡は風のない静かな日でした。無事に受験できたかな?

 

この日だけは、穏やかな日を受験生のために特別にプレゼントしてあげたいと、

親たちの願いが集まって、こんなお天気になったのかな。

 

 

いつもは同じような献立と、簡単手抜き料理が続き、反省の気持ちもあって‥

時には丁寧に作ろうと、思い出した懐かしいメニューが “白和え”。

消化がよくてやさしい料理が食べたくなり、久しぶりに作ってみました。

 

野菜の白和え

野菜の白和え

人参・ゴボウ・こんにゃく・れんこん・ほうれん草を、白和えに。

茹でた野菜を、醤油味の出汁で下味を付け、ほうれん草は醤油洗い。

カシューナッツを炒り、すり鉢でなめらかにすり、水切りした豆腐と合わせました。

準備にはひと手間かかりますが、やっぱり懐かしい味です。

 

小鯛のささ漬け

小鯛のささ漬け

 

福井の名産品、小鯛のささ漬け。

故郷のなつかしい味を、送っていただきました(^-^)

酒の肴としてワサビ醤油で食べることが多いですが、簡単な手毬寿司にしてもおいしい酢漬け。

 

母がよく食卓にのせてくれた、根菜とほうれん草の白合え

と、

ささ漬けは、小さな鯛を塩味と米酢で〆た、庶民のご馳走。

 

小鯛や金目鯛のささ漬けは福井県、若狭の名産品。

素朴ですが、器の木の香りをささ漬けに移した、上品な味付けの逸品です。

 

白合えと、ささ漬け、どちらも久しぶりの味。

懐かしかった~(^。^)y-.。o○

 

暮れに、息子夫婦が美味しいもを色々セットにして送ってくれました。

 

おやつの時間に楽しめる、佐渡にありそうで無いものを考えてくれたようです。

珈琲豆を各種・チョコレート・クッキーなどのお菓子も(^_^)v

 

チョコレートスプレッド

チョコ スプレッド

甘さを抑えた、チョコレート、ココア味のしっかりしたスプレッド。

酸味のあるライ麦パン・ナッツやレーズンがたっぷり入った、堅めに焼いたパンに合わせて(^u^)

チョコレートスプレッドは、自分でも作ることができるかも。

とってもおいしいです。ヒントをありがとう。

市販の甘~いチョコクリームよりも、甘さを控えたものがあったらいいなと思っていました。

 

佐渡産 えちご姫

佐渡産 えちご姫

甘さも酸味も、絶妙なバランスの佐渡産えちご姫

 

このところ出荷が豊富になってきた苺、えちご姫。

生産者さんにお聞きしたところ、日照時間が短い冬場ゆえに白っぽく見えますが完熟です。

ヘタが元気に反り返っています(^_^)v

 

ほぼシーズンの終わりになっってきた柚子で、ジャム作りをしてみました。

柚子の苦みを抜くために、三回ほど軽く茹でこぼしてから、

皮を刻み、汁を絞って加え、種のまわりのヌルヌルしたペクチンも入れて煮詰めました。

 

もっぱら、ヨーグルトにかけて楽しんでいます。

程よいホロ苦さを残して (^_^)v

佐渡乳業 プレーンヨーグルト

佐渡乳業 プレーンヨーグルト

佐渡乳業さんのプレーンヨーグルトは、濃い目。

美味しいので‥ファンです。

 

柚子ジャム

柚子ジャム

地元で作られた旬のくだもので、苺や柚子のジャムを作り、

お菓子に添えたり、ヨーグルトに添えたり。

 

季節ごとの素材で、作って楽しく、控えめの甘さのジャムは、

素の味わいがしっかり伝わり、食べて飽きない美味しさです(^_^)v

 

生産者さんがすぐ側にいるからこその、佐渡暮らしのチョッと贅沢な幸せです。

 

穏かな、一日でした。

正月を忙しく過ごした主婦がゆっくり休めるよう‥今日は女正月とも言うそうです。

実際にはどのくらいの家庭で、この風習が残され実践されているでしょうか。

 

子どもの頃に父が、母より早く起き出し、湯を沸かしたり、神棚の水を替えたり、玄関を開け掃いたりしていたのを見たことがあるような気が‥。

母の毎日、毎朝の仕事を、女正月の朝だけ、家主の男が代わってする日だそうです。

 

小正月でもあります。

本来ならこの日に、どんど焼きを行っていたのですが、

子ども達や勤め人の都合に合わせて、土曜日、日曜日に変わってきたのは最近の事。

時代の生き方に合わせて、すたれる行事あり、行事も移動して残る。

地域のお祭り、どんど焼き、成人式など‥も、実施日が移行されてきています。

 

新しい年のご挨拶にと、

仕事でお世話になっている方々をお訪ねし羽茂へ。

いつも私達の「 柿餅 」作りを応援して下さっている、先輩がたや親戚です。

 

粗皮削り

粗皮削り

おけさ柿の剪定と、粗皮削り(そひけずり)は冬の仕事。

数年ごとに柿の木の凸凹の皮を削り、主に病害虫を防ぐための大切な作業です。

今年の柿作りは、もう始まっています。

 

蝋梅

蝋梅

ろうたけた気品ある香りを放って、春を待っています。

 

紅梅

紅梅

ほかの花に先だって、紅梅が咲いていました。

もうすぐ大寒を迎えるこの日だからこそ、春を待つ景色に出合い気持ちほっこり (^_^)v

 

そうか、冬来りなば春遠からじ・・ホンの少し前を向いて。

 

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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