1. おけさ柿日記

乾燥の日が、続いています。

 

績雪に備えて、道の両端に緑色に点滅するポールが立てられていますが、

昨年のようなホワイトアウト状態や、雪での混乱はなく、出番はありませんでした。

ホッ (^。^)

 

 

今日は、作りたての “ いご ” をいただきました。

 

それで、いくつか思い出した情景が‥。

 

子どもの頃、お婆さんの手伝いをした時に、手順は見たことがあって、

鍋で煮て、煮て、練って、練って、型に流して、半日ほど待てば、

あら不思議、やわらかく固まるではないですか\(^o^)/

 

楽しい思い出です(^-^)

 

いつか自分で作ってみようと思って、今、手元に “ いご草 ” 準備しているのですが‥。

まだ‥実際に作るところまでは、至っていません (>_<)

いご草 

いご草

いごを作るには、いご草に混じる他の海藻を取り除くことから始まります。

地味な作業が、でき上がりのなめらかさにつながると教えられたものです。

 

煮て 冷まして 待つ

煮て 冷まして 待つ

先輩が作られた “ いご練り ” を、トレーごといただきました(^-^)

 

いごねり

いごねり

郷土食として親しまれている“ いごねり ” ですが、以前には家庭で作るものでした。

のんびり時間がある時に、家族の為に作り、楽しんでいたもの。

 

祝いの時や、お客様への特別なご馳走にと用意したのが “ いごねり ”

ネギを薬味として、醤油をかけて食べることが一般的ですが、

更に手をかけて、豆腐の白合えにしたりして、食卓に変化を出してくれていた事を覚えています。

 

海藻の香りが、部屋いっぱいに広がります。

いご草は、高千地域の荒磯育ち、味が違うのだそうです。

本物の “ いご ” は、しっとり、なめらか、ヌメリがたっぷり。

 

おいしいこと(^u^)

 

懐かしく美味しいものは、お隣さんにもとお裾わけし、

みんなで一緒に「食の思い出」を、いただきました。

 

もう、今日から 3 月。

佐渡の県立高校の卒業式が行われたようです。

おめでとう\(^o^)/

 

三年間通った、通学路の懐かしい風景。

故郷での学生時代を、のんびり楽しみ、存分に学び、心に残る時間はたくさん持てたかな?

 

長かった冬がやっと終わり、窓際の陽ざしが暖かい日です。

猫が丸くなって、昼寝しているのが見えました(^-^)

 

 

畑の縁に、見つけた小さな春。

ふきのとう

ふきのとう

 

いざ フキ味噌へ

いざ フキ味噌へ

 

茹でて 刻みます

茹でて 刻みます

蕗をさっと茹でて、味噌と合わせました。

 

フキを刻み、味噌に砂糖と酒で味付けし、油で炒る甘味噌タイプのものが多いですが、

今回はフキのほろ苦い味を生かしたくて、甘さを控え、油を使わないで作ってみました。

 

ふき味噌

ふき味噌

いいなぁ(^-^)

ふき味噌の、このほろ苦み。 春一番目の楽しみです。

 

次に

冬越した大根を、切り干しに。

切り干し大根

切り干し大根 2/22

 

大根が干せてきました

大根が乾いて 2/27

 

切干し 大根

切干し 大根  3/1

パリパリ、こりこり、甘さがギュ。小さな春の味(^-^)

 

素朴な おかず

素朴な

素材を素朴に、野菜の自然な味。

とはいえ、

ジュージュー焼き肉が食べたい (^。^) 本格イタリアンも食べたい(^v^)

中華の美味しいのを食べたい・・・しっかり味が懐かしい時もあります。

 

今日は、27 年目の J リーグが開幕しました。

スピード感にあふれ、観戦にもよく行ったので、大好きなスポーツ (^O^)

楽しみなシーズンが、始まりました。

 

 

振り返りになりますが、

小正月にいただいた “ 鮎のお清まし ” の事を、忘れないように記録として (^O^)

鮎の出汁 お清まし

鮎の出汁の お清まし    2/1

 

ず~と昔のこと、夏に釣った鮎を焼いて、保存しておいて、

冬場のご馳走とした‥ことがあったのだそうです。

 

小正月に、祝いの膳として食べたというご馳走を、再現してくださいました。

“ 鮎のお清まし ” の具には、炭で焼いたのし餅と、早春の岩海苔・香りのセリを合わせました。

鮎のおすまし

鮎のおすまし

 

祝いのご馳走として、小正月にもう一度白餅を搗き、食べたもの‥だそうです。

軽ろやかで、爽やかな旨みの鮎出汁。初めての味わいでした。

 

 

別の日、蕎麦の会で(^-^)

手打ち 十割蕎麦

手打ち 十割蕎麦

自家製の蕎麦を、蕎麦打ち名人の先輩による、蕎麦の会。( 2/19 )

 

蕗の天ぷらに

蕗の天ぷらに

 

ながも の 天ぷら

ながも 銀杏 蕗のとう 天ぷら

 

自然薯 

自然薯

 

いただきま~す

いただきま~す

 

佐渡の蕎麦は、かけ蕎麦でいただくことが多いのですが、

薬味に、自然薯・初物のながも・蕗のとう・辛み大根・柚子などで、

つけ麺方式で楽しみました。

 

地元の野菜を、素朴に、そして手間ひまをかけて調理し、上等の食事に仕上げます。

田舎ならではの美味しい宴でありました。

 

  二十四節気の “ 雨水 ” を過ぎました。

今日は北風が止んで、おだやかな陽ざしです。

 

昨夜は北海道の胆振地方で、また震度6弱の地震が発生したことが報道されています。

昨年に続く地震に、どんなに不安な夜を過ごされたことでしょう。

寒さの厳しい時に、断水も発生しているとか‥。被災された方のご不便を思います。

 

毎年 2 月11 日 「建国記念の日」に、羽茂川の鮎の魚業権を持つ会員が、

黄金色の子持ち鮎の出汁で、蕎麦を楽しむ会が開かれています。

 

黄金色の鮎

黄金色の鮎

朝、九時に会場に集まり、“ 羽茂川・鮎の会 ” の会員みんなで、調理を分担します。

 

今回は、メインの蕎麦。ブリカツ・イノシシ鍋・自然薯・鮎の天ぷらなどがメニューに(^_^)v

 

ブリカツ用に

ブリカツ用 切り身

ブリカツ

ブリカツ

 

鮎の天ぷら

鮎の天ぷら

 

鮎 甘辛煮

鮎 甘辛煮

 

自然薯

自然薯

 

自然薯 擂っています

自然薯 擂っています

 

イノシシのモモ肉

イノシシのモモ肉

 

イノシシ鍋

イノシシ鍋

 

イノシシ 串焼き

イノシシ 串焼き

特別メニューのイノシシは、群馬の友人からのプレゼントとか\(^o^)/

 

赤飯 握って

赤飯 握って

 

黒米入り 赤飯

黒米入り 赤飯

 

セリ 天ぷらに

セリ 天ぷらに

冷たい沢に生えていたセリ。 根っこも美味しいそうです

セリ 天ぷら

セリ 天ぷら

 

南蛮ジャー

南蛮ジャー

辛い南蛮と麹と醤油に漬けたものが ⇒ 一か月程で、辛いオカズという意味の南蛮の醤油麹に。

 

握り寿司

鮎の会の会員が、握ったお寿司 (^O^)  まるでプロのようです (^。^)

 

メニュー表

メニュー表

 

蕎麦

蕎麦

 

蕎麦 タイムを計って

蕎麦 タイムを計って 茹でています

おいしく茹であげるために、火の加減・茹で時間にこだわっています

 

蕎麦 完成

メインの蕎麦 完成

セリの天ぷら 自然薯 葱 をトッピング

 

デザート 酒粕アイス

デザート 酒粕アイス

地酒の酒粕を、デザートのアイスに。

 

栃餅 搗いています

栃餅 搗いています  2/9

栃餅

栃餅     2/9

当日は、栃の餅を焼き、アンコで食べていただきました。

テーブルに配られているのですが、記録の写真は見えていません (>_<)

 

乾杯 いただきま~す

乾杯 いただきま~す

 

鮎を育て、鮎を愛で、鮎が棲む川の自然の力を誇らしく思う人たちが集まって、鮎蕎麦をいただく会。

参加者全員で準備をし、みんなで手作りの料理やお酒を楽しみます。

今年も、たくさんの元気をいただきました。

 

ちなみに、昨年の黄金鮎の会の様子です。

https://sado-kakimochihonpo.com/sadoinaka/%e9%bb%84%e9%87%91%e9%ae%8e%e3%81%ae%e8%95%8e%e9%ba%a6%e3%81%ae%e4%bc%9a/

 

暦の上での春が過ぎると、しきりと待たれるのが春。

光の輝きが、日毎に眩しくなってきていることを感じます。

 

小さなお雛さま

小さなお雛さま

立春を過ぎると、先ず小さなお雛様を飾って春を待ちます。

 

小さな女の子と、桃の花の一枝が、かわいく、やわらかく、

春はもう直ぐというように、気持ちを引き立ててくれます。

 

「 この冬は本当に雪が少なくて、ありがたいね 」 と言いつつも、

こんな暖冬では‥ 。不安な思いで過ごしている冬でもあります。

虫の害こと‥ 水が不足にならないのだろうか‥。

それなりの寒さも覚悟して暮らす、佐渡。

 

除雪車も積雪に備えて、それぞれの地区に配備されていますが、まだ稼働していないようです。

 

雪の下 大根

雪の下 大根

大根が、雪の下で甘みを増します

 

さざん花 

さざん花

屋根の雪も、この程度

 

金北山

金北山  2/15

佐渡で一番高い山、金北山の雪もいつもより少な目

 

そら豆

そら豆  2/15

畑の雪も、翌日にはほぼ溶けてしまいました。

 

は~やくこい、春よこ~い

 

雪の少ない千葉に住んでいた時、

子供の受験の朝に、大雪となったことがありました。

雪国の人にとっては僅かな雪ですが、関東の交通機関は混乱し遅れが出ました。

 

受験シーズンの度に、慣れない受験会場まで、無事に辿りつけたかな~と思い出します。

新しい世界に飛び出す前の、試練 (>_<)

 

寒さはmaxの今ですが、射しこむ光に気持ちも軽くなります。

 

年寄りも、若者たちも、畑の野菜も、み~んな春を待っています\(^o^)/

 

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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