佐渡の名産であるおけさ柿に、手を加え、趣向を凝らして何か新しい製品を作れないか‥
いつも考えて暮らしています。
今日は柿製品の話し合があり、会場に早めに到着したので、近くの小さな公園を散歩しました。
すると、昭和の時代の懐かしい名残を見つけました。
昭和の頃には盛んだった、相撲の地方巡業。
人気の高かった横綱の大鵬・柏戸時代に、この土俵で佐渡場所が開かれ、大変な賑わいだったことがあったのだとか。
関取り達は、近くの名家に分かれて宿泊し、大層なもてなしを受け、歓迎されたそうです。
丸い土俵と、その回りをぐるりと取り囲むすり鉢状の観覧席が、形をそのまま残して公園にありました。
そう言えば、小学校の校庭の片隅にも、近くの神社の境内にも土俵があったなぁ。
お祭りの日には、力自慢の青年や子供たちが、熱戦を繰り広げていたなぁ‥。
民俗学的には、相撲は農業生産の吉兆を占う=神事だったそうですが、使われなくなって久しい公園の土俵に、昭和の時代の光景が思い出されました。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。
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