寒さの季節ゆえ、昼ご飯のあとはのんびりテレビタイム。
チャンネルをくるくる回しても、同じようなワイドショウばかりです‥が。
チャンネルの途中で、生き生きとした方言が聞こえてきて、
ついつい、見入ってしまったドラマがあります。
テーマは、長崎・島原に伝わる和菓子 “かんざらし”
白玉だんごを、地元の豊富な湧き水で冷やし、
特製の砂糖蜜で食べるのが、かんざらし。
今では、まぼろしの味となってしまった、
“かんざらし”復活までのストーリーでした・・・。
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そこで、テレビに映った“かんざらし”の蜜のレシピを参考にして、
我流のかんざらし作りに挑戦してみました。
大寒の頃に餅米の粉を晒した白玉粉で、だんごを丸めて。
佐渡のキビ粉も入れて、紅白のだんごに。
白玉粉ときび粉を半分ずつ、配合。
チョットほろ苦味。
つるつる、しこしこ、ふわふわ。
水に砂糖を加え、黄ザラメ・黒糖・水あめ・隠し味の蜂蜜・塩ひとつまみ。
1/2程に煮詰めて、“蜜” 完成。
思ったより、サラッとした出来上がりになりました。
食べものの文化を受け継いでゆくには、どうしたらいいのでしょう?
島原だけでなく、どこの地方でも起きている問題です。
いちど途絶えてしまった食文化を、復活させることがいかに難しいことか。
必死に取り組み、道を拓き守ってゆく。
継続は力 ではありますが、継続は難し でもあります。
ともかくも、我流ではありますが、
団子と甘い蜜の組み合わせの、“かんざらし”は
間違いなく美味しかったです(^^)/
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。
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