玄関の窓が、
明るい黄みどり色に光っています。

光が動いて
輝きが強くなったり、眩しくなったり。

ゆずり葉の新緑が、風に揺れていたのです。

台所の窓からは、
ピンク色の光が差し込んきます。

お隣さんの、中庭のハナズオウが満開です。

鮮やかなピンクと、
💛の形の可愛い葉っぱ。

まぶしい朝日が差し込む台所に立つと
元気に一日をスタートできます。

他に、美味しいもの食べていないの?

心配されそうですが
佐度の春、山菜シリーズを楽しんでいます。
友人から毎年、薪ストーブの灰をいただき
ワラビの灰汁抜きをしています。

この作業も、ワラビを食べる前のセレモニー。  
丁寧に(篩フルイ)にかけた、木灰を届けて下さいました。
アク抜き用の灰は、とても貴重なんです。
ひと晩待てば、自然な美しい色に。

少しのヌメリと、シャツキとした食感。

新生姜 人参 昆布 きゅうり など、出汁醤油に漬けて美味しく(^^)/


やわらかい木の芽を、たっぷり。

山椒味噌で、爽やかな香りとしびれるほどの辛さが魅力。

日本の個性ある香辛料は、小気味いい存在感があります。

熱湯を回しかけた後、氷で急冷し
水分を拭き取り、半分は冷凍保存しました。

今しかない、旬を大事にします。

相性のいい、掘りたて筍をいただいたので
筍と山椒の味噌で (^O^)
これで、和え物を作ります。
やわらか筍  
定番の若竹汁と、筍ご飯で美味しく (^^)v 
次々と、ひと癖ある春の山菜が登場しますので
ついつい、山菜三昧。

アク抜き作業で、爪を黒くしたり
米ぬかで茹でたり、灰に浸したり‥

新鮮なうちに、下ごしらえのひと手間。


早春の海からの
もずく 若布 岩海苔

山里からは
蕗のとう 沢わさび 行者にんにく 蕗
からし菜 こごみ タラの芽 独活(ウド) 
椎茸 よもぎ わらび 木の芽 筍 


自分で採ったり、いただきものを食卓へ。

季節を味わう田舎の暮らし。

お腹いっぱいになるものは、何ひとつありませんが
生活のアクセントに、新鮮な感動と小さな喜びを感じます。

香りと苦み、 色 ‥ 作って食べる春。
存分に楽しんだ山菜シリーズでした。


そろそろ、ヨモギが摘めるころかな?
赤泊の山まで、出かけてきました。
この春、初めての よもぎ餅。
香りがたっぷり、お餅のコシはしっかり。
やわらかい芯の部分を、アク抜きして
餅米(こがねもち)に、搗き込みました。

春の楽しみです。

春の楽しみと言えば、
淡い色の組み合わせが、やさしい山の風景。


近くには、清楚な山野草が咲いていました。
チゴユリ
エンレイ草

そして、山菜をいただく。
まだ細い、フキを少量持ち帰り
混ぜご飯でいただこう (^。^)
酢飯に合わせてみましたら
とっても、イケるんです。

ホロ苦い香りと食感が、ギュット詰まった春のご馳走になりました。

晴れてはいるのですが、
少し肌寒いと感じる日でした。
柿のやわらかい若葉。
小さな蕾も中で育って見えます。
ぼたん 蕾はまもなく開きそうです。

写真は撮れませんでしたが
今日は、佐度のあるある場面に出合いました。

トラクターで耕され、水が張られた同じ田んぼで
なんと、朱鷺 カラス 鷺が
仲よく一緒に、餌を探していました。

土の下から、虫が這い出してくるのを知っているようです。

佐度ならではの、面白くて平和な風景。

アケビ 花は濃い紫
コシヒカリの苗 
ハウスの中は淡い緑が一面に。

順調に育っているようです。
夜になると、田んぼからは
カエルの鳴き声が、一斉に
にぎやかに聞こえてくる季節になりました。

生きもの達も、活動を始めました。

23年4月15日 長野県の麹屋さんから
今年の仕込み用の醤油麹が届きました。

醬油を作って8 年目になります。

輸送中の麹の発酵を抑えるために
塩切りという作業を施して、届けられた醤油麹です。
丸大豆 小麦 塩を混ぜ合わせて
更に、海水を薪で炊いた “佐渡の塩” を加え
仕込み用の天然水として持ち帰えった
“箱根清水”を加えます。
羽黒山の参道 入口に
水汲み場が設けられています。
お賽銭を入れて、水を汲みます。
空気のよく通る場所に、保管し
天地返しを繰り返し、観察しながら暮らします。

毎回のことながら、
麹と塩水を混ぜたものが 、(醪もろみ) に育つことが不思議でなりません。

微生物の働きが、発酵と熟成を醸します。

ゆっくり、時間を待ちます。

おいしい、お醤油にな~れ。


佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

最近の記事

最近のコメント

アーカイブ