籾摺り
稲作農家にとって、一年間手をかけた米作りの最終作業です。

いつものように、手伝いに行って来ました。


籾がらを取り除き、玄米に《籾すり》

佐渡市の認証米の誕生の時。

重さを計った袋に、認定農業者の名前を記入し、
赤いシールを貼り、出荷準備の完了です。

朱鷺と暮らす郷の
佐渡産の、安全でおいしい米作りは、
世界農業遺産(GIAHS)に認定されています。

しっかりとした米つぶで、
口の中に甘みが広がります。

以前は、7段に積めた米袋ですが
今は、腰に無理をしないよう、5段積みに。

そろり、そろり、ゆっくりと。


翌日には、依頼した業者の方が来てくれ、
JA佐渡への、お米の出荷が完了しました。

今年の作柄は、とても豊かでした。


自信と安堵の実りを迎えられた、
農家のうれしい決算日。


ひつじ雲? いわし雲?
天高く、秋晴れの日。


《かぐら南蛮味噌》
新潟の地域野菜、神楽南蛮。

この時期になると、
先輩の得意料理を、毎年いただいています。

精米したばかりの、
新米コシヒカリの炊き立てご飯にのせて
いただけば、最高に旨し(^O^)


最近は、個性のある辛い南蛮が栽培されて、種類が豊富。
あれこれ、使い分けて料理しています。

かぐら南蛮は、辛いのだけれど、
トゲのある辛さではないのが、魅力で人気。


くしゅくしゅと、真ん中にシワが寄っていて
神楽のお面のよう‥と、名がつけられたとか。

あと数日して、
紫蘇の白い花が、先の方に2~3個になったら
神楽南蛮と醤油で、佃煮風にしたいので、
待っています

アツアツのご飯にのせて旨し、
料理の味付けに、アクセントのある調味料になります。

神楽南蛮の醤油煮を、仕込みました。

生姜・かぐら南蛮・紫蘇の穂を油で炒め、
日本酒と少量の砂糖を加え、醤油の佃煮に。


野菜炒めに加えたりすると、
深みのある味わいになりますし、
おむすびに混ぜたり。

穂紫蘇の香りを、楽しめます。
☆。。。。。☆。。。。。☆


ミニのおけさ柿が
可愛く、色づいてきました。

突然の変異で、このように可愛いミニサイズができたのだそう。
十数年前から、だんだん知られるようになりました。

色も味も濃いめで、
料理のお膳にのせて、小さな秋を楽しんで、いただけたら(^^)/
こちらは、早生のおけさ柿。

アルコールで渋を抜いている途中なので、
(濡れ濡れに、見えています)

出荷ステーションに、収獲された柿のコンテナが並ぶ季節になりました。

ビタミンカラーの色合いもよく、
おだやかな甘さと、ビタミンCがたっぷり。
秋の楽しみの、くだものが登場。

佐渡の特産品《おけさ柿》のシーズンが、
いよいよ始まります(^O^)


程よい気温になって、発酵が楽にできそうなので
久しぶりに、パンを焼くことにします。


我が家の柿餅の粉を、いつものように入れて、
珈琲を加え、モカ味で作ってみました。


小ぶりの50gに、丸めて(^O^)

干し柿と餅米入りのパンの、
モチモチ感が強めで、干し柿の甘みがしっかり感じられる
ごきげんな、オリジナルのパンです(^^)v

家人も、「他にない食感だし、モカ味が新鮮でいいね」
「パン屋さん、また作ってよ」

うれしい、オファーあり。


次回は《抹茶味》で、作ってみようと思います。

少しの渋みの中に、
奥深い上品な甘みが感じられるはず。

創作パンは、自由で楽しい。


ススキが風に揺れていました。

山ぶどう 
寒くなったら、深みのあるワインカラーに。
あと半月くらい後したら、みごとに色づきます。


野ブドウは、こんな感じでした。


ゴマ入り甘柿
なつかしいゴマ入りの甘い柿。
そろそろ、
次の楽しみ《柿》の季節が到来です。


黄金色の稲穂が波をうって、美しい田んぼが広がっています。
稲刈りが、急ピッチで進んでいます。


先日の台風が、稲をかき回していきました。


田んぼの広がりを、海原に見立てて《沖》と呼んでいます。
収穫を控えた今は、黄金色の《海》です。

お米が無事に収穫でき、主食を確保できるところまで、
水の管理や、田んぼの畦の草刈りなど、
地味な努力を続けてきた農家さん。


価格の高い農機具を使って、お米を生産することは、
農業の経営や、効率などとのバランスが‥云々、
‥言われていますが‥

生産者は、効率でも価格のためでもなく
毎日の生活の、大切な主食《お米》を作ることに専心しています。

安全な食卓を守る、意義と誇りをもって取り組んでいます。

大事なことには、手間と情熱が欠かせません。


佐渡の農業は、《江》を設置することで、
生きものと共生できる環境を守りながら、
農家は、共通の要件を決めて、米の生産をしています。

 ○ 農薬・化学肥料を減らして(5割以上を削減)栽培した米であること。
 ○ 水田の畦に、除草剤を散布しない。
 ○ 生きもの調査を年2回実施していること、など。


佐度は、暖流と寒流が交わる、北緯38度線に位置する《島》

島特有の海洋性気候は、
気温は、本土より冬は2℃高く、夏は2℃涼しい。
恵まれた自然環境で、じっくり時間をかけてお米は稔ります。

嚙み締めた瞬間に、
お米の甘みとうま味が広がり
冷めても美味しい、佐渡のコシヒカリ (^O^)

安心で美味しい佐渡の米つくりのことを、
お客さまによく知っていただき、佐渡産のお米を選んでもらえたら、
生産者の努力が報われますし、
双方にとって、幸せなことですね。


この風景は、
農家にとって、何にも勝る安心と喜びの時。

それ故に、目の前の風景が
更に尊く感じられるのです。


私たちは、農家の、時々手伝いの分際ですが‥、

農業者のみなさんの傍にいて思うのは、
毎日の食事をもっともっと大切にしたい 。


稲藁を干しています。

青さの残る時に、刈り取り
この地域に伝わる、藁の民芸品を作ります。

藁の茎が長く、堅い種類の稲だそうです。
(羽茂・大崎にて)


しめ張り馬
魔除けとして、伝えられている民芸品。

集落の境界にも飾られ、道祖神の意味あいもあります。

おだやかな陽を浴びて
懐かしい、はざがけ風景。

稲刈りの作業日の、小昼(おやつ)に。

叔母さんの家の栗で、
栗のおこわを、作ります(^O^)


検索してみると
栗を冷凍してから、熱湯に5分入れると鬼皮までキレイに剥ける由。

初めてハサミを使ってみました。

安全と言うことでは、いいのですが、
思うようには、簡単に出来ませんでした(>_<)

新物のささげ 地場の売り場にて。

色つやが濃く、粒揃いです。
美味しいに違いない。

ささげの煮汁に、餅米を一晩 漬けて置きます。
ご馳走のためには、栗を丁寧にむきます。

ふっくら ささげが、ほっこり香り、
栗は濃厚でほくほく、あったか。


健康は、新鮮な食材からいただく。

元気に動く、さざえを発見したので、
さざえの炊き込みご飯を。

少量のお湯で短時間煮て、身を取り出します。

さざえの弾力と、旨味をしっかり感じます。
昆布 地酒 醤油 バランスも丁度いい具合(^O^)


いただきもの 
丁寧に包まれた、取りたてのイチジクは、
トロリなめらか。

友人にお届けしたら、その友達も喜んでくださり、
無花果のファンが多いことを知りました。


光の中で 赤とんぼは、休憩中。

田んぼの上では、
二匹のトンボが繋がって、たくさん飛び交っています。

おだやかな秋の風景です。


この、なんでもない風景も、

赤とんぼやミツバチに影響すると言われる
ネオニコチノイド系農薬を使用しない取り組みを、
佐渡では続けているからかな。


普段は、
呑気な田舎暮らしを、取り留めもなく‥、
些細なことばかり書いておりますが、

お客様の中に、「ブログ、見ていますよ」と、
声をかけて下さる方が、いらっしゃいますので、

柿餅本舗の《もち米 黄金餅》も、
この田んぼから育まれた、安心なお米であることを
知っていただけたら‥と、

ついつい、
説明に熱が入ってしまいました。


季節ごとに、季節のおいしいもの。

天高く‥食欲の秋。
栗おこわ と さざえのご飯、いただきました。


時々食べたくなるのが、ピザ。

平素は、畑の茄子とピーマン、大根、トマト
精進に近い食事が多いので‥。

たまには、違ったメニューのものが欲しくなります。

《よく焼き》が、好みのタイプ。

以前に作り置いた、バジルのソースをたっぷりのせて。
香りがバジル バジル。

チーズを足して、ボリュームを(^O^)

バジルソースとチーズをたっぷり。

畑のバジル
もう一度、ソースを作ろう‥と思っています。

これは苺の終盤のころ、冷凍保存していたもの。

我が家では、ジャムで食べることが多い苺ですが、

素材そのものの、生の苺も好きなので
粒々でも保存しています。

カリカリ齧りながら、冷や冷やを楽しみます。

先輩の庭で、白い萩。

お彼岸の、鶏頭の花を準備。

黄色を色どりで添える地域がありますので、
この時期には、花の売り場に並びます。

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

最近の記事

最近のコメント

アーカイブ