コロナ禍の為、自粛が続いていた鮎出汁蕎麦の会。
二年ぶりに、公民館に集まりました。
朝、9 時に集合。
思い思いに、食材を持ち寄ります。
食感と香りが楽しい、早春の沢水から摘んだセリ。
春を、見つけた(^^)v
ホロ苦を味わう蕗の薹。
昨年の夏に、清流で釣り上げた鮎を、
冷凍し保存しておいたもの。
やっと、出番の時を迎えられました。
玄関前の炭火で焼いた、鮎。
男達は、大きなすり鉢で、
自然薯を根気よく擦ります。
手前には、焼き鮎出汁の鍋がスタンバイ。
自宅の野菜を持ち寄り、かき揚げに。
出来上がった料理を、テーブルに並べていきます。
会員が初めて作ったという、メープルシロップを味わうため
ワッフルも焼くことにしました。
味見をさせてもらうと、
香りも甘みも上品な
《佐渡産メープルシロップ》(^O^)
久しぶりの“鮎の会”メンバーと、「変わりなかったかや~」。
各々が料理の支度をしながら、おしゃべり。
私たちの出番は、今日はここまで。
会食には参加を遠慮して、
鮎の天ぷらとお蕎麦を、お土産にいただいて早めに帰宅しました。
久ぶりの鮎の会ですので、もっとゆっくりできたら‥いいのですが。
たいそう心残りではありましたが、
みなさんにお会いできただけで、十分に幸せな会になりました(^O^)
3長く丁寧に干してきた、
おけさ柿の干し柿が完成しました。
納屋の二階で、風を通して干しています。
干し柿は、冷凍して冷たくして食べると、ほんとに、
羊羹のような味わいがあります。
高校の卒業式が、例年どおり挙行されました。
進学にしろ、就職にしろ、新しい第一歩ですね
おめでとうございます。
今日の佐渡は、天上一面の青空に恵まれ、
仰ぎ見る金北山が、すっきりと美しく見えました。
陽ざしがほんわりと、島の人に万遍なくプレゼントされ “春うらら”
さて、新しい環境に飛び込んでゆく若者たちに、
老婆心ながら、大事にしていただきたいことが一つありまして‥
旅立ちしたその日から、一人での食事が始まりますね。
家庭の味を離れ、“世間の飯” の始まりでもあります。
何を選び、何を食べようか。
コロナ禍で、自炊をする人も多くなったそうです。
そこで、
土井善晴さんが提唱する
《食事に一汁一菜を添える》を
実践してみてはどうでしょう。
何より大切なのは、毎日の暮らしの食事。
具だくさんのお味噌汁は、野菜からの出汁がたっぷり。
味噌を溶いて、旬の何かを浮かせただけでも、それはお味噌汁。
自由に、作って、食べること。
「毎日キチンと作らなければならないなんて、考えなくてもいいですよ」
土井さんの提案を知り、気持ちが楽になりました。
作れるときには丁寧に。
家にある野菜や具を入れて。
社会に出れば、自分のお金で美味しいものを選べますし、
楽しい誘惑とも多く出会うことでしょう。
栄養を考えて料理することは、次のステップとしても、
自分なりの温たまる、ひと品を作ってみませんか。
世間のあれこれに疲れた時や、孤独を感じる時は、
息を抜ける、美味しい何かを。
簡単でもいい‥素朴に食事を楽しむ時間を作りましょう(^^)/
ちなみに、我が家の定番は
野菜いっぱい入りの、豚汁。
気をゆるめて、ほっとする時間です。
どういう人との縁が待っているのだろう。
期待と不安のある中、
新生活に向け、佐渡を出発したのは50年前の自分。
料理の初心者、スタートです。
健康は、食事から。
「独り飯、ちゃんと食べてね」
門出を迎えるみなさんへ、
どうぞ、思う存分ご活躍ください。
佐度からエールを送っていますね(^^)v
この冬最後の大雪でしょうか。
新潟県の豪雪地域、津南町では、日本一の 419 ㎝の積雪を記録したそうです。
町中が雪に埋もれています。
集落の助け合いがあってこそ、成り立つ長い冬ごもり生活。
慣れているとは言え、年寄りにとっては容易ではないはず‥
健康のこと、買い物のこと‥どうしていらっしゃるのだろう。
不安なく、つつがなく、冬をお過ごしになられますよう。
祈りに似た思いにかられます。
☆。。。。。☆。。。。。☆
この度、ご縁をいただき、東京駅丸の内のコンコースで
ニッコリーナエキュート東京店という店舗を運営されている
《良品工房》さんにアドバイスをいただき、新商品を開発しました。
名付けて《三色お餅 佐度餅日記》
日常の生活の中で、お餅を組み合わせて楽しんでいただけるよう、
古代餅の濃い紫
ゆず餅の淡い黄色
よもぎ餅の深緑 三色の生切り餅
香りの柚子とよもぎ
食感の黒米玄米(朝紫)
餅の色は、自然の素材の色そのままのお餅です。
お客様の食べやすい 6 個入り。
小さめで、食べやすいサイズです。
商品の顏である表面シールや、
裏シールに記載する成分表示、食品表示法の要件の精査まで、
とても丁寧にご指導をいただきました。
日々進化を続け、新しい製品がしのぎをけずりながら並ぶ東京。
その東京駅丸の内コンコースにデビューし、テスト販売をすることになりました。
とても緊張し、嬉しい挑戦です。
コロナ以前には、お客様にお味見していただければ、
自然なお餅の美味しさや魅力を解っていただけたのですが・・・。
お餅の素材の良さや、味には自信はあっても、
信頼されている店舗で販売し、お客様に手に取っていただくまでには
多くのクリアしなくてはならない課題が山積します。
今回は初心に戻り、
しっかり勉強する機会となりました。
お餅は、こんがり焼いて。
お吸い物に添えたり、お汁粉、きな粉などで
お楽しみいただけると、嬉しいです(^^)v
別の食べ方として提案したいのは、揚げだし餅。
フライパンに少量の油をひいて餅を焼くと、コクが加わります。
大根おろしに、だし醤油のさっぱり味で。
お酒のお供に、ぴったりです(^O^)
小腹が空いた時にも、ど~ぞ。
甘いお餅はちょっと苦手、という方にもお薦めの一品です。
本物の食材は地方にあり、作り手も小さな加工所が多いのが実情です。
私どもは、まさにその丁寧に味を守る小さな作り手。
食材の素朴な味を守りながら、
上質な食品を作っていきたいと思っています。
佐渡の安心な食材で、
《三色お餅》を作るは、楽し。
波は高いですが、今日はカーフェリーが運航されています。
心配された雪は、あまり積もりませんでした。
県内の山沿いの地域では、屋根の雪下ろしや道路の除雪に追われる毎日。
ニュースで見るにつけ、「大変だな~」と思う雪国の暮らし。
佐渡の春は、ここまで
冬の食、鱈の卵の煮つけは、
そろそろ、終りの頃になりました。
雨水を過ぎ、太陽の光は明るさを増していることを感じます。
「この雪が溶けたら」そこには、希望にあふれる春が待っている(^^)/
☆。。。。。☆。。。。。☆
今日は、冬の大事な仕事である
味噌の仕込みをしました。
主役の大豆は、“ こうじいらず ” と呼ばれ、甘みが強く、
おいしい味噌ができると言われる、淡い緑色の豆。
大豆 2.5 ㎏ 洗って一晩、水に浸し準備。
材料は、ぜ~んぶ佐渡産。
塩 1.2 ㎏
麹 3 升 (約 2.5 ㎏) 大豆と同量
混ぜ合わせて置きます
圧力鍋で 10 分煮て、
火を止め、そのまま 10分蒸らす。
フードプロセッサーで潰し、
潰した大豆を、少し冷ましてから
丁寧に混ぜ合わせます。
お団子のサイズに丸め、
空気を抜くため、味噌玉を投げ入れます。
味噌は、大豆・麹・塩だけの発酵食品。
でき上がると、およそ 10 ㎏ になります。
この冬の、味噌の仕込みを無事に終えることができました。
空気が触れないように、保存。
手前は、去年仕込んだもの。
一年経つと、大豆と麹と塩が、なめらかな味噌に熟成しています。
友人が誘ってくれて、味噌を作り始めてから 30 数年が経ち、
我が家の味は、いつも手前味噌(^O^)
その昔、
自給自足をするしかなかった、島暮らし。
大きな鍋で大豆を煮て、蔵の中でゆっくり発酵を待ったという
昔の作り方ではありませんが、
小さな圧力鍋で簡単に仕込む方法でも、十二分に美味しい味噌ができます。
「美味しくな~れ、おいしくな~れ」の思いを込めて作っています。
お仲間が増えるといいな。
毎朝、おだやかな味のお味噌汁をいただいています。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。