今日は、ひなまつり。

佐渡國相川 ひなまつりが始まりました。

 

新型コロナウイルスの、感染が全国で広がっていることを受け

佐渡でも、イベントが次々と中止、延期、変更されています。

相川の町のお雛さまを見ながらの、散策を楽しみにしていたのですが‥。

 

お茶会 (ホテル万長)  (きらりうむ佐渡)

田村優子さんのコンサート

お雛さまの出展中止 (松榮家) 他 も中止に。

急な変更ですので、住民にきちんと伝わっていないこともありそうです。

3/2付 変更のお知らせ

3/2付 変更のお知らせ

 

ひなまつり

ひなまつり

 

展示会場 のぼり

展示会場 のぼり

お雛さまを拝見に、彩花・森さんへ

由緒ある お雛さま

由緒ある お雛さま

森さんの手作り 古布

森さんの手作り 古布の作品

瓢箪 に 古布

瓢箪 を 古布で包んで

天井から、遊び心がいっぱいの手作り古布の作品

地元の窯元 赤水さんの器で

地元の窯元 赤水さんの器で

お雛さまの公開初日

相客の方と、お茶をいただきながら楽しくおしゃべり。

 

相川の町を見渡せる窓

相川の町を見渡せる窓

沈んでゆく夕日が、目の前に広がる窓だそうです。

羨ましい眺め(^-^)

早春のひと時、たくさんの可愛いお雛様に囲まれて、

相川の町の歴史を、色々教えていただきまた。

 

ここしばらく、佐渡で見かける多くのお地蔵さまが気になって

立ち寄って、見るようになりました。

 

そもそも、お地蔵さまって?

いろいろ調べてみました。

 

お地蔵さまは「地蔵菩薩」と呼ばれ、

地蔵の「」は大地を、地蔵の「」は包み込むことを、

意味しているそうです。

 

お寺のお堂だけでなく、お墓や道路の道筋、田んぼのあぜ道など、

いろんな場所で私たちを見守ってくれ、

最も弱い立場の人の苦しみを、真っ先に救って下さる‥と、信じられていました。

私たちに寄り添ってくれる、馴染み深い地蔵菩薩。

 

椿尾 六地蔵

椿尾 六地蔵 入口案内

国道350号線沿いの、海を見下ろす小高い斜面沿いに上って行きます。

真野・椿尾地区の 六地蔵

六地蔵さま

六地蔵

丸~いお顔のお地蔵さまは、「子供の守り神としての信仰」があり、

子どもが喜ぶ、お菓子やおもちゃが供えられます。

椿尾の名工、(安藤五兵衛作)

 

六地蔵と七観音が同じ小屋にいるのは珍しく、

以前は野ざらしでしたが、

「立派な六地蔵が可哀そうだ」と、ここを訪れた篤志の方からの寄付があり、

村人が総出で、ブロック作りの収容小屋を建てられそうです。

七福神

七観音菩薩

手前の、七番目の観音さまが写っていませんが‥(>_<)

椿尾の名石工 (中川重太郎)(善平)の名が残されているそうです。

気品ある面ざしのお姿です。

台座 椿

台座に 椿の文様

台座には椿が刻まれているのが特徴( ^^)

佐渡の各地に、石仏信仰の石塔が街道沿いに見られます。

縁起 看板

縁起 看板

看板前で縁起について読んでいる時、知り合いが通りかかりました。

会釈して別れたのですが、程なく

「せっかく興味をもって来て下さったのですから、私の知っていることを説明しますね」と、

笑顔でUターンして下さいました。

お地蔵さまを自慢に思う、地元愛を感じました(^-^)

 

石地蔵群

石地蔵群

斜面の石仏達は、極楽浄土のあるという西の方角を眺めて並んでいます。

椿尾集落に 椿が咲き始めています

椿尾集落に 椿が咲き始めていました

高い石塔の上に お地蔵さま

高い石塔の上にも お地蔵さま

小首をかしげて

小首をかしげて

案内をして下さった方のご先祖が納められた

案内をして下さった方の ご先祖が納められた地蔵様

岩本山の石仏

岩本山の石仏たち

 

江戸時代より前の佐渡にあっては、田畑が狭く生産は極度に不安定な時代がありました。

人々は死後に、来世は極楽浄土に生まれ変われるよう祈るしかなく、

地蔵は身代わりとなって、来世への導きへの願いを叶えてくれる‥

心のよすがとなっていたようです。

ここ椿尾石(花崗岩)は、柔らかく細工し易いため、多くの石仏が彫られました。

 

石臼塚

石臼塚

羽茂 小泊神社

羽茂 小泊白山神社

隣の集落の羽茂・小泊石(石英安山岩)は、硬いため、

金の鉱石を砕く石臼として使用されたり、生活の必需品の石臼が作られた時代がありましたが、

次第に使われなくなったために、

小泊白山神社に奉納され、この塚となりました。

あるかんか佐渡

あるかんか佐渡

一緒に佐渡を歩きましょう‥の意 でも紹介されています。

 

石見銀山で使う石臼も、佐渡から送られたそうです。

 

☆。。。。。。☆。。。。。。☆

 

佐渡のお地蔵さまを、インターネットで検索すると

まずヒットするのが、真野・梨の木地蔵

赤泊線で、真野から 15 分ほど入った静かな山の中にあります。

お地蔵さま 

お地蔵さま

周りには一面に、小さなお地蔵さま達

入口に 夫婦地蔵

夫婦地蔵

入口には、笑顔の夫婦地蔵も。

梨の木地蔵 由来

梨の木地蔵 由来

本尊の石地蔵は、漁師が海中より拾い上げたものを、

ここ、梨の木(地名です)に移し、納められたそう。

 

この地蔵さまは、子供の病気平癒を必ず叶えてくれる‥と言われ、

願かけに訪れる人が絶えません。

願いが成就すると「身がわり地蔵」を持参するのだそうです。

何千何万ものお地蔵さまが、境内せましと並んでいます。

 

祈りは届いたのでしょうか。

花のお供えが絶えない、梨の木地蔵。

人里離れた山の中なのに、何故かいつも人の気配がする空間です。

 

貧しかった人々の、いつも祈りの傍にあった慰めの仏さま。

今も、大切に守られているお地蔵さまばかりでした(^^)/

 

2月末日、うるう日。

風も無く、陽ざしが穏やかな日でした。

青と白が輝く佐渡が島。

気分はさわやかな春。

ちょっとお出かけ・・・・。

真野湾 人面岩から

真野湾 人面岩から

真野湾は波静かな日、青く、遠く金北山を望む。

真野港より

真野港より

少し山に近づきました。

青空に残雪の金北山

残雪の金北山

国府川近く青空に、雪の残った大佐渡の山々が見えました。

長かった冬の色と変わり、明るい春の空色になったようです。

 

冬のおとなの遠足 赤泊・三川・腰細地区を訪ねる。

令和2年2月20日 参加者は‥30名

うす曇り サンライズ城ヶ浜を出発

 

今日のコースは、上り坂が長く続くそうですので、

いつも以上に、足腰のストレッチをしっかり準備しました。

 

赤泊・徳和には、榧(かや)の巨樹が多く残ってる地域ですので、

おとなの遠足で、見て廻ります。

さあ、

榧の木 古木

榧の木 古木

風雨に耐えた古木の威容は、風格と凄みを感じます。

この木の下に立ち、会えただけでも感動でした(^-^)

榧(かや)の木

榧(かや)の木

散歩コースの途中にも、まだ榧の木が残されています

並んで 榧

並んで 榧

個人のお宅の庭先に、保存されている榧の木があちこちに。

道を少し避けて

道を少し曲げ、榧を守って

榧の木を守るため、道を少し曲げて通ります。

 

何本もの榧の木を見ながら、上って行くと

大椋(おおくら)神社に到着。

大椋神社

大椋神社

榧(かや)の木

大椋神社 榧(かや)のご神木

樹齢600年を超えると伝えられる、境内の榧のご神木。

虫に喰われたり、大風に枝を折られたり

傷跡がコブとなって、木の肌に残り

スックと立つ榧の大樹に、長い時間の歴史が見えました。

 

大椋(おおくら)神社 榧の木

大椋(おおくら)神社 榧の木

この境内で行われる徳和祭りは、(秋 9/15)

大獅子が、この急な階段を駆け上るという

勇壮で、迫力と熱気あふれるお祭りで知られています。

大椋神社の急な石段

大椋神社の急な石段

南佐渡は温暖で、榧の木が育つ環境にあった地域。

 

榧の実は、油分が豊富で栄養価が高く

香ばしい美味しさの木の実は、おやつになったり、

集めて食用油を採取したり、と重宝されたそうです。

貴重な保存食でもありました(^-^)

かやの実

かやの実

 

この榧で碁盤を作ると、年輪の目が細かいので、

手に優しく受け止めてくれ、長く碁を打っても疲れないのだそうです。

マニアにとっては、超~高級品として憧れの碁盤。

 

庶民レベルでは、榧の木は油分を含むため汚れが付きにくく、

まな板として、利用されています。

大切に保護されるということには、訳があったのですね。

 

てくてく

おけさ柿 そひ削りの手入れ

おけさ柿 粗皮(そひ)削りの手入れ済み

おけさ柿の、冬剪定。

 

粗皮削りと言われる作業で、

木の表皮に棲み込んだ害虫を、剥ぎ取ります。

暖冬のため、例年より順調に作業が進んでいるそうです。

 

てくてく、さらに てくてく。

ここは、味噌舐め地蔵

味噌なめ地蔵

味噌なめ地蔵

地蔵堂 

地蔵堂内

味噌なめ地蔵さま

味噌なめ地蔵

小さなお堂の中には、赤いよだれかけをつけ、

味噌を塗られれたお地蔵さまが。

味噌なめ地蔵

味噌なめ地蔵

お口に味噌を塗って、

長寿とゆったりとした暮らしができるようにと、お願い。

草木地区で守られているお地蔵さまも、愛されているようです。

 

今日の遠足 コース

今日の遠足 コース

午前の部は、ここまで。

赤泊観光センターに戻り、昼食休憩。

 

お昼食は、ボリュームたっぷりのカツ丼と海老丼。

活力を補給しました。

 

さて、午後の部に出発。

春日神社

春日神社

春日神社 能舞台

春日神社 能舞台

狛犬が可愛いかったので、アップで。

春日神社 

春日神社 の アイドル

後姿もチャーミング

後姿もチャーミング

あらッ マ 

あらッ マ

名前がわからない 古木

名前がわからない 古木

境内には古木が、ここにも!(^^)!

春日神社能舞台 説明

春日神社能舞台 説明

腰細と山田地区の、有志の方々の寄付で建築された能舞台。

 

本舞台と後座からなり、舞台の鏡板に松の絵はなく、楽屋も鏡の間も付属していません。

常設の地唄座があり、仮設式の橋掛かりは佐渡で唯一の完全な形を残しています。

 

この地の能楽は、潟上・西三川より伝えられた宝生流といわれ、

佐渡の能楽と舞台の特徴を今に伝えている‥とあります。

 

能舞台 

能舞台

当地の油分を含む榧を用いてあり、土台の腐食を防ぐ作り。

 

佐渡には、多くの能舞台が保存されていますが

実際に見て、ここの舞台は本当に美しい姿でした(*^^)v

 

この高台は、本間の殿様の三川城跡であり、

赤泊小学校の旧三川分校が、建っていた場所。

 

今日の遠足は、およそ8km 13,700歩。

地域で守ってきた財産である大樹を見て

榧の木で始まり、榧の木で終わりる一日でした。

 

今、日本国中が大変なことになっています。

横浜港に寄港した、クルーズ船ダイアモンド・プリンセスに端を発した

新型コロナウイルスが、感染拡大しホットスポットとなりました。

 

全国に感染が広がり、

学校の卒業式が中止・休校に。

スポーツや音楽LIVEイベントの中止‥なども、

異例な変更や日程変更と、緊急事態が続いています。

 

佐渡市でも、ひな祭りのイベントや、冬の味覚カニの食イベントなども。

 

創作民話劇 宇賀神いるか

創作民話劇 宇賀神いるか

毎年公演を続けて、今回で29回目となるはずだった、

「島に春の訪れを告げるむら芝居」も、残念ですが 11 月まで延期となりました。

稽古を重ねた創作民話劇の、発表会目前でのことでした。

 

佐渡でも注意が必要です。

危機感を持ちながら、親も子達も企業も対応に追われているようです。

 

とは言え、2月も間もなく終わり。

暖冬の影響で、あちらこちらから早春の便りが聞こえてきます。

 

早春の香りと言えば、フキノトウ。

ふきのとう

ふきのとう

天ぷらにしたり、蕗味噌で、香りとほろ苦を楽しむことに。

ふき味噌

ふき味噌

ざくざくと刻み、ふきのとう噌味は早春の味 (^-^)

 

余談ではあります、この器は30年余り前から我が家の食卓にあるもの。

波型の切り口が一致しないと、丸い形の蓋となりません。

なかなか合わなくて、クルクル回して ^^)

ま~るい 器

ま~るい 器

面倒ですが、遊びがあって面白く大切な器です(^^♪

 

佐渡はフルーツが豊富

いただきもののキューイ

いただきもののキューイ デコポン

友人が育てた無農薬のキューイは、皮のまま齧ってもイケます。

佐渡乳業のミルクでヨーグルト

佐渡乳業のミルクで ヨーグルト

佐渡産の牛乳で、ヨーグルトを作り

デコポンとキューイを添えて、いただきます。

ぜ~んぶ佐渡産の安心デザート(^^)v

 

おいしい、おいしい。

やさしい酸味と甘みで、売っているのとはチョイと違いました。

 

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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