新型コロナウィルスの影響は、緊迫の度が増してきています。
家庭や、いろいろな仕事の分野に大きな影響がでてきていますが、
困っている人への、救済が進まず、
コロナ感染の拡大に伴い、医療体制が瀬戸際まで迫ってきている・・・。
仕事を早めに済ませてから、
風呂場の切れてしまった電球を買いに、ホームセンターまで。
お天気に誘われ、外の空気に少し触れたくてドライブにギアチェンジ。
金北山の雪は、残りわずかになりました。
桜はまだ蕾 ちらほらの咲き始めの佐渡
田んぼでは、苗代のトンネルを見つけました。
稲作りが、始まっています。
田んぼでの苗起こしは、珍しい風景になってきました。
そういえば、いただきもの が続いたので、
春の香りの食材、いろいろ(*^^)v
葉わさびのピリッと辛味を出すには、コツがあるそうです。
温度は 80 ℃で漬けること。(温度計できちんと計ります)
熱湯だと葉わさびが煮えてしまいますし、
ぬるめのお湯だと、ピリッとしません。
上手く作れると絶妙な大人の味になりますが、なかなか難しいのです。
毎年、作るを楽しむ葉わさびです。
今回は酢みそ味で
磯のかおり つるつるシャキシャキ
地元のフルーツセット いただきました
酸っぱさいろいろ ニューフェースも
行者ニンニクを醤油に漬けて。
少量でも香りのパンチが襲ってきます。
チャーハンに入れると(^^)/
卵焼きにも、香りと色どり良くなります。
冬越しの大根を、干したもの。
干大根のおだやかな甘さと、ポリポリ食感が楽しい。
胡麻和え 香りとシャキシャキ食感(^^)/
羽茂のビニールハウスの完熟🍓
季節の味を、ひと箸、ひと口ずつ楽しむ(^-^)
春を集めてのご馳走は、ユニークで香り豊かな食材ばかり。
この一皿でお腹が膨れるわけではありませんが、
春の訪れを感じさせてくれる千両役者たちです。
ドライブの終点は、誰もいない神社でひと休み。
陽だまりでお茶してきました
感じたのは、車の往来がわずかしかなくて、街中がとても静かだったこと。
stay home が、徹底されているようです。
境内の陽だまりに立つと、
竹が風に擦れてザワザワ、大きな杉がゆらゆらと光を揺らしキラキラ。
佐渡の春の景色を探して、ぐるっとひと回り。
30 分くらいのドライブでしたが、
深呼吸してすっきり、気分転換ができました。
日めくりカレンダーのように、ポカポカの日と肌寒い日がコロコロと変わっています。
晴れの日には、畑に出て草むしりする人を見かけるようになりました。
じゃが芋を植えたり、種ものを準備する‥忙しい季節はもう直ぐです。
実家の地域では 4 / 3 日は、春祭り。
本来ならば、前日は神社に幟を立て、祭りの準備をする日。
神様に笛の音を奉納し、
4 / 4 日には、幟収めをします。
その後は、地区のみなさん揃っての慰労会。
小さな集落で、きちんと続けてきた春のお祭りです。
‥ですが、今年は中止することになったそうです。
やはり原因は、新型コロナ。
春祭りを無事に祝ってからは、いよいよ田んぼの準備
と、続くのが例年のこと‥なのですが、
平和な暮らしが、ここ佐渡でも壊れてしまいました(>_<)
冷たい水に浸して、ゆっくり芽だしをします。
苗箱に種籾を蒔くための土を盛ります。
簡単な作業のようですが、丁寧に、平らに盛ります。
地味な仕事ですが、これが米作りのスタートの作業。
中腰の仕事ですので、「ウ~~ィ」と思わず声がでます。
腰を伸ばし休憩しながら、コツコツと。
4 / 11 日には、少し芽を出した籾を苗箱に蒔く、種蒔きの作業が待ってます。
今年も、無事に、種蒔きの準備が整いました。
醤油を搾ってから一週間が経ち、澱(おり)も静かに沈んだ頃。
清潔な瓶に移し替えの作業を行いました。
静かに、香りをたてながら充填されてゆきます。
瓶詰め作業も回数を重ねてきたので、
段取り良くスムースにできるようになってきました。
さっそく、友人や親戚、
毎日の食卓を大切にしたいと考える、若いお仲間達にも味わってもらおうと思っています。
3 / 30 日には、別の二つのグループの醤油搾りを見せてもらいました。
それぞれの樽の味が異なり、色も違って面白いこと(^-^)
醤油は、仕込んでからの観察と手入れが大切。
天地かえしを繰り返しながら、見守ってきました。
樽が置かれた環境と、塩などで個性が生まれることを実感しました。
我が家の醤油を持参して、集まったみんなに、“舐めて”いただくと
「香がいいですね」
香りと味は、樽の置かれる温度や環境の違いで、発酵の仕方が変わってくるそうです。
我が家の毎日の食卓に、手作りの醤油でお料理をできる安心と幸せ。
自前の醤油が毎日いただけるのは、うれしく愛おしい思いで
今日の瓶詰め作業を終えました。
年度末の銀行に寄ってきました。
とても、混んでいました。
支払いも入金の確認も、月末と期末にはきっちりと期日を守らねばならないのが‥世のルール。
不要不急とはいかない、外出であります。
都市封鎖や都市間の交通を遮断された場合は、どうなるのでしょう。
銀行の交換決済などの業務はどうなるのか‥チョット心配しています。
新型コロナウイルスの感染は、日に日に広がり、
自分を守り、家族を守り、社会の一員として生活を安全に守ることに
神経を使いながら、行動するようになってきました。
(今日は誰と会ったか。何処に出かけたかを、メモするようになりました)
学校は、休校期間が延長されました。
職場の移動挨拶、進学・就職・卒業式などの式も、
中止・縮小・簡略になってしまいました。
大切な人生の区切りの時、子供も親もきちんとお祝いしたい日ですが‥。
知り合いには、保育園に通う元気な子供がいます。
両親が仕事で留守の間、爺さん、婆さんで孫を家で見守る事態となって
ほぼ一か月が経ちます。
とは言え、時間を短めにして卒園式は行われたそうです。
日本中、世界中でコロナウィルスの感染が広がっていますが
一般人ができることは、外出を控え、家で過ごすこと。
心配は、医療に関わる方たちの健康のこと。
人数に限りがあるのが佐渡の実情ですので、
病院が医療崩壊を起こさないよう‥願うばかりです。
都会と、佐渡のように空間がいっぱいの田舎とでは
比較にならないでしょうが、緊張感は同じと思って暮らしています。
喜劇王の志村けんさんも亡くなってしまいました。
肺の奥にまで入り込む新型ウイルスの怖さを、改めて感じています。
令和 2 年 3 月 21 日 9:30 小村小学校跡に集合。
荒磯山への登山を試み、義民 中川善兵衛を 羽茂 上山田集落で探し
《早春の菜の花畑と雪割草に会いに行く》・・・と盛りだくさんの予定。
前日から、何回確認しても天気予報は、午後から雨予報(>_<)
大丈夫かな?
雨具もちゃんと準備して集合。
出発してすぐ、荒磯山への急な山のぼりに挑戦。
垂直な山肌に向き合い、這い登る感覚で前進しました。
四方の荒磯が見える山頂に立つと、三角点があり、ようやく安堵と達成感。
海からは、山の姿がポコンと尖がって見えるので、荒磯山は、航海の目印にされて来たのだそうです。
別名をむくじ山(コブ鯛)と、親しみを込めて呼ぶ人も(^-^)
荒磯山が見える沖まで近づくと、船は帆を下げて静かに航海を続けたのだとか。
今日のコース
てくてく
行けども 行けども
手入れの行き届いた柿畑が続きます
春の喜びを感じます
てくてく
江戸の後期、全国的に不作が続いたが、佐渡はとくにひどかった。
佐渡國羽茂郡上山田、この地の農民、中川善兵衛は地区総代として
過重な課税・地役人の不正・専売制などの是正を求め、
訴状を役人に渡したが、その後捕らえられ江戸に送られた‥。
当時の農民の生活の苦しさは、いかほどだったことか。
上山田のみなさんは、地区の真ん中にお堂と墓石を立て
若きリーダーを祀っているのだそうです。
遠足では、午後に訪れましたが、
国道、羽茂村山バス停近くの気比神社には、
義民 善兵衛の碑と芭蕉の句碑( 荒海や 佐渡に横たふ 天の川 )が
並んで祀られています。
お昼は、上山田公民館で持参のお弁当タイム。
午後は雨の予報でしたが、明るく温かく晴れに(^^)/
元気をチャージできました 。
樹高 15 m、樹冠が整って品種の特徴を備えた「おけさ柿」導入の糸口となった木。
この木の種子が直接台木に用いられ、
現在のおけさ柿の礎を築いた記念すべき木‥とあります。
途中、会員のご親戚宅で熱々コーヒーでひと休み(^-^)
色とりどりの、可憐な雪割草も見せていただきました。
小さな鉢の管理は、水やりなど毎日の世話がいります。
実に楽しそうに案内して下さいました。
種から育てた雪割草 2年目の鉢
ひとつずつが異なって、和みます!(^^)!
ビニールハウスの中には、趣味で育てる花が咲き揃って、みごと( ^^)
色や形・八重など新しい花を造る楽しみもあるそうです。
佐渡ではファンの多い雪割草は、今が盛りの時。
樹齢は 140 年くらい。
南国のミカンが育ち、北国のリンゴが共に育つ佐渡。
気候の特殊性と、ミカンの原種に近いことから、
品種改良を研究する上で、保存されている貴重な上山田のミカン。
今日の遠足は、およそ 13,500 歩。
新型コロナの心配もあって、お互いが少しずつ距離を取るように意識しながら行動しました。
春を感じながらたっぷり歩き、羽茂の主産業である「おけさ柿」の歴史を知る遠足でした。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。