佐渡の山々は、大佐渡方面も小佐渡方面もてっぺんまで新緑でおおわれました。
フレッシュな空気が、満ちてくるような気がする季節です。
大地が温もり、ツンツンと出てきたのはワラビ。
楽しみにしている山菜取りに、行ってきました。
陽当たりのいい畑には、ふくふくとしたワラビがいっぱい生えています。
( 姉の家の畑で、安心な山です)
友人からストーブの木灰(ヘぇ~)を分けてもらってあるので、たっぷり振りまきアクを抜きます。
かけるお湯の温度は、アツ過ぎずヌル過ぎずが肝心。
慣れない頃は熱湯をかけてしまい、トマトの湯むき状態にしてしまいましたが‥。
今ではやっと、シャキシャキ食感を残しながら、
独特のヌメリを楽しめる、アク抜き法を会得したところです。
新鮮だからこそ素朴に、ワラビにカツオのけずり節を乗せて、ポン酢で食べたり、
きゅうり・エノキ茸・新生姜・人参の千切りを、だし醤油味のサラダ風に。
春の山に入って山菜を採るのは、季節の楽しみ。
美味しく食べるために、ひと手間をかけることも一年に一度の楽しみです。
「コロナが落ち着くまでは」と
わらび取りを楽しみにしている甥一家は、今年はGWの帰省を自粛。
「そうだね」と
アク抜き用の木灰を添えて、佐渡のワラビを届けました。
☆。。。。。☆。。。。。☆
次は、ニョキニョキと土を割って出てくるさまに、逞しい生命力を覚えるアスパラガス。
出始めたばかりのアスパラは、ふっくら柔らか。
ツヤツヤ肌のアスパラは、佐渡にUターンして生産に取り組み始めた農業女子の作品。
収穫後まだ 30 分の、生き生き美しい姿です。
ご多分に洩れず、コロナ自粛のために、観光や人の往来が減っている現状が続き、
丁寧に育てたアスパラが、思うように売れない‥。
しかし、
畑では、毎日ニョキニョキ育ってくるアスパラ。
美味しい今、美味しく食卓にのせて欲しい‥。
生産者は、同じ思いでいることでしょう。
「食べて下さい」と フェースブック友達からの投稿がありました。
収入が激減しているのは、農家も同じです。
我が家では、バターで炒めて醤油味でとか、
茹でてマヨネーズ味でと、簡単な味付で食べることが多いアスパラ。
パスタにも、サラダにも、彩りのいい春野菜として大活躍しています。
「生産者の方は、どんな食べ方をしていますか」 聞いてみました。
すると、答えは焼く‥でした。
オーブンで焼き、5 分間そのまま放置し、塩で食べるそう。
本当に(^_^)/
アスパラの持つジューシーで自然な甘さが、更によく味わえました。
我が家のアスパラ畑(?)では、やせっぽっちのが収穫できました。
どこが、どうして、こんなにも違いがでるのでしょう?
アスパラは水の管理が大切で、肥料も必要とする野菜なので、
無肥料では、チョッと無理なのだそうです。
生産者さんから手入れの仕方を教えていただいたので、
来春には逞しいアスパラが、ニョキニョキ出てくるよう
秋冬の手入れを怠りなく、肥料を施し、土作りに取り組んでみようと思います。
いつものGWであれば、若葉の季節を楽しみながら
田植え作業を手伝って過ごす時。
裏庭からの風景は、伸びやか
季節の味は
早速、アク抜きし
冷めるのを待って、煮物に。
畑に葉物が少ない今は、貴重な青菜。
葉っぱの淵がギザギザのフリルのよう。
初めての時は、食べ方がわからなかったのですが、ピリッとした辛味が魅力。
やわらかい菜ですが、食感はしっかり残ります。
少しだけの苦味もあるので、サラダに千切って入れても
色合いが鮮やかで、存在感があり、美味しい(*^-^*)
☆。。。。。☆。。。。。☆
さあて、今年も田植えのシーズンが始まります。
田植え機の音が、あちこちから聞こえています。
温かい陽ざしを受けて、気になっていた畑の草むしりをしました。
雑草が、見る見る逞しく緑の量を増しています。
24 節季の中に“啓蟄”というのがありますが、
今日の佐渡の畑には、“啓婆さん?”が、出てくる出てくる(*^^)v
一輪車に鍬や鎌や袋を積んで、
ほお被りをしたお母さん達が、いそいそと畑仕事に出かけて行きました。
☆。。。。。☆。。。。。☆
苺のシロップと、冷蔵庫にある材料をゼラチンでババロア風に固め、おやつを作ってみました。
苺のソースをかけて、おやつに(^_^)/
甘みと酸味と可愛い赤い色。
生のままでも、ソースでもお菓子でも美味しい苺。
楽しくいただきました(*^-^*)
もう直ぐ咲くかな?
楽しみに待っていた、八幡のチューリップが咲き揃いました。
花びらにフリルが入った、淡いピンク色のチューリップ。
その名は、《恋心 こいごころ》
ピンクの花色は、恋の告白の時のときめきを感じさせるような
おしゃれなネーミング(^-^)
生産者の石井農園さんが畑にいらして、お話しを聞くことができました。
新潟県オリジナルの新品種《恋心》の生産者は、県内では 3 名のみとか。
チューリップ畑のある八幡は、以前には球根の栽培が盛んだったそうです。
50年前には、生産者が 130 軒もあった地域。
《恋心》の球根は少し小ぶり。
球根に養分を蓄える為には、美しい盛りに花を摘む作業をしなくてはなりません。
緑の部分は、午前中に花びらを摘み取ったばかり
切り花としても、大人気のチューリップ(*^^)v
明るい太陽に 映えています
石井さんのチューリップ畑は、公開されるようになって 4 年目。
次ぎ次ぎと見学者が訪れて、
ピンクの《恋心》を背景に、みなさんが笑顔でスマホで一枚(^-^)
コロナ・コロナで、何もかもが自粛・自粛中ですが、
いっときの華やぎと、和みの時間を楽しませていただきました。
ご近所のチュリップ
植えっぱなしなので、チョッと小ぶり
やさしい色
畑の隅でけなげに、
毎年楽しませてくれる小さな花たち(^-^)
青空を、サーッと横切りツバメが飛びまわっています。
小気味いい身軽さが、うらやましい。
今日は、醤油の仕込み作業をしました。
原材料は、醤油麹 大豆 小麦 塩 のみ
醤油の仕込み用に、汲みに行ってきました。
お賽銭を入れ、名水を仕込み水としています(^-^)
両津 羽吉の羽黒神社の参道入口
この奥には、ず~と長い石段が続きます。
最初の醤油作りの年には、共同で樽に仕込み作業をしました。
平成 29 年以降は、我が家単独の樽で醤油の仕込みを続けています。
今回で 4 回目となり、少しずつ手順が解ってきました。
今後は 3 日ごとに数回。
その後は、 1 週間毎に数回の天地返えし。
塩と麹が均一に混ざり合うように、手入れを続けます。
更には、月に 1 回ずつ、麹の状態を目と舌と皮膚で観察しながら、
必要に応じて天地返しを繰り返します。
来年の 3 月末頃には、
混ぜ物のない、安心で美味しい醤油が完成します。
いわゆる醤油色として添加されるカラメルや、砂糖などを加えていない
丸大豆と小麦の甘さ。
自然な発酵が醸した、おだやかな味です。
自前の醤油と味噌を作り、毎日の食卓に、ぜ~んぶ佐渡産の幸せ。
佐渡の塩も、知り合いの生産者から分けていただき、とても感謝しています。
昨年の醤油作りを記録したもの ( 2 年 3 月 )
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。