私たちは、この10月で佐渡に移住して10年となりました。
佐渡に移住する前から、
何かと親身に相談にのって下さっている先輩がいらっしゃいます。
その方が呼びかけ人となって、「小川落語会」を立ち上げられました。
地区の公民館で楽しめる“落語会”です。
9月9日 18時より 地区のふれあいセンターにおいて。
今回で6回目を迎えます。
当日は、台風15号が迫ってきており
落語会に出演予定の噺家さんが、新幹線が運休となった為
佐渡に渡れなくなったという、ハプニングも発生。
あれやこれやと、変更に変更を重ねながら
ともかくも、スタートしました。
落語 「動物園」 なにわ亭 十二鶴(とにかく)さん
急遽の出演依頼に応えて
平腰忍さんによる 一人芝居 「石地蔵」
夏目漱石の「夢十夜」から。
お話を聞いていくうち、ちょっとゾ~とする結末へ展開。
圧巻の世界へ、引き込まれます。
落語 「お化け長屋」
ばたやんさんは、二席となりました(^-^)
「佐渡金銀山の歌と芸」 飯山弘ご夫妻による歌とハーモニカ
地元の小川地区に伝わる
小川甚句と小川音頭の披露がありました。
観客のみなさんからも、手拍子が加わり会場が和やかに( ^^)
小川の地名を冠した「小川甚句」の
三味線・太鼓の快い響きや
踊り手の身振り手振りに、ついつい気を取られてしまい
歌の内容を聞き取れなくて‥。
祝い唄なのか、労働歌なのか、神仏に豊穣を願う歌なのか‥。
前日には、地区のみなさんが草刈りをし、駐車場を整えたり、
当日は、受付から舞台や客席の設営を分担するなど
小川地区を挙げての大きな行事になっています。
回を重ねる毎に、出演者と観客との温かいふれ合いトークも
なごやかに交わされて、
地元の会場ならではの、ほのぼのとした落語会になりました。
秋の爽やかな空気が、うれしい毎日です。
遅くなってしまいましたが、味噌の天地返しをして、
美味しく育っているか‥味見をしてみました。
なんか、いい具合!(^^)!
静かに熟成して、おだやかな甘み・うま味の味噌に(^-^)
完成にはもうしばらく待ったほうが、更にマイルドな味噌になります。
我が家では、ほぼ一年経った頃から食べ始めています。
2月16日に仕込んで、6ヶ月余り。
糀がイイ仕事ぶりを発揮して、
煮た大豆と塩が、みごとに馴染み味噌に成長しています。
蓋の形状が、軽い圧を加えるので、味噌の熟成を助けるのだそうです。
地元の大豆と塩と米糀で仕込み、
美味しくて安心の味噌を、
毎日の食卓でいただけるのは、佐渡暮らしの幸せ( ^^)
味噌は、仕込みも、その後の管理も簡単ですので、
自分で作る味噌が、もう一度、復活できるといいな‥と思います。
☆。。。。。☆。。。。。☆
毎月、天地かえしをして管理している醤油も、
この日に一緒に、作業しました(^^)/
順調に発酵中のようです。
醤油らしい色と香りも加わってきました。
お味噌も醤油もできあがるまで、もう少しのようです。
熟成を楽しみに待っています。
佐渡国際トライアスロン大会の日は、
(今年は、9月1日でした)
島の人はノーカーdayが定着しています。
その日は、
羽茂川の鮎を、石焼きで味わう日として会員が集まります。
朝9時に、お地蔵さま前の広場に集まり、準備を始めます。
先ず、会場を清め、テントを張るところから。
一番に大切な準備、石を焼きます。
見守る、お地蔵さま。
会員の多くは、幼い頃ここで遊んだ思い出がある広場。
幾つもの石に、味噌と茄子で土手を作り、
うるか(鮎の内臓)を焼きます。
いつも串焼きを担当している方が、
今年は、周りを囲むパネルを作ってくれました。
骨までムラなく、とても香ばしい焼き上がり(^^)/
会員の熱意で、焼きのシステムも年々進化中です。
こんがり、みごとな焼き目がつきました。
竹のコップ、竹串の作品。
丁寧に、呑み口が滑らかに削られていました(^^♪
持ち寄った夏野菜で一品。
山形県では、“だし”と呼ばれる郷土料理だそうです。
茄子ときゅうりを、小さく“さいの目”に切ったものに、
茗荷・生姜・青紫蘇・オクラ・白ごまの煎ったものを加えてさわやかに。
醤油・味醂・酢・砂糖で味付け、馴染ませます。
(本場では、ガゴメ昆布を刻んだものを入れる)
薬味が、それぞれの香りや食感を主張し、楽しめます。
我が家でも真似できる、
夏野菜のおかずメニューを、教えていただきました。
ご飯にたっぷりのせたり・素麺のつけ汁・冷奴などに相性がいいそうです。
さて、ようやく、お料理が並びました。
てんでの者が、何かの役割を担当して完成。
さあ、乾杯 (^-^)
一年ぶりの鮎を楽しみながら、おしゃべりしましょう。
鮎の会では会費を出し合って、羽茂川に鮎の稚魚を放流しています。
(イワナとヤマメの稚魚も、日を変えて同じ頃に放流)
昔は、羽茂川の鮎をヤスで突いたり、投網で漁をしたものだそうです。
それを、河原で石焼きで食べた文化がありましたが、
今では、そうして食べることはほとんどなくなりました。
鮎を食べることは、守らなければ続かない
懐かしい食文化となっているそうです。
石を川から拾って焼くこと3時間、から始めて、
竹で串を削り、漬けものやお酒を持ち寄ります。
賑やかに楽しんだろう、昔の人たちの笑顔が思い浮かびます。
座っていれば、ご馳走が次々と並び、出てくるというような、
どこぞの料亭の鮎料理とは、一線を画した意味を持っています。
せっかく、炭がたっぷりあるのだから‥と、
味噌を付けて、茗荷を焼いてみました。
辛い神楽南蛮も、焼いてみました(>_<)
超~辛かったようですが、楽しそう。
空き缶に入れて、炭の中に埋めてみました。
形を残して、キレイな炭が焼き上がりました(^^)/
鮎の石焼きを体験したいと、帰省して参加したお二人。
東京浅草で、佐渡の食材たっぷりの料理を提供している『だっちゃ』さん。
そうなんです。 店名の『だっちゃ』は佐渡弁です。
「〇〇だっちゃ」「◎◎だっちゃねぇ」
オーナーのさやかさんは、酒匠でもあります。
帰省する毎に、地元の酒蔵をまわり、
蔵元さんと会って、今のお酒の情報を熱心に集めて回ります。
佐渡で活動されている話題の人・観光の現場にも出向き体験もしています。
東京・浅草の「だっちゃ」には、
佐渡にゆかりのある人が多く集まり、
佐渡からの地酒と食材を楽しめる、拠点となっているお店。
先日、佐渡の全部の蔵元のロゴをプリントした
見覚えのある、ポロシャツを着た人にお会いました。
「いいですね。佐渡の酒蔵めぐりをされたのですか?」
お聞きすると、
「あ、わかるんだ。これ、だっちゃのよ」
“だっちゃ”で佐渡のファンになった方が、
観光で佐渡に来て下さったのです!(^^)!
さやかさんのように、足で廻った佐渡情報は新鮮。
一日を一緒に過ごしてみれば、
東京で「佐渡の食や文化を発信中」の
元気で率直なさやかさんの人柄が分かってきます。
頑張っている人には、無条件で応援したい。
佐渡の小父さん達は、いつの間にかさやかさんのファンになったよう。
微笑ましかった ^^)
今年も9月の第一日曜日、佐渡国際トライアスロン大会が開催されました。
佐渡からは、Aタイプに男性が27名、女性が2名がエントリーされています。
平成元年から始まった、トライアスロン大会は31回目。
Aタイプは、スイム4㎞・バイク190㎞・ラン42.2㎞
Bタイプは、スイム2㎞・バイク108㎞・ラン21㎞
Rタイプは、スイム・バイク・ランを三人の選手がリレー
小・中学生が鉄人レースに挑む、
ジュニアトライアスロンは、8/31に開催されます。
私たちは、選手を歓迎する前夜祭のお手伝いに毎年参加しています。
佐渡を本拠地として、
世界中で公演し活躍する、鼓童が太鼓で歓迎。
佐渡おけさ 獅子舞 も披露され、賑やかな前夜祭になりました。
選手のみなさんには、
佐渡らしい料理を、バイキング形式で楽しんでいただきます。
ボランティアは、佐渡の料理の説明や、お皿を補充したり、
取り分けのお手伝いなどをしました。
☆。。。。。☆。。。。。☆
トライアスロン当日は、ほど良い曇り空に恵まれました。
スタート地点から、近い所に我が家はありますので、
会場の熱気が伝わってきました。
およそ15時間のタイムリミットまで、
選手たちの長いレースが無事でありますように。
島の人はボランティアとして参加したり、道路の側で応援したり。
ノーカーdayとして、協力しています。
道の信号は、黄あるいは赤の点滅で、レースに対応。
小さな交差点ごとに、ボランティアが手信号で誘導しています。
車は安全に追い越しや、ゆっくり運転を心掛け、協力。
今年は、ランのコースに変更があったようで、
夕方を過ぎてから、暗くなった道を走る選手の姿を見かけました。
裏道を走るコースは暗くて、選手には走りにくそうでした。
裏道は、交通量は少ないかもしれないですが、
国道350線コースの方が、街灯が明るく、道幅も広く
足元も安全なのではないでしょうか?
田んぼ道のランコースは、薄暗かったのでは?
少しでも、明るく照らすようにと
家の灯りを全部ともし、道路に懐中電灯を置きましたが・・・。
何かがチョット変 ?
実際にレースの行われる同じ時間帯に、試走してみたのでしょうか?
レースは夜9:30まで続きますが、
選手が安全に競技するために、
暗くなってからの配慮が、もう少しあって欲しかった‥。
ケチをつけるだけではいけませんね。
次回への、いろいろな改善点として‥。
また、佐渡のトライアスロン大会でお会いしたいもの( ^^)
挑む気持ちを持った選手のみなさんは、みんな鉄人!(^^)!
暮らしの道具として、親しまれてきた佐渡の竹細工。
相川の京町通りに、生活の中で使ったら
豊かな気持ちになれそうな小物が揃った
素敵な雰囲気の竹細工のお店が、オープンしました。
昔は、腰に付けて田植えをしたり、畑で収穫した野菜を入れた籠が
花入れとして使われていたり、
オブジェとして、お洒落に使われています。
魚を干したり、荷物を運んだり、蕎麦を湯がいたり
生活の中で活躍してきた、竹の日用品。
シンプルで、美しい道具ばかり!(^^)!
丈夫で 機能的な、佐渡が島の竹細工。
店主は、竹に惚れ込み、
作り方を習い始めたところだそうです。
これは、布のプリント
古民家の落ち着いた空間で、ゆるりと開店しています。
(今のところ) 土曜・日曜 。
優しい空間で、楽しく品選びを。
自然素材の気持ちよさを感じる空間です( ^^)
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。