新しい元号は、「令和」と発表されました。

粛々と平成から新元号へと、代替わりの準備が進められています。

 

四月になってから続けて三日間降った雪には、ゆるみかけた気持ちが引き締まりました。

 

私たちが、佐渡で “ 柿餅本舗 ” を始めてから、10 年。

続けてこられたことのお礼と、報告とを、お世話になっっている方々を訪ねて、

ぐる~と、ひと巡りしてきました。

 

羽茂・亀脇で苺栽培されている笠井さんは、私たちが柿餅を作り始めた時から

率直なアドバイスと、温かい励ましで応援を続けて下さる先輩。

佐渡の苺生産の先駆者として、研究を重ね、後進のためには惜しみなく経験を伝えてくれる方です。

 

私たちは新しい商品を作る毎にお訪ねしては、感想を聞き、改善を続けてきました。

 

笠井さんは、お会いする度に自分が作る苺のことを熱く語り、

植物を育てることの楽しさ、製品を作ることの努力の時間を共感してきました。

 

おいCベリー  あまどころ

おいCベリー  あまどころ

おいCベリーと言う名の、ご自慢の苺です(^-^)

ハウスからもぎたての、つやっつやに輝く苺をいただいてきました。

苺の赤い色と、すっきりした酸っぱさと甘み、三角のふっくら大きめの姿が可愛い完熟苺。

 

☆ ☆

午後、家で仕事をしていると、「こんにちは。コレを食べてみて」

玄関に、コレを置くなり、「ありがとう」を言う間もなく

「じゃあ‥ネ」と、お帰りに。

この春の出初めたばかりの山菜、あまどころ\(^o^)/

 

やわらかく、つぼみの色の鮮やかなこと。

直ぐに湯がいて、シャキシャキした食感をいただきました。

ちょっと甘くて、後に少しの苦みが魅力です。

 

☆ ☆ ☆

実家に寄ったおりには、出はじめたばかりの椎茸を(^u^)

原木 しいたけ

原木 しいたけ

まん丸の椎茸

しいたけ

しいたけ

椎茸は身が厚く、食感はつるつる、しこしこ。

バター焼きと、甘辛く味付けして混ぜご飯で、初ものの椎茸をいただきました。

 

☆ ☆ ☆ ☆

赤泊の先輩からいただいたのは、めかぶ

根こんぶ

めかぶ

サッと茹で、細かく刻んでアツアツのご飯でいただきました。

 

海の香りと、ヌメリが新鮮。

茎の部分は、食感がしっかりしているので、煮もので(^v^)

 

いただいたのは、どれも、これも地元の食材

究極のスローフード(*^_^*)

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

両津の先輩から、クリスマスローズ

クリスマスローズ

クリスマスローズ

やさしい、色あいのクリスマスローズは、玄関に。

寒さの中でも、ソッとうつむきかげんに花を咲かせ、強さを秘めたクリスマスローズ。

 

季節の移り変わりは、

山に残る雪の加減・出まわる旬の海藻や花・地域ごとの春祭り‥など次々。

 

お互いが持っている大切なものを届けたり、交換したり。

田舎ならではの生活にこそ、実感します

 

美味しいものを、美味しいうちに・・・。

大切なものを大切な人に・・・。

嬉しくて、ありがたくて、気持ちが暖かくなる佐渡暮らしです。

 

平成 31 年 4 月 1 日、新しい年号が「令和」と定められた今日

佐渡の柿餅本舗は 10 周年を迎えました。

 

平成 22 年 4 月 1 日に開業以来、私たちは一貫して佐渡の素材を使い、

素にして上質な、お餅やお菓子を提案してまいりました。

 

柿もち、古代餅、柿のおかき、えごまのおかき

柿餅、古代餅、柿のおかき、えごまのおかき

 

この間、にいがた産業創造機構の「にいがたうまいものセレクション」に

平成 26 年度   佐渡の柿餅
平成 28 年度   柿のかき餅
平成 29 年度  えごまのかき餅
平成 30 年度  佐渡の古代餅

          の、4商品が選ばれました。

 

4商品の食材である、もち米(こがねもち)、おけさ柿、古代米、えごま、塩は、

すべて佐渡産の原料を使用しています。

 

新潟うまいものセレクション

新潟うまいものセレクション

 

創業当初は、手探りで始めた仕事ですが、

地元の先輩がたに、体験に基づいたアドバイスをいただきながら、

今日を迎えることができました。

 

これからも、創業時のわくわくする想いを大切にして、

佐渡の安心・安心の素材で、

おいしいお餅やお菓子を作っていきたいと思っています。

 

そして、元気で楽しく過ごせますよう、

佐渡から、美味しいものをいっぱい

発信できたらと、願っています\(^o^)/

 

佐渡で醤油を作ろうという、醤油作りのグループに参加して四年目。

 

昨年からは、個人に分かれて天地返しや日常の管理を続けてきました。

いよいよ、醤油搾りの当日を迎えました。

 

昨年までは、長野から搾り師さんに出張してもらっての搾りでしたが、

今年は、「佐渡で醤油を作ろう」と呼びかけてくれた、

齊藤哲さんがリーダーとなって、搾りの船を自分で作り、準備を整えてくれました。

 

湯を沸かして 準備

湯を沸かして 準備

箱根清水を鍋に沸かして、準備します。

 

火を点ける 絵になります

火を点ける

 

佐渡の名水 箱根清水

佐渡の名水 箱根清水

 

およそ40 リットルを加え

およそ40 リットルを加えます

どんどん、味わいが変化してきます

 

袋にもろみを入れて

搾り袋にもろみを入れて

丁寧に、船に袋を並べていきます

 

もろみを袋に

もろみを袋に

 

醤油の 誕生

醤油の 誕生

 

圧力をかけて 更に搾る

圧力をかけて 更に搾る

 

塩ボーメ計

塩ボーメ計で濃度の確認

 

ほぼ最後のキレイな醤油

ほぼ最後の一摘 美しい醤油

火入れをしない生搾り醤油を、今日のお土産として持ち帰り、お味見(^u^)

 

ぺったんこ 搾り袋

ぺったんこ 搾り袋

鍋に醤油を戻し、60 度までは、ゆっくり火を入れし、

以後は、88 度まで温度を上げます。

 

アクを、丁寧にすくい取りました。

 

温度が下がるのを待って

温度が下がるのを待って

ビニール袋に入れ、家に持ち帰りました。

 

これから、5 日から6 日くらいで澱が沈むのを待ち、瓶に移す予定です。

 

ありがたい事に、今日は晴天に恵まれて、外での一連の作業を無事に終えることができました。

 

搾ったもろみは、野菜を漬けたり、魚や肉を味付けしたり、味付けにするといいそうです。

 

佐渡の醤油搾り人を目指す齊藤さんは、10年近く前から醤油作りに参加し、

何年も長野の搾り師さんの指導を受けて、醤油作りを習得したそうです。

 

今年初めて、長野の搾り師さんの手を借りずに、自前で搾りの船を作り、

自らの手で、醤油搾りを成し遂げました。

佐渡において、この一歩は、将来に向かってとても大きな一歩となったように思います。

 

重複するところも多いですが、昨年の醤油搾りについての、ブログです。

https://sado-kakimochihonpo.com/sadoinaka/%E9%86%A4%E6%B2%B9%E3%82%92%E7%B5%9E%E3%82%8B/

 

朝の日の出が早くなってきました。

 

小鳥の鳴き声で、今朝は目をさましました。

チュンチュンと雀。 ホーホケキョと鶯。 お馴染みの声の主たちが元気です。

 

JAの売り場に寄ってみると、早春の楽しみ、佐渡産「生わかめ」が並んでいました。

生わかめ

生わかめ

洗って、鍋へ

 

みごとに 変身

みごとに 変身

さァ~と、磯の香りが広がり、さわやかグリーンに変身。

おみごと(*^_^*)

柔らかなのに、歯応えはしっかり食感。

 

活きのいいイカをボイルし、生ワカメとお酢の物にしていただきました。

 

残こりは、小分けにして冷凍保存にします。

 

先輩に教えてもらった方法が、とても重宝。

味噌汁の具として、ネギとワカメ、豆腐とワカメ、薄揚げとワカメなど、凍ったまま鍋に投入します。

 

生わかめで、季節の味を楽しめることも、

にして上質生活、かな(^。^)

 

なんと、朝から雪が舞っています。 ( 平成 31 年 3 月 24 日 )

 

無理はしないですが、雪が降って寒いから中止なんて、ヤワなことを言わないのが大人の遠足。

帽子・マフラー、ホッカイロを張り付け、防寒万全の対策をして、出発。

 

相川 開く集落

相川 開く集落

以前ここにあった相川測候所の脇から、急な坂道を登って開く集落へ到着。

ウォーミングアップの、足腰伸ばし。

 

道遊の割り戸

道遊の割れ戸

観光用のスナップ写真とは反対側の角度から、見えています。

 

牛を祀った 大日堂

牛が祀られている 大日堂

道中の安全を祈る、お堂

 

安産にご利益のある、お地蔵さまとか。

 

行程表

行程表

なんと、ここで、カメラの充電が切れてしまって‥

 

雪の薄く積もった山の道を、てくてく。

白く小さな、雪割り草・イチゲの花・黄蓮の花が可憐に咲いていました(^-^)

植物に詳しい方が、足元の「そこに咲いていますよ」

雪の中のでも凛と咲く姿は、細いけれど、たくましさを感じます。

 

(オウレン)の花 画像はインターネットからです。

黄蓮の根茎は漢方薬として利用され、佐渡の山から掘り出された時代があったと聞きます。

オウレンは、仲春~清明の今頃の季節をさす、俳句の季語だそうです。

 

途中には、山の斜面を切り開き、新しく開かれたばかりの道なので、

地層が全部見えるポイントがありました。

 

地層の堆積した部分、湾曲し、断層が隆起したりズレたり、地殻変動の様子がそのままに。

佐渡は、まだまだ誕生したばかりの大地であることがわかります。

 

 

Uターンして、いくつものため池の側を通り、春日崎まで下りて、昼食タイム。

 

今までは、簡単におむすびだけを持って参加していましたが、

お昼の定番、卵焼き・サラダ・お漬け物・コーヒーを入れて、チャンとしたお弁当を用意。

遠足の楽しみは、素朴に、外でのお弁当\(^o^)/

みんなと一列に並んで、いただきま~す。

 

鹿伏の黒い姿の波切不動尊・熊野神社・善知鳥神社・春日神社の能舞台を訪ねて。

 

相川ひなまつりの最終日でもあり、おひなさま見学も。

 

伊藤家の享保雛は

高さが 60 センチもあって、雅びなお顔の大きなお雛さま。

画像が無くてお伝えできないのが残念ですが、来年のお楽しみとしてまた拝見に伺いたいもの。

 

隣のホテル万長さんへ移動し

お雛さまを拝見して、ホテル万長さんの美術館へ。

お宝鑑定団でよく知られる芸術家たちの、陶芸・書・彫刻などがギュと詰まった美術館(^_^)v

 

ロビーでは、相茶会さんの主催でお茶会が催されていて、

お菓子とお抹茶をいただき、休憩しました。

相川ひなまつりを盛り上げるためのサービスとして、誰でもご馳走になれます(^-^)

いつもは大人の遠足のお仲間が、今日は和服で、にこやかにご接待をして下さいました。

 

続いて、本興寺さんへ

お釈迦さまが沙羅双樹の下で、北枕で入滅されようとしているようすを描いたのが涅槃図とか。

ご住職に、説明をしていただきました。

 

のんびり、のんびり歩いたようでも、約 14.300 歩の遠足。

初めて参加の方もいて、今日は 33 名。

おとなの遠足のメンバーの中には、植物に詳しい人がいて、地学に詳しい人もいて(^v^)

 

雪にもめげず、内容の濃い一日でした。

 

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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