佐渡で醤油を作ろうという、醤油作りのグループに参加して四年目。
昨年からは、個人に分かれて天地返しや日常の管理を続けてきました。
いよいよ、醤油搾りの当日を迎えました。
昨年までは、長野から搾り師さんに出張してもらっての搾りでしたが、
今年は、「佐渡で醤油を作ろう」と呼びかけてくれた、
齊藤哲さんがリーダーとなって、搾りの船を自分で作り、準備を整えてくれました。
箱根清水を鍋に沸かして、準備します。
どんどん、味わいが変化してきます
丁寧に、船に袋を並べていきます
火入れをしない生搾り醤油を、今日のお土産として持ち帰り、お味見(^u^)
鍋に醤油を戻し、60 度までは、ゆっくり火を入れし、
以後は、88 度まで温度を上げます。
アクを、丁寧にすくい取りました。
ビニール袋に入れ、家に持ち帰りました。
これから、5 日から6 日くらいで澱が沈むのを待ち、瓶に移す予定です。
ありがたい事に、今日は晴天に恵まれて、外での一連の作業を無事に終えることができました。
搾ったもろみは、野菜を漬けたり、魚や肉を味付けしたり、味付けにするといいそうです。
佐渡の醤油搾り人を目指す齊藤さんは、10年近く前から醤油作りに参加し、
何年も長野の搾り師さんの指導を受けて、醤油作りを習得したそうです。
今年初めて、長野の搾り師さんの手を借りずに、自前で搾りの船を作り、
自らの手で、醤油搾りを成し遂げました。
佐渡において、この一歩は、将来に向かってとても大きな一歩となったように思います。
重複するところも多いですが、昨年の醤油搾りについての、ブログです。
https://sado-kakimochihonpo.com/sadoinaka/%E9%86%A4%E6%B2%B9%E3%82%92%E7%B5%9E%E3%82%8B/
朝の日の出が早くなってきました。
小鳥の鳴き声で、今朝は目をさましました。
チュンチュンと雀。 ホーホケキョと鶯。 お馴染みの声の主たちが元気です。
JAの売り場に寄ってみると、早春の楽しみ、佐渡産「生わかめ」が並んでいました。
洗って、鍋へ
さァ~と、磯の香りが広がり、さわやかグリーンに変身。
おみごと(*^_^*)
柔らかなのに、歯応えはしっかり食感。
活きのいいイカをボイルし、生ワカメとお酢の物にしていただきました。
残こりは、小分けにして冷凍保存にします。
先輩に教えてもらった方法が、とても重宝。
味噌汁の具として、ネギとワカメ、豆腐とワカメ、薄揚げとワカメなど、凍ったまま鍋に投入します。
生わかめで、季節の味を楽しめることも、
素にして上質生活、かな(^。^)
なんと、朝から雪が舞っています。 ( 平成 31 年 3 月 24 日 )
無理はしないですが、雪が降って寒いから中止なんて、ヤワなことを言わないのが大人の遠足。
帽子・マフラー、ホッカイロを張り付け、防寒万全の対策をして、出発。
以前ここにあった相川測候所の脇から、急な坂道を登って開く集落へ到着。
ウォーミングアップの、足腰伸ばし。
観光用のスナップ写真とは反対側の角度から、見えています。
道中の安全を祈る、お堂
安産にご利益のある、お地蔵さまとか。
なんと、ここで、カメラの充電が切れてしまって‥
雪の薄く積もった山の道を、てくてく。
白く小さな、雪割り草・イチゲの花・黄蓮の花が可憐に咲いていました(^-^)
植物に詳しい方が、足元の「そこに咲いていますよ」
雪の中のでも凛と咲く姿は、細いけれど、たくましさを感じます。
(オウレン)の花 画像はインターネットからです。
黄蓮の根茎は漢方薬として利用され、佐渡の山から掘り出された時代があったと聞きます。
オウレンは、仲春~清明の今頃の季節をさす、俳句の季語だそうです。
途中には、山の斜面を切り開き、新しく開かれたばかりの道なので、
地層が全部見えるポイントがありました。
地層の堆積した部分、湾曲し、断層が隆起したりズレたり、地殻変動の様子がそのままに。
佐渡は、まだまだ誕生したばかりの大地であることがわかります。
Uターンして、いくつものため池の側を通り、春日崎まで下りて、昼食タイム。
今までは、簡単におむすびだけを持って参加していましたが、
お昼の定番、卵焼き・サラダ・お漬け物・コーヒーを入れて、チャンとしたお弁当を用意。
遠足の楽しみは、素朴に、外でのお弁当\(^o^)/
みんなと一列に並んで、いただきま~す。
鹿伏の黒い姿の波切不動尊・熊野神社・善知鳥神社・春日神社の能舞台を訪ねて。
相川ひなまつりの最終日でもあり、おひなさま見学も。
伊藤家の享保雛は
高さが 60 センチもあって、雅びなお顔の大きなお雛さま。
画像が無くてお伝えできないのが残念ですが、来年のお楽しみとしてまた拝見に伺いたいもの。
隣のホテル万長さんへ移動し
お雛さまを拝見して、ホテル万長さんの美術館へ。
お宝鑑定団でよく知られる芸術家たちの、陶芸・書・彫刻などがギュと詰まった美術館(^_^)v
ロビーでは、相茶会さんの主催でお茶会が催されていて、
お菓子とお抹茶をいただき、休憩しました。
相川ひなまつりを盛り上げるためのサービスとして、誰でもご馳走になれます(^-^)
いつもは大人の遠足のお仲間が、今日は和服で、にこやかにご接待をして下さいました。
続いて、本興寺さんへ
お釈迦さまが沙羅双樹の下で、北枕で入滅されようとしているようすを描いたのが涅槃図とか。
ご住職に、説明をしていただきました。
のんびり、のんびり歩いたようでも、約 14.300 歩の遠足。
初めて参加の方もいて、今日は 33 名。
おとなの遠足のメンバーの中には、植物に詳しい人がいて、地学に詳しい人もいて(^v^)
雪にもめげず、内容の濃い一日でした。
陽ざしが暖かくなってきたことを実感するのが、車に乗り込んだ時。
今までは、先ずヒーターを ON にすることでしたが、車内がほんわり温か。
やっと春がきました\(^o^)/
15 回目の相川・ひなまつりが催されていて、ひなさん巡りで賑わっています。
今日は、その相川へ。
我が家でも、一年ぶりにお雛さまを飾り、ひと枝の桃の花と雛あられを添えてお祝い。
私にとってひな祭は、ご馳走をいただく口実にできる、春の特別な日。
今日は、ホテル万長さんの、相川ひなまつりを祝っての特別メニューの
“ ひなまつり春彩弁当 ” を予約し、持ち帰っていただきました。
菜の花のおひたし 桜の花びら さくら餅
蟹しんじょうや海老のさくら色、卵や菜の花の黄色、苺やいくらの赤、山菜の天ぷら。
ちらし寿司だけでも豪華なのに、春の色を集めた楽しい折までついています。
お腹いっぱい(^u^) おいしかったです\(^o^)/
子育て時代には、花見の弁当・運動会の弁当・遠足の弁当・雛まつりのちらし寿司など、
行事ごとのお弁当を考えましたが、
今は季節ごとの弁当作りとは、縁がなくなってしまいました。
ニュースによれば、関東地方では今日にも、桜の開花宣言がありそうですが、
佐渡では、まだまだ。
半月くらいの季節の時間差を感じながら、暮らしています。
とは言え、
学校や会社の年度の締めくくりの行事は同じ。
保育園の卒園式が終わり、22 日には小学校の卒業式が予定されています。
社会人の移動も内辞が出されたようで‥、
あちらこちらから「 転勤します 」の挨拶を、お聞きします。
どなたにとっても、大切な区切りの季節ですね。
年に一回のお楽しみ、お雛さまの “ ちらし寿司 ” ご馳走になりました(^。^)y-.。o○
カリスマガイドと巡る、バスツアー。
午後の部
佐渡文化学習は、昼食休憩へ。
ときわ館にて
お昼の食事を、皆さん揃っていただきま~す(^-^)
一品ごとに味付けを工夫したお料理と、こんなにも品数が豊富なお弁当に、
フタを開けたとたんに、みなさんが笑顔に(^。^)
炊き込みご飯 お煮つけ 塩糀の漬け物 酢のもの 揚げ物たっぷり デザート み~んな手作り。
今が旬の佐渡産ワカメ入りの、熱々のお味噌汁も添えられて美味しいこと。
とても心のこもったメニューを、楽しくいただきました。
お弁当の写真は
私がうっかり記録する事を忘れてしまったので、ときわ館の若女将に写真をいただいたものです。
我が柿餅本舗の搗きたて柿餅も、昼食の一品に加えていただきました。
国指定の 重要無形民俗文化財 佐渡文弥人形
常盤座公演「 檀 風 」
平成元年に、女性だけの文弥人形芝居の座を旗揚げした <常盤座>
二階に専用の舞台を持ち、佐渡の文弥人形を伝える拠点となっています。
今日の、常盤座公演の演目は
妙宣寺と大膳神社にとてもゆかりのある
「 檀 風 」
舞台を打ちつける柝の音から。
期待とわくわく感で、幕が開きます。
人形と一体となって、激しい立ち回り
文弥人形は、人形を一人で遣います。
ダンダン、という足音も効果音のように聞こえます
沖に漕ぎだした船を、数珠を擦り合せ念仏を唱え呼び戻す
無事に岸を離れ、逃れることができた!!
熱演の成功を物語る、座員のみなさんの笑顔です
たたみ掛けるような語りで、話の情景がうかぶ太夫の三味線の弾き語り。
本多宗青太夫 と 和田登志江座長。
芝居は生きていることを、実感(^-^)
演技の途中でも拍手が湧きあがるほど、観客を魅了した公演でした。
善光寺へ
本堂には、長野の善光寺と同じように、戒壇めぐりができるようになっていて、
七回お参りすると、長野の善光寺へ参拝したのと同じ御利益が得られるそうです。
「 鐘突き堂をよく見るといいですよ 」
見上げれば、立派な龍の彫刻。
恥ずかしながら、こんな立派なお寺があることも知りませんでした。
戒壇めぐりの入り口付近は、さながら長野の善光寺とそっくりのたたずまい。
最後の訪問先は、お猿さんの神社で有名な日吉神社へ。
あちらにも、こちらにも、裃を付けた猿や、見猿、聞か猿、言わ猿達が・・・・。
達人と言うのは、すごいな。
プロの仕事ぶりの見事さと、驚きに満ち満ちた一日を過ごすことが出来ました。
今日を振り返ってみると、
神社の用語・作法・たくさんの地名・植物・神社の名前・歴史に登場する人物など
なんと情報量が多かったことか。
佐渡を知るは楽し、ふるさとの歴史を知るは楽し。
文化を伝える素晴らしい人達に逢うは、なお楽し。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。